【親向け】立命館大学経済学部|少し頑固だった僕が、納得のいく答えを探し続けた4年間

立命館

学びの内容:理屈じゃなく、根拠で語る力がついた

「経済学部って、実際どんなことを勉強するの?」

「ミクロ経済、マクロ経済が基礎。そこから政策分析とか国際経済、労働経済とかに広がっていく。数字とグラフばっかりで、けっこう理詰め。」

「難しくなかった?」

「正直、簡単じゃない。でも、そこが逆に良かった。感覚じゃなくて、ちゃんと根拠をもって考える癖がついたのは大きい。」

「へえ、理屈っぽいところあるもんね(笑)」

「感情論が嫌いってわけじゃないけど、“なぜそうなるか”を詰めて考えるのは好き。」

課外活動・ゼミ・資格:データ分析にのめり込んだゼミ生活

「ゼミはどこに入ったの?」

「公共政策系のゼミ。地方自治体の経済支援とか、地域経済の活性化について統計使って分析してた。」

「なんか、けっこう地味なテーマやね?」

「でもそこがいいねん。目立たへんけど、ちゃんと数字で語れるって大事やろ?“感覚で景気良い”とか言ってる人見るとモヤッとするし。」

「そのこだわり、昔から変わらんね(笑)資格とかは取ったの?」

「日商簿記2級と、MOSのExcel。派手じゃないけど、ちゃんと武器になると思って。」


キャンパスと休日の過ごし方:びわこ・くさつキャンパスと俺の“無駄時間”

「BKCって通学大変じゃなかった?」

「最初は遠いなと思ったけど、慣れたら意外と快適。緑も多いし、集中できる場所多かった。」

「休日は何してたん?」

「図書館か、滋賀の喫茶店巡り。あと、ひたすら本読んでた。“無駄やな”って言われたことあるけど、俺にとっては必要な時間やった。」

「そういうのも、自分なりに納得してるんやね。」

「うん、人と比べたらキリないし。自分のペースが一番やと思ってる。」


就職活動と進路:商社に就職。だけど、選んだ理由は人と違うかも

「就活はどうやった?」

「就活自体は淡々とこなしたって感じ。エントリーも少なめ。内定出たのは専門商社。」

「なんで商社に?」

「“成長できそうだから”とかは言わん。単純に、その会社のロジスティクス戦略が面白かったから。数字で意思決定する文化も合ってた。」

「なんか、あんたっぽい(笑)」

「“やりがい”って言葉が先に来る会社より、“仕組みと運用”が語られる会社に惹かれた。」


学生の雰囲気:落ち着いた人が多いけど、議論になると熱い

「学部の友達って、どんな子が多かった?」

「真面目な子が多かったかな。理屈っぽい会話が好きな人もいて、お互いにツッコミ合うような感じ。」

「頑固者同士でぶつかったりしなかった?」

「あったよ。議論で火がついたこともあるけど、終わった後は“面白かったな”って笑える空気やった。」

「なんか、いい関係やね。」

「うん。表面的じゃない、本音のやりとりができる仲間ができたのは大きい。」


一番の思い出:徹夜で作った政策提案プレゼン

「一番印象に残ってる出来事は?」

「3回生のときのゼミで、地域活性化の政策提案プレゼンがあってさ。班で徹夜して資料作った。」

「あんたが徹夜って珍しいな?」

「俺が“ここは違う”とか“根拠薄い”って言い出して、引っ張っちゃってさ。最終的にプレゼン賞もらえたけど、班のみんなには感謝しかない。」

「頑固さが、結果につながったんやね。」

「まあ、たまには役に立ったってこと(笑)」


受験生の親へのメッセージ:答えを“納得するまで考える子”にこそ向いてる

「これからこの学部を目指す子の親御さんに、何か伝えたいことある?」

「経済学部って、正解が一つじゃないことが多い。でも、“なんで?”って考えるクセがある子にはすごく合う学部やと思う。」

「頑固な子でも大丈夫?」

「むしろ、そういう子のほうが成長するかも。納得しないと動かないって、裏返せば“自分の頭で考える”ってことやし。」

「あなたが言うと説得力あるね。」

「4年間で、ちょっとだけ“柔らかい頑固さ”になれた気がする。」

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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