【親目線】早稲田大学政治経済学部で見つけた“社会とつながる視点”──私が学び続けた理由

政治経済学部

こんな高校生が早稲田大学政治経済学部を志望しました

小さい頃から、ニュースを見ながら「どうしてこうなったんだろう?」って考える癖がありました。 物価が上がる理由、選挙制度の仕組み、貧困と国際支援…。教科書の答えよりも、その背景や構造に興味があるタイプだったと思います。

高校の公民の授業で、経済と政治が表裏一体だってことを学んで、「どっちかじゃなくて、両方学びたい」と思ったのがきっかけです。

早稲田の政経学部は、経済・政治・国際分野が有機的につながっていて、自分の“問い”をそのまま持ち込める学部だと感じて受験を決めました。

政治経済学部の授業とゼミで学んだこと

1年目は、経済原論と政治学入門で基礎を固めるところからスタート。正直、経済の数式に最初は心折れかけました。でも、「数字の裏に社会がある」っていう教授の言葉で、視点が変わったんです。

例えば、失業率の上昇ひとつ取っても、それは単なる数字じゃなくて「生活の不安」が見えてくる。政治制度や経済政策って、誰かの“毎日”に直結してるんだってことに、授業を通して実感しました。

2年以降は、国際政治経済学のゼミに所属して、国際開発や援助政策をテーマにディスカッション。自分の「知りたい」がどんどん深掘りされていく感覚が楽しかったです。

進路を決めた理由と早稲田政経での将来への気づき

私は今、国際機関で働くことを目標にしています。 その原点は、2年生の夏に参加したフィールドワーク。東南アジアの農村を訪れて、「支援が届いていない現場」と出会ったことが転機でした。

「支援って、制度があるだけじゃ足りないんだな」って実感したんです。言葉も文化も違う相手に寄り添って、仕組みを整える。それってすごく難しいけど、やりがいのある仕事だと思いました。

いまは国際公共政策系の大学院進学を目指して準備中です。社会を知って、変えていける人になりたい。それが今の夢です。

早稲田大学政治経済学部でのキャンパスライフ・大学生活のリアル

  • とにかく「人」の多様性。帰国子女も、地方出身者も、政治活動してる人もいる。全員が“何かの軸”を持っていて、議論が本気です
  • ゼミでは、政策提案書を実際に行政関係者にプレゼンする機会もあり、リアルな手応えがありました
  • インターンではシンクタンクの現場に参加。データ分析から政策提言まで一貫して経験できたのは貴重でした
  • 授業後、教授と30分以上雑談することも日常。学びが“教室の外”にまで広がっていきます

保護者が気になる進路・就職・キャリア支援について

  • 政治・経済・国際の3軸から自由に専攻を横断できる柔軟なカリキュラム
  • 卒業生は、官公庁、国際機関、企業の企画・マーケ職、起業など多方面で活躍
  • キャリアセンターの支援に加え、教授やゼミ単位での就職・進学サポートも充実
  • 語学や統計分析、レポート執筆力など、社会で通用する基礎力が自然と身につきます

親子のリアルな会話(進学・学び・就職をめぐって)

「あんた、早稲田入ったはいいけど、政経ってやっぱり大変だった?」

「うん、最初の経済の授業はマジで何言ってるか分かんなかった(笑)でも、“社会の見方”が変わった感じはあるよ」

「それって就職とかにも役立つの? 将来どうするつもり?」

「実はね、今、国際系の大学院目指してる。現場を見てから、本気で“人の暮らしを支える制度”を作りたいと思ったんだ」

「あんたがそこまで考えてたの、知らなかった…。でも、そう思える大学生活を送れてるなら、よかったな」

「うん。早稲田に来て、周りの人にも、学びにも、ほんとに恵まれてると思ってる」

こういう子には早稲田政経は合わないかもしれません

  • “答えが一つ”じゃないと不安なタイプには少し難しく感じるかもしれません
  • 情報量が多く、自分からテーマを掘っていく姿勢がないと流されがちになります
  • 逆に、「社会の仕組みが気になる」「自分の視点を持ちたい」という人には最高の環境です

学生時代に一番大変だった経験と、それを乗り越えた話

一番しんどかったのは、3年生のゼミで書いた英語論文。 「SDGsと地方行政の関係性」というテーマだったんですが、論文構成、データ収集、英語表現、全部に苦戦しました。

特に、データから“何を読み取るか”を自分で決めないといけないところが辛くて。何度も先生に相談して、「正解じゃなくて、自分の論理を持ちなさい」って言われたとき、腹をくくれた気がします。

書き終えた後の達成感は本当に大きくて、「私は社会とちゃんと向き合ってる」って、自分に少し誇りを持てました。

早稲田大学政治経済学部を保護者目線で振り返ってみて

早稲田の政経学部は、情報も人もチャンスもあふれていて、最初は圧倒されるかもしれません。でもその分、自分で考えて動くクセがつきます。

ここで私は、「問いを立てる力」と「それを社会に向けて発信する力」を手に入れました。 大学って、“答えを教えてくれる場所”じゃなくて、“考え続ける力を養う場所”なんだなって、ようやく分かってきました。

もしお子さんが、「社会に対して自分なりの視点を持ちたい」と思っているなら、早稲田の政経学部は間違いなくそのスタート地点になると思います。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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