【親目線】東洋大学文学部で学んだこと、課外活動、就職活動を卒業間近の学生が親と語る

文学部

学びの内容

:「東洋の文学部って、ざっくり言うとどんなことを学ぶの?」

学生:「“人間を深く知る”ってことかな。僕は哲学科だったから、“生きる意味”とか“人間の自由とは”みたいなことを、ずっと考えてきた。」

:「東洋大って哲学がルーツだったよね?」

学生:「うん、“哲学する大学”ってよく言われてて、今もその伝統がちゃんと息づいてる感じ。西洋哲学はもちろん、東洋思想も学べるのが魅力だったよ。」

:「そんな深い話を、授業でやってるんだね。」

学生:「最初は難しいけど、自分の考えを言葉にする訓練になるし、“自分で考えるクセ”が自然とついてくるんだ。」

課外活動の経験

:「授業以外では、何をしてたの?」

学生:「ゼミ中心の生活だったかな。2年から入った“現代倫理ゼミ”では、文献を読み込んで、自分たちで問いを立てて発表するスタイル。あとは、読書サークルで他学科の人と一緒に哲学対話もしてたよ。」

:「なんか、しっかり“考える力”が鍛えられそうな活動ばかりだね。」

学生:「そうだね。あとは、文学部らしく、大学の文芸誌に短編小説を寄稿したりもしてた。創作を通して、自分の内面を見つめ直す時間にもなったよ。」

:「自分と向き合う時間が多かったんだね。」

学生:「うん、派手じゃないけど、じっくり育ててくれる学部だったと思う。」

休日の過ごし方

:「勉強に集中してるのは分かったけど、休日はちゃんとリフレッシュしてた?」

学生:「してたよ(笑)。白山キャンパスの周辺って静かで、落ち着いたカフェも多いから、読書しに行ったり、散歩したり。谷根千エリアも近いから、歴史ある街を歩くのが好きだった。」

:「文学部の学生って、街の空気を味わうのが上手そうね。」

学生:「たしかに(笑)。あとは映画観たり、美術館行ったり。休日も自然と“文化的な時間”を過ごすようになってたかも。」

:「インプットの時間が多かったんだね。」

学生:「うん、それが結局、学びにも繋がってたと思う。」

就職活動の進捗

:「就職活動はどうだった?文学部って進路が読みにくいイメージがあるけど…」

学生:「たしかに最初は“何になれるのか”って不安もあった。でも、“自分の言葉で話せる力”を活かして、編集・広報・人事あたりを中心に見てたよ。」

:「最終的には、どこに決めたの?」

学生:「出版系の企業に内定もらった。採用担当の人に“面接で一番伝わってきたのは、あなたの考える力と文章の温度です”って言ってもらえて、本当にうれしかった。」

:「それ、まさに文学部で身につけたことの証だね。」

学生:「うん。哲学も文学も、就活では直接役に立たないって思われがちだけど、土台になる力は確実に活きるんだなって。」

文学部の学生について

:「文学部って、どんな学生が多かった?」

学生:「落ち着いた人が多かったかな。がつがつ競争するタイプじゃなくて、それぞれのペースで“考えること”を大事にしてる人が多かった。」

:「和やかな雰囲気なの?」

学生:「うん、議論はするけど、“勝ち負け”じゃない感じ。あとは、自分の世界観を持ってる人が多かった。美術好きだったり、詩を書いてたり…」

:「多様だけど、どこか共通して“内面が豊か”って印象を受けるね。」

学生:「そう、“静かだけど深い”っていうのが文学部っぽさかも。」

一番の思い出

:「大学4年間で一番の思い出は?」

学生:「卒論を書き終えた夜かな。“自己とは何か”ってテーマで書いてて、図書館に何日もこもって資料漁って、やっと完成したときの達成感はすごかった。」

:「何か、自分自身と向き合った4年間だったんだね。」

学生:「そう。知識じゃなくて、“自分で問い続ける姿勢”を一番学んだ気がする。」

受験生の親に向けたメッセージ

学生:「東洋大学の文学部は、“思考すること”を何より大切にする場所です。派手さはないかもしれないけど、言葉と向き合い、自分と対話し続けた時間は、一生の財産になりました。就職にもきっとつながります。どうか安心して送り出してあげてください。」

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

参考

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