学びの内容:経営って、もっと“人間っぽい”学問だった
親「経営学部って、結局何を学ぶところだったの?」
子「うーん、最初は正直“なんとなくカッコよさそう”って思って入った。でも学び始めてみたら、“人を動かす”ってどういうことかを考える学問やって気づいた。」
親「人を動かす、っていうと?」
子「マーケティングとか組織論とか、数字だけじゃなくて“人の感情”とか“心理”も絡んでくるのよ。意外と哲学的というか。」
親「理論とか多くて難しくなかった?」
子「うん、でも逆にそこに惹かれたかも。“誰かの心を動かすってどうすればいいのか”って、ずっと考えてた。」
課外活動・ゼミ・資格:迷いながらも、プレゼンにのめり込んだ
親「授業以外では何を頑張ってたの?」
子「1、2回生の頃は、何か始めなきゃって焦ってて…色んなビジネスコンテストに出てた。最初は空回りしてばっかりだったけどね。」
親「それで、何か見つかったの?」
子「“プレゼン”って場が好きって気づいた。自分の言葉で誰かを動かすって、すごい快感だった。」
親「ゼミはどんなところに入ったの?」
子「ブランド戦略のゼミ。結局、誰が・なぜその商品を選ぶかって話だから、マーケティングより人間くさい部分が多くて面白かった。」
キャンパスと休日の過ごし方:大阪から京都へ、静と動のバランス
親「BKCはどうだった?最初は遠くて不安そうだったけど。」
子「最初はそうだった。でも、自然もあるし、逆に“自分と向き合う時間”が取れる場所だった。だから余計に“何者かにならなきゃ”って思いも強くなったかも。」
親「休日はどう過ごしてたの?」
子「プレゼンの練習したり、自己分析したり。あと大阪まで出て、カフェで読書したりインターン行ったりもしてた。」
親「バイトは?」
子「やってたよ。接客業。人の反応を見るのが好きだったから、けっこう楽しかった。」
就職活動と進路:“肩書き”じゃなく、“納得感”を重視
親「就活はどうだった?ずっと“何者かになりたい”って言ってたけど。」
子「最初は大手狙ってた。“すごい人”って言われたかったから。でも途中でそれって外側だけだなって気づいたんだよね。」
親「じゃあ最終的にどうしたの?」
子「人材系ベンチャーに内定もらった。自分の言葉で仕事できる会社で、“人と向き合える環境”っていうのが決め手だった。」
親「大手じゃなくて後悔してない?」
子「してない。“何者か”になるって、自分の中で意味が変わったから。」
学生の雰囲気:意識高い系もいれば、等身大の子も
親「経営学部って、どんな学生が多かった?」
子「ほんと多種多様。起業したい子もいれば、資格取って堅実に進みたい子もいる。中には遊びに全振りしてる子も。」
親「その中で自分はどんなタイプだったの?」
子「“何者かになりたい病”だったと思う(笑)。でもみんなそれぞれの“正解”を探してるんだなって気づいたよ。」
親「立命館らしさって、どこに感じた?」
子「“学びに本気な人が評価される”空気感かな。まじめでも浮かないっていうか。」
一番の思い出:300人の前でのプレゼン、本気で震えた
親「大学生活で一番印象に残ってることは?」
子「ビジネスコンテストの決勝プレゼン。300人の前で話すことになって、直前まで手が震えてた。」
親「でも本番はうまくいったんでしょ?」
子「うん。でも終わったあと、“うまく話せたか”じゃなくて、“伝わったかどうか”ばっか考えてた。」
親「何がそんなに大事だったの?」
子「“認められる”より、“心が動いた”って思ってもらえるほうが嬉しかったから。あの日で自分が変わった気がした。」
受験生の親へのメッセージ:“何者かになりたい”は恥じゃない
親「これからこの学部を目指す子の親御さんに、何か伝えたいことある?」
子「“何者かになりたい”って気持ち、周りに笑われることもあるけど、大学ってそれを追いかける場所だと思います。」
親「それで、本当に何者かになれた?」
子「“自分にしかできない仕事をしたい”って思えるようになったから、なれた気がしてる。」
親「頼もしくなったね。」
子「ありがとう。立命で、ちゃんと自分と向き合えてよかった。」
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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