就職とキャリア|教職だけじゃない、教育を軸に広がる未来
関西学院大学教育学部では、「教員になること」だけがゴールではありません。
教育を通して「人と社会を育てる力」を身につけ、多様な進路に対応できるのが特長です。
進路カテゴリ | 主な職種や進路先 |
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教育分野 | 小学校教員、特別支援学校教員、教育支援員、教育行政 |
一般企業 | 人材、教育サービス、メーカー、IT、出版・メディア |
公共・福祉系 | NPO、自治体職員、福祉・心理系支援機関 |
大学院進学 | 教育学・心理学・発達科学など |
教育学部=教員養成と捉えがちですが、実際は「人の成長」に関わる職種全般で活躍している卒業生が多くいます。
学生の雰囲気|子ども好きでまっすぐ。思いやりがベースにある
関学教育学部の学生には、こんな特徴があります。
- 子どもと関わることが好き
- 優しくて気配りができる
- 教育に情熱があり、目標に対して努力できる
- 明るくポジティブで、対人関係が得意
授業でもグループワークが多く、協調性が育まれるため、穏やかで支え合う空気があります。
現場実習での経験も多く、実践の中で自信を深めていく学生が多いのも特長です。
キャンパスの雰囲気|西宮上ケ原の広々とした自然あふれる環境
教育学部は、西宮上ケ原キャンパスに位置しています。
関西学院大学の象徴的な「時計台」のある広大なキャンパスは、自然と学問が融合した理想的な学習空間です。
- 【立地】阪急「甲東園」駅からバス圏内、閑静で落ち着いた文教地区
- 【施設】教育学専用の演習室、模擬教室、図書館が充実
- 【空気感】開放的かつ穏やか。他学部との交流も盛ん
キャンパス内では教育学部生が幼児と接する実践演習の様子も見られ、「学びが動いている」実感が得られます。
こういう子には合わないかも|受け身な子・一人で完結したい子は注意
教育学部の学びは、実践・グループ・対人が基本です。
以下のようなタイプの子には、やや相性が悪いかもしれません。
- 人と関わるのが苦手
- 自分の世界を大事にしたい
- 座学だけで学びたい
- 話す・動くより“黙って考える”ほうが得意
もちろん、在学中に変わることもありますが、教育学部の本質は「人と関わってこそ」。その点だけは理解しておきましょう。
学びの内容|理論×実践で「人を育てる力」を体系的に学ぶ
関学教育学部では、次のような学びが展開されています。
学びの構成
- 教育原理・教育心理学・発達科学など理論的な土台
- 教職課程による指導技術の習得
- 学外実習(小学校・特別支援学校等)での実践
特徴的な取り組み
- 模擬授業、教育ボランティア、地域との連携授業
- ICT活用やインクルーシブ教育の研究
- 少人数制ゼミでの深掘り学習と指導者からの丁寧な支援
「机上の空論」にならず、現場に活きる力が段階的に身につくカリキュラムです。
Q&A|保護者の方が気になる疑問にお答えします
Q1. 教員になる学生の割合は?
→ 約半数が教職を志望していますが、一般企業に進む学生も少なくありません。
Q2. 教員採用試験のサポートは?
→ 対策講座や模擬面接、個別相談など、サポートは非常に充実しています。
Q3. 実習って大変?
→ 大変ではありますが、学生にとって大きな成長の機会になっています。準備も含めてサポートあり。
Q4. 教育現場以外でも役立つ?
→ 対人スキル・組織運営力など、社会全般で活きる力が育ちます。
Q5. 女性が多い?
→ 男女比は6:4ほど。女性の方がやや多めですが、男子学生も年々増加中です。
Q6. 留学制度はある?
→ 教育に関する国際プログラムもあり、教育の在り方を海外視点から学ぶ機会があります。
入試情報|関学教育学部の入り方(※断言なし)
- 一般選抜(文系型)が中心。国語・英語・社会など3教科型
- 共通テスト利用入試あり
- 総合型選抜・学校推薦型選抜も実施
- 教職志望動機や面接が重視されることも
- ※偏差値はパスナビ参照
教育への関心・経験が評価されやすいので、志望動機を深めることがカギです。
まとめ|人を育てることは、未来を育てること
関西学院大学教育学部は、「子どもと関わりたい」という気持ちを出発点に、
“社会に必要とされる力”を着実に育ててくれる学部です。
教員としてだけでなく、人材育成・教育サービス・地域貢献など、さまざまな分野で活躍できる下地がつくられます。
子どもの「優しさ」や「対人力」を将来の力に変えたい保護者の方に、心からおすすめできる選択肢です。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
参考
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