
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在学し、同学部専門の個人塾を2期目として運営しているハルがお届けします。
1人1人の生徒とじっくり向き合う中で、「子どもの進路について、もっと親子で自由に話せたら」という想いを強く持つようになり、保護者向けの記事発信を始めました。
同志社大学文学部の学びとは?
文学部って、何を勉強するの?
親:文学部って、要するに小説を読んで感想を書く、みたいなイメージなんだけど…本当にそれが勉強になるの?
子:まぁ、たしかに小説も読むけど、もっと深いんだよ。文学を通じて、その時代の思想とか文化を読み解く、みたいな感じ。
親:へぇ、意外と分析的なのね。何か印象に残ってる授業はあるの?教えなさい!!
子:どうしたのいきなり(笑)それでいうと、現代文学論かな。太宰治や安部公房の作品を、社会背景と照らし合わせながら読んでいくの。読んだことある作品でも、まったく違う視点で考えさせられたよ。
親:たしかに、そういうのって教養としても深みが出るかもね。
子:うん。読む力だけじゃなくて、「読むことを考える力」が身についたと思う。
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課外活動・アルバイト・日々の学び
本屋さんでのバイト、どんな感じ?
親:本屋さんでバイトしてるって言ってたけど、実際どんな仕事してるの?
子:京都のちょっと落ち着いた書店で働いてるよ。レジはもちろん、売り場づくりとか、棚のテーマを考えたりも任せてもらってて楽しい!
親:それって、文学部の学びとつながる部分もあった?
子:めっちゃあるよ!授業で学んだ作家の特集を組んだり、おすすめ文庫を並べたり。自分の中で「読むこと」と「届けること」がつながった感じがした。
親:素敵ね、それ。好きなことが仕事に近づいていく感覚って、なかなか味わえないわよ。
子:そうなんだよね。バイトがただの“お金稼ぎ”じゃなくなっていったのが嬉しかった。
同志社大学のキャンパスと生活
今出川キャンパスの雰囲気は?
親:同志社の今出川キャンパスって、歴史があって綺麗って聞くけど、実際どうだったの?
子:本当にその通り。赤レンガの校舎と、御所の緑が見える風景っていうのが日常で、文学部には最高の環境だったと思う。
親:なんか映画のワンシーンみたいな話ね(笑)
子:あながち嘘じゃないよ(笑)授業の合間に御所で本を読んだり、寺町通を歩いて古本屋巡りしたりして、京都ならではの時間の流れを感じられた。
親:落ち着いて学べる環境って、やっぱり大事ね。
子:うん、「急がなくていい」っていう空気が、文学を学ぶにはちょうどよかった。
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就職活動と進路について
文学部って、就活に不利じゃないの?
親:正直、文学部って就職に不利じゃない?理系とか法学部の方が有利な気がして、ちょっと心配してたのよ。
子:たしかに「専門職に直結」って感じじゃないから、不安はあった。でも、就活では「考える力」「言葉で伝える力」が評価されたと思う。
親:実際、どんなところに決まったの?
子:出版社も受けたけど、最終的には教育系の企業に決めた。本で得た知識や感性を、今度は“育てる側”で活かしたくなって。
親:文学がちゃんと未来に繋がってるのね。なんだか安心したわ。
子:うん、「文学は役に立たない」って言われがちだけど、深く考えること自体が、社会に出てからの武器になると思う。
学生の雰囲気と価値観
文学部って、どんな人が多いの?
親:文学部って、静かな人が多いの?それとも意外と個性的な子ばかり?
子:うーん、どっちもいるかな。たしかに本好きで落ち着いた人は多いけど、アートに興味ある子とか、創作してる子とか、けっこうバラエティ豊かだよ。
親:あんたはどっちなの?
子:たぶん“中間”。目立つわけじゃないけど、自分の世界はしっかり持ってる、みたいな。
親:同志社って、そういう「自分のペースを大事にする人」には合ってるのかもね。
子:うん、「こうしなきゃ」って押し付けられる空気がなくて、自分らしくいられたと思う。
一番の思い出:ある一冊の出会いから
大学生活で一番印象に残ってる出来事は?
親:この4年間で、一番心に残ってることってある?
子:本屋で働いてたときに、偶然、授業で読んだ小説の新装版が入荷されたの。その装丁と解説を見て、「ああ、文学ってこうやって今も生きてるんだ」って思った瞬間かな。
親:へぇ、それは…地味だけど、深いね。
子:うん(笑)。でも、そういう小さな感動の積み重ねが、大学4年間だった気がする。
親:“派手さ”じゃなくて、“味わい”のある4年間だったのね。
同志社の文学部を東京でいうと?一番近いのはここ!
「同志社大学の文学部って、東京で言うとどこの大学に近いの?」
そんな疑問にお応えするため、学問の内容や学生の雰囲気から、一番しっくりくる対応先を紹介します。
結論から言えば、同志社の文学部は、明治大学の文学部が最も近いです。
同志社文学部は、英文学・哲学・美学・社会学・国文学など幅広い分野にわかれており、学生は自分の興味に合わせてじっくり学びを深めていきます。ゼミ活動や自主研究も盛んで、知的好奇心を大切にした自由な探究型の学部です。
これは、明治大学の文学部と非常に似た構成です。
- 明治文学部も、英米文学・演劇・日本文学・心理・史学・文芸メディアなど、非常に多彩な専攻が揃っており、学生一人ひとりが「自分の世界」を掘り下げることができる
- どちらも派手なキャリア志向ではなく、内面的な成長や思索を大事にする“知の場”
学生の雰囲気も、同志社・明治ともに落ち着きがあり、自分の価値観や興味に忠実なタイプが多いのが特徴です。
一方で、上智大学の文学部は、少人数かつ専門特化が強く、帰国子女や高度な語学力を持つ学生が多い環境で、同志社文学部とはやや文化が異なります。
「自由に、深く、自分のペースで学びたい」
そんな学生にとって、同志社文学部は理想的な学びの場。
東京で言えば、“明治大学 文学部”が一番の対応先といえるでしょう。
受験生とその親御さんへメッセージ
同志社文学部って、どんな人に向いてる?
親:これから同志社の文学部を目指す子や、その親御さんに何か伝えたいことある?
子:「好きなことを、とことん掘り下げたい人」にはぴったりだと思う。あと、自分のペースで静かに考える時間を大切にしたい人にも。
親:就職の不安はあるかもしれないけど、4年間の深さはちゃんと意味になる、ってことね。
子:うん。同志社の文学部は、“生き方”を考えるきっかけをくれる場所だと思う。
親:それを聞いて、送り出したことに誇りが持てたわ。ありがとう。本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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参考
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