【親目線】青山学院大学 文学部|言葉と文化の力で未来を拓く学び

GMARCH

青山学院大学 文学部とは?

言葉・文化・歴史から、人間の本質に迫る学び

青山学院大学文学部は、人間の営みを「言語・文学・思想・歴史・芸術」といった視点から深く探究する学部です。
急速に変化する社会のなかで、「本質を見抜く力」「他者と理解し合う力」がますます求められる今、文学部の学びは大きな価値を持ちます。

保護者目線で見ると、コミュニケーション能力・論理的思考力・創造性といった、社会で応用可能な力を土台から育んでくれる、安心して送り出せる学部といえるでしょう。


学びの内容

7つの学科で、人と文化を多角的に探究

文学部は以下の7学科に分かれています。

学科名主な学びの領域
英米文学科英語圏文学・文化・語学力・英語教育
フランス文学科フランス語・文学・思想・映画などの文化全般
日本文学科古典から現代文学まで、日本語の深い理解と表現力
史学科日本史・西洋史・東洋史・文化財研究
比較芸術学科美術・音楽・演劇・映像など多様な芸術の比較研究

カリキュラムの流れ(例:英米文学科)

  • 1・2年次:語学・基礎文献読解・学問の方法論
  • 3・4年次:ゼミでの専門研究(小説・詩・演劇・文化論など)
  • 全学科共通:プレゼン・レポート・ディスカッションを重視した授業構成

少人数制のゼミを中心に、自ら問いを立て、答えを探す「対話型の学び」が展開されます。


就職とキャリア

“人間力”で勝負できる進路の広さと強さ

文学部は就職に不利というイメージを持たれることもありますが、青学の文学部は違います。論理力・表現力・対話力を武器に、幅広い業界で活躍する卒業生が多数います。

主な進路先(実績のある業界)

  • 出版・マスコミ・広告・教育
  • 一般企業(商社・IT・メーカー・サービス)
  • 公務員・教員
  • 大学院進学や海外留学も一定数

キャリア支援の特徴

  • 専門職・教育職向けの個別支援あり
  • ES・面接対策、OG・OBとの連携イベントも充実
  • 学科ごとの進路セミナーや相談体制が整備

「文学部だからこそ育つ力」で、自己表現と課題解決が求められる職場にマッチしやすい傾向があります。


入試情報(※偏差値はパスナビ参照)

英語力を活かした多様な受験方式

青山学院大学文学部の入試制度は以下の通りです。

主な方式:

  • 一般選抜(共通テスト+独自試験)
  • 共通テスト利用入試
  • 総合型選抜(旧AO)
  • 学校推薦型選抜(指定校)

出題傾向の特徴:

  • 英語に重点を置いた問題構成(特に英米文学科)
  • 思考力・表現力を問う記述問題が多い
  • 国語や世界史の深い読解力がカギになる学科も

文系志望の受験生にとって、戦略的に対策しやすいのが青学文学部の特徴です。


学生の雰囲気

柔らかくて個性的。でも内に芯がある学生が多い

青学文学部には、感性や表現力に優れた学生が多く見られます。

  • 落ち着いた雰囲気で、静かに本と向き合うタイプ
  • サークルや創作活動に打ち込むアクティブな子
  • 芸術・文化へのこだわりが強く、自分の世界を大切にする学生も多数

服装や考え方に個性が出る一方で、他者を尊重する姿勢が根付いているのも特徴。多様性のなかで共に学ぶ環境があります。


キャンパスの雰囲気

渋谷に近い表参道キャンパスの“洗練された落ち着き”

青山学院大学文学部は、表参道にある青山キャンパスで学びます。

  • 都心にありながら緑も多く、静かな学習環境
  • 歴史ある赤レンガの校舎が象徴的
  • 周囲にはカフェやギャラリーも多く、感性が磨かれる環境

アクセス抜群で、保護者としても通学の利便性や安全面で安心できる立地です。


こういう子には合わないかも

数値や実践重視型の子はミスマッチかも

以下のような傾向がある場合は、他の学部が向いている可能性もあります:

  • データ・数字を扱うのが得意で、理詰めで考えたいタイプ
  • 即戦力になるスキル重視で学びたい子
  • 一人で黙々とよりも、チームで何かを動かしたい志向が強い子

文学部の学びは「問いを立て、深めること」が中心。抽象的思考や内省が好きな子にフィットします。


よくある質問(Q&A)

Q1. 文学部って就職に不利じゃないですか?
→ 幅広い業界に対応できる“言葉と論理の力”が評価されており、卒業生の進路は多彩です。

Q2. 英語が得意じゃないと無理ですか?
→ 英米文学科は特に英語重視ですが、日本文学科や史学科などは日本語中心の学びです。

Q3. 教員免許は取れますか?
→ はい、各学科で中高の教員免許(国語・英語・地歴など)取得が可能です。

Q4. 海外留学制度はありますか?
→ 長期・短期ともに豊富な制度が整っており、文学部生も多く参加しています。

Q5. 課題は多いですか?
→ レポートや文献読解が中心ですが、計画的に取り組めば無理のない範囲です。


まとめ

感性を言葉に、知性を社会に活かす学びの場

青山学院大学文学部は、「知る喜び」「表現する楽しさ」を土台に、現代社会でも通用する“人間力”を養う学びが詰まっています。

学生一人ひとりの個性が尊重され、自分のペースで深く考える時間が持てる環境。保護者の立場からも、安心して見守れる温かさと、確かな成長が期待できる学部です。


本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

※参考

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