学びの内容|近畿大学文芸学部ではどんなことを学ぶの?
母: 文芸学部って、文学を読むだけの学部なの?
子: そんなことないよ。文学・芸術・文化・表現…ジャンルは広くて、創作や批評、映画分析とか、表現に関わるあらゆることを学べる。
母: あんた、読むのは好きだけど、周りのペースに気を取られるタイプじゃない?
子: うん、だから最初は不安だった。でも、文芸学部の授業って少人数で、ディスカッションも静かな雰囲気。すごく集中しやすかったんだ。
母: 静かに考えられる環境が合ってたのね。
子: そう。資料や文章もじっくり読み込む系が多くて、「自分のペースで丁寧にやりたい」私にはぴったりだった。
課外活動・ゼミ・資格|“表現すること”が怖かった私が書き上げた小説
母: ゼミではどんなことしてたの?
子: 創作ゼミで、自分で小説を書く授業だった。最初は、人に見せるのが怖くて全然筆が進まなかったけど…。
母: あんた、細かい言葉づかい気にするし、人一倍慎重だったもんね。
子: でも、先生も仲間もすごく丁寧に感想くれて、「欠点を責める」って感じじゃなくて、「良さを見つける」って雰囲気だったのが救いだった。
母: それで、作品は書き上げたの?
子: うん、300枚の短編を完成させたよ。推敲にすごく時間かけたけど、最後までやりきれて、自分でも驚いた。
アルバイトの話|“静かな場所”で安心できた図書館バイト
母: バイトはしてたの?
子: 大学の図書館で週2くらい。静かで決まったルーティンが多い仕事だから、気疲れせずに続けられたよ。
母: あんた、ちょっとした物音でも気になるもんね(笑)
子: うん、カフェとか居酒屋は無理だったと思う。図書館は時間も空間も安定してて、授業と両立しやすかった。
母: ちゃんと向いてる場所を見つけたのね。
子: 自分に合った環境を選ぶって大事だなって、このバイトで学んだかも。
就職活動と進路|“神経質”を活かせる場所を慎重に選んだ就活
母: 就活は、どんなふうに進めたの?
子: とにかく「合わない場所に行きたくない」って気持ちが強くて、業界研究も面接準備もじっくりやった。
母: あんた、慎重すぎるくらいだったけど…それでどうなったの?
子: 出版社の校閲部に内定もらえた。細かい文字チェックとか、違和感に気づける力が求められるから、「神経質な性格が強みになる」と思って挑戦した。
母: 自分の性格を否定しなかったのがよかったね。
子: うん、「気にしすぎる」ってずっと短所だと思ってたけど、向き合い方次第で武器になるんだなって実感した。
学生の雰囲気|静かでこだわりのある子が多い、落ち着いた空気
母: 文芸学部って、どんな子が多かった?
子: おしゃべりが苦手な子も多くて、穏やかで、でもこだわりは強いって感じ。静かだけど、考えてることは深い人ばっかり。
母: そういう子たちと仲良くなれた?
子: 無理に仲良くならなくても、自然に距離感を大事にしながらつながれる感じ。そこが心地よかったな。
母: あんた、最初は人間関係心配してたけど、安心できたのね。
子: うん。近大の文芸学部は「無理しなくていい場所」だったよ。
一番の思い出|学内誌に載った、たった1ページの詩
母: 大学生活で一番の思い出って何?
子: 学内誌に詩が掲載されたこと。たった1ページだけど、自分の作品が誰かの目に触れるって、すごく特別な体験だった。
母: それ、こっそり見せてくれたやつよね(笑)
子: あの詩、すごく悩んで書いたから、載ったときは静かに泣いた(笑)「伝わる」って、こんなにうれしいんだって思った。
母: 繊細な感受性、大事にしてよかったわね。
子: うん、あれがあったから「表現すること」への自信がちょっとついた気がする。
受験生の親へのメッセージ|「繊細な子にも、ちゃんと居場所があります」
母: 最後に、この学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。もしお子さんが神経質で、周りと馴染めるか不安だったとしても、文芸学部なら大丈夫です。
母: どうして?
子: 静かに、でも確実に“自分の世界”を深められる環境があるからです。近大の文芸学部は、そんな子の居場所になってくれます。
母: あんたが心穏やかに通えたことが、一番うれしいわ。
子: 私も、あの4年間は“無理せず自分らしく”を大事にできた時間だったと思ってます。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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