① 就職・進路の展望|スポーツだけじゃない、広がるキャリアの選択肢
「スポーツ健康学部」と聞くと、「体育の先生になる学部?」「スポーツ選手の養成?」と思われる保護者の方も多いかもしれません。
ですが、法政大学スポーツ健康学部は、スポーツ×科学×人間理解という複合的な視点から、人の健康と社会を支える力を育てる学部です。
就職先はスポーツ業界だけでなく、次のような分野にも広がっています:
- スポーツメーカーやフィットネス関連企業
- 健康・福祉・医療機関での支援職
- 一般企業(営業・人事・広報など)への就職も多数
- 国家資格を活かした専門職(健康運動指導士、公認スポーツ指導者 など)
- 学校教員(保健体育)や大学院進学も選択肢に含まれる
実際に、卒業後の正社員就職率も安定しており、運動部出身者だけでなく文系就職志望の学生にも対応できるのがこの学部の強みです。
※偏差値はパスナビ参照:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/3050/difficulty/
② どんな学生がいる?|体育会系だけじゃない、多様な個性が集まる学部
「体育会系ばかりでちょっと心配…」という親御さんの声もよく聞かれますが、法政大学スポーツ健康学部の学生は決して体育一辺倒ではありません。
👥 学生の傾向は?
- スポーツ経験者が多いが、競技志向だけでない
- 明るく社交的なタイプが多く、協調性が高い
- 健康や教育、心理学など“人に関わる学び”への関心が強い
- ゼミや授業での発表、ディスカッションも活発
🏫 大学生活の雰囲気は?
- 多摩キャンパスは自然に囲まれた落ち着いた環境
- サークルや部活動も充実、上下関係も適度で穏やか
- 実習先や外部活動に出ることも多く、社会との接点が早くから持てる
「元気でまじめ、だけどガツガツしすぎていない」
そんな雰囲気の学生が多い印象です。
③ 学びの内容|“好き”をキャリアにする専門カリキュラム
法政大学スポーツ健康学部では、**「スポーツ」「身体」「健康」「教育」**といったテーマを多角的に学べる設計になっています。
📚 具体的なカリキュラム例
分野 | 主な科目 |
---|---|
スポーツ科学 | スポーツバイオメカニクス、トレーニング理論、スポーツ医学など |
健康科学 | 健康心理学、栄養学、健康教育、疫学など |
教育・社会 | スポーツ社会学、青少年教育論、保健体育科教育法など |
実践系 | トレーニング実習、学校現場での教育実習、地域健康支援プロジェクトなど |
特に3年次以降はゼミナールや専門演習が中心となり、「現場に出る力」や「人の命と健康に関わる責任感」を身につけます。
🎓 資格取得も可能
- 中高保健体育の教員免許
- 健康運動指導士/スポーツ指導者(各種団体認定)
- 社会福祉主事任用資格
- スポーツ心理士関連科目も一部対応
④ 保護者が気になるQ&A
Q. 競技経験がなくても入れますか?
→ 問題ありません。実際にスポーツを「する」ことが得意でなくても、理論・教育・支援など、関わり方は多様です。
Q. 卒業後はどんな仕事に就いていますか?
→ スポーツ指導者、保健体育の教員、健康関連企業の職員、一般企業の営業・広報・人事など多岐にわたります。
Q. 就職に不利では?専門職に偏っていませんか?
→ 文系就職も多数あり、体育系の就職に限られません。ゼミやキャリアセンターの支援が充実しています。
Q. ケガや身体面のケアは大丈夫?
→ 学内にはトレーナー資格を持つ教員や、実技指導に長けたスタッフが在籍しており、安全管理には非常に配慮された体制です。
Q. 学生の雰囲気は?荒れていませんか?
→ 穏やかで礼儀正しい学生が多く、いわゆる“体育会ノリ”の強すぎる雰囲気ではありません。親御さんからも安心の声が多く寄せられています。

⑤ まとめ|スポーツを軸に、人と社会を支える力を育む4年間
項目 | ポイント |
---|---|
学びの内容 | スポーツ・健康・教育・心理などを横断的に学べる |
学生の傾向 | 明るく協調的、競技志向だけでなく多様な関心層が在籍 |
キャリア | スポーツ業界だけでなく、教育・一般企業・福祉にも強い |
難易度 | 中堅〜やや難関レベル。※偏差値はパスナビ参照 |
保護者安心ポイント | 安全管理や進路支援が手厚く、落ち着いた学生が多い |
お子さんが「スポーツを学びたい」と言ったとき、「それって将来どうなるの?」と不安になるのは当然のことです。
ですが、法政大学スポーツ健康学部は“好き”を将来につなげられる数少ない学部の一つ。
「学ぶ意味」が見える学部として、親御さんからの満足度も高い選択肢です。
参照:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/3050/difficulty/
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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