学びの内容|北海道大学経済学部ではどんなことを学ぶの?
北海道大学経済学部では、マクロ・ミクロ経済学をベースに、統計・データ分析・国際経済・公共政策などを学びます。理論だけでなく、社会課題を論理的に考察する力が求められる環境です。
母:経済学部って、結局どんなことを学ぶの?
子:一言でいえば「社会の仕組みを数字と理屈で解き明かす学問」だよ。僕は経済政策とデータ分析を軸にしてた。
母:難しそうだけど、なんで北大の経済を選んだの?
子:旧帝大のなかでも、研究環境が安定してて、論理重視の学風があるから。正直、ここで4年間学べば、自分の実力に箔がつくと思ってた。
母:あんた、小さい頃から競争心強かったもんね。
子:うん、周りより抜きん出たいって気持ちはずっとあったから、北大の「実力で勝負する」感じが性に合ってた。
ゼミ・課外活動・資格|“論破されても、折れない頭”を鍛えられた
母:ゼミはどんなことをしてたの?
子:公共経済のゼミで、財政政策の是非についてディベートしてた。毎回ロジックを組んで資料出して、本気の議論。
母:あんた、人に負けるの嫌いだったでしょ?
子:めっちゃ嫌だった(笑)。でも、論破されたときに「なるほど」って思えるかどうかで、器が試されるのを感じた。
母:負けて伸びることもあったのね。
子:うん。「勝ちたいから学ぶ」ってスタンスが、自分の成長を支えてたと思う。あとは簿記2級とTOEICも800超えは取ったよ。
母:さすがの努力家ね。
子:「ブランド」だけじゃ意味がないって分かってたから、中身でも勝てる自分でいたかったんだ。
北大のキャンパスと生活|“地に足のついた優等生”たちに囲まれて
母:札幌での生活はどうだった?
子:最高だったよ。都市としての便利さと、北大の静けさが共存してるのが大きかった。
母:友達はできた?同じようなタイプ多かった?
子:うん。北大って、地味だけど芯のある「勉強強い系」が多い。見た目で目立つより、頭で勝負って感じ。
母:派手さより実力、って感じね。
子:そう。周囲に刺激されるし、努力してる人間をリスペクトできる空気があったのはありがたかった。
就職活動と進路|“理屈で語れる自分”が評価された面接
母:就活はスムーズにいったの?
子:自分のなかでは準備してたから、焦りはなかった。志望は戦略系のコンサルと官僚の両方を視野に入れてた。
母:で、どこに決まったの?
子:東京の大手シンクタンク。政策提言や経済分析に関われる部署。地元には戻らない。
母:ちゃんと自分で納得して選んだのね。
子:「頭の良さ」で終わらず、「それをどう活かすか」まで面接で語れるかが大事だった。北大で積んだ思考力は確実に武器になったよ。
母:それは誇らしいわ。
子:「自分の意見を論理で通す」経験を、大学で繰り返してきたのが大きかった。
学生の雰囲気|“地味に見えて、中身ガチ”なエリート集団
母:経済学部って、どんなタイプの学生が多かった?
子:地味。でも中身はガチ。みんな、静かに努力してる。表に出すかどうかの差だけ。
母:協調性とかはどうだった?
子:一匹狼タイプもいるけど、「議論の場」ではちゃんと向き合ってくれる。浅い付き合いは少ないけど、信頼関係は深かった。
母:あんたにとっては、居心地の良い空間だったんだね。
子:そう。お互いの「実力」だけで認め合える関係って、大学じゃないと築けないから貴重だった。
一番の思い出|データ分析コンペで全国大会へ
母:大学生活で一番印象に残ってることってなに?
子:データ分析の全国コンペで、チームリーダーとして北大代表になって、最終選考まで進んだとき。
母:それはすごいわね。どんな内容だったの?
子:自治体の財政データを分析して政策提言を出すって内容で、ExcelもPythonも駆使して構築した。
母:大変だったでしょう?
子:めっちゃ大変。でも、審査員から「論点がクリアで説得力がある」って評価されたとき、努力が全部報われた感じがした。
受験生の親へのメッセージ|“実力主義で勝負したい子”にこそ北大経済
母:最後に、北海道大学の経済学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もしお子さんが「競争が嫌じゃない」「論理的に考えるのが得意」ってタイプなら、北大の経済学部は相性抜群です。
母:どうして?
子:派手なアピールより、「中身の実力」で評価される文化だから。頑張ることを誇りに思える子には、居心地の良い場所だと思います。
母:その言葉、きっと届くわね。
子:「頭がいい」だけじゃなく、「使える頭」を育てたい子には、これ以上ない環境だと思ってます。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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