【親目線】早稲田大学スポーツ科学部｜在学生インタビューでひもとく学びとキャリア

① 学生ストーリー｜「競技」と「学問」を両立できる環境を求めて

「スポーツを極めたい。でも大学では“学び”も妥協したくなかったんです。」

そう語るのは、早稲田大学スポーツ科学部3年の田中悠人さん（仮名）。高校では全国大会に出場するほどの実力を持つ陸上競技の選手でした。引退後の進路を考えたとき、体育大学ではなく、より学問的にも深くスポーツを探究できる環境を求め、早稲田を志望。

「“スポーツをやってきた自分”の経験を、社会で活かせる知識に変えたい。そんな想いがありました。」

大学での最初の1年は、正直とまどうことも多かったそうです。授業の難易度は想像以上で、周囲の学生も非常に優秀。「“なんとなく体育系”という感覚で入っていたら、ついていけなかったと思います」と田中さんは振り返ります。

② 学びの内容｜スポーツを科学で解明し、社会に活かす

基礎科目：スポーツ科学概論、解剖学、運動生理学、バイオメカニクスなど
専門科目：スポーツ心理学、コーチング論、スポーツ経営学、健康政策論、応用栄養学など
実践演習：トレーニング科学実習、教育現場での観察実習、企業との共同プロジェクトもあり

田中さんは「障がい者スポーツの普及とメディア戦略」に関するゼミで、取材・現地調査を通じて研究中。筋電図や運動解析ソフトを使った先進的な学びも進めています。

「文献を読むだけじゃなく、実際に現場に出て課題に触れる。“社会とつながる学び”がここにはあります。」

③ 大学生活の雰囲気｜スポーツ中心でも、落ち着いた空気感

所沢キャンパスは自然に囲まれ、のびのび学べる
推薦組・一般組が共存、上下関係もフラットで協調的
体育会的な雰囲気というよりは、「自由と責任のある空気感」

「“体育会系のノリ”を想像する方もいるかもしれませんが、実際はすごく落ち着いていて、多様性がある雰囲気です。」

フィールドワークや国際研修など、学外での学びも豊富。研究設備も整っており、実技と理論をバランスよく学べます。

④ Q&A｜保護者が気になるポイントに答えます

Q. スポーツが得意でないとついていけませんか？
→ いいえ。分析・心理・教育など、身体活動に偏らない学びが豊富です。

Q. 雰囲気は？上下関係は厳しい？
→ 協調性のある学生が多く、体育会的な厳しさはありません。

Q. 就職先は？専門職だけですか？
→ 教員・スポーツ業界・福祉・一般企業など多岐にわたります。

Q. 難易度は？
→ 全国から受験者が集まる難関学部です。※偏差値はパスナビ参照

Q. グローバルな学びはある？
→ 海外研修・国際研究科目など多彩に用意されています。

Q. 保護者として安心して送り出せる？
→ 健康・メンタル・学習・進路の各面でサポート体制が整っています。

⑤ 保護者目線での安心材料｜サポート・雰囲気・将来性

保健管理体制やケガ対応も整備
学習・生活・キャリアまで支援体制あり
スポーツ一本に偏らず、将来の選択肢が広い

「将来、どう転んでも道がある」と思える学部設計。親として安心できる理由のひとつです。

⑥ 在学生の1日｜授業・ゼミ・アルバイトのバランス

1限：運動生理学 → 2限：プレゼン系授業 → 昼食＆ゼミ準備 → 3限：ゼミ活動 → 放課後：トレーニング＋アルバイト

「大学の1日は、“自由だけど責任ある時間”。生活リズムは自分で組めます」

⑦ まとめ｜スポーツを通じて社会と人を深く学べる学部

特徴	内容
学び	科学・心理・教育・国際など多角的に学べる
雰囲気	明るく穏やか。推薦・一般の垣根なし
就職	教職、一般企業、福祉・医療など幅広い
難易度	全国屈指の人気学部（※偏差値はパスナビ参照）
サポート	健康・生活・進路の支援体制が充実

「スポーツを“する”から“学ぶ”へ、そして“社会に活かす”へ」
それが、早稲田スポーツ科学部が育てる“人間力”です。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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2025.04.23