学びの内容|甲南大学経営学部ではどんなことを学ぶの?
母: 経営学部って、具体的にはどんなことを勉強するの?
子: 経営戦略、マーケティング、会計、組織論とか…企業をどう動かすかを総合的に学ぶって感じ。幅広いから最初はびっくりした。
母: あんた、どの授業も一字一句ノート取ってたでしょ?
子: うん、最初は「完璧に理解しなきゃ」って思って、全部メモしてた。でも、だんだん「全部を完璧にしなくても大丈夫」って思えるようになってきたんだ。
母: それ、すごい進歩じゃない?
子: 甲南は「自分のペースで学ぶ」ことを大事にしてくれるから、真面目すぎる自分もだんだんほぐれていった気がする。
課外活動・ゼミ・資格|“責任感”が強みになる場所
母: ゼミはどうだったの?
子: 会計ゼミに入ったよ。企業の決算書を分析して、その企業の経営状態や課題をレポートにまとめるっていうのが中心。
母: あんた、細かいところまでチェックしてたんじゃない?
子: もちろん(笑)。グループワークでも資料の構成から誤字チェックまで全部気になっちゃって…。でも、先生から「そういう視点が助かる」って言われて、自信になった。
母: 資格も取ったのよね?
子: はい。日商簿記2級と、MOS(Excel)も取った。勉強計画を立てて、毎日コツコツ。真面目な性格が活きた部分だと思う。
アルバイトの話|「ミスしたくない」気持ちとどう向き合ったか
母: バイトは何してたの?
子: 学内のパソコンルームの受付。静かで、操作説明や貸出管理がメイン。責任ある仕事だけど、自分には合ってた。
母: 飲食とか接客は選ばなかったの?
子: 最初は考えたけど、「オーダー間違えたらどうしよう…」って考えすぎて(笑)。自分に向いてる落ち着いた環境を選んだよ。
母: 自分の性格を理解して選んだのね。
子: うん。「真面目さ」は武器にもなるけど、ストレスにもなるから、バランスを大事にするようにしてた。
就職活動と進路|「責任感の強さ」をそのまま伝えた面接
母: 就活はどんな感じだった?
子: 最初は「ミスできない」って思って、志望動機も1文字ずつ何度も書き直して…すごく時間かかった。でも、途中から「自分らしさを出そう」って切り替えた。
母: どこに決まったの?
子: 神戸の中堅企業で、経理職に内定。面接で、「真面目すぎるくらいの性格です」って正直に話したら、「丁寧に物事を進める姿勢はうちに合うと思う」って言ってもらえた。
母: 無理して自分を変えなくても、評価されたのね。
子: うん。甲南のキャリアサポートも親身だったし、焦らずに進められた就活だったと思う。
学生の雰囲気|穏やかで落ち着いた“甲南らしさ”
母: 経営学部って、どんなタイプの学生が多かった?
子: 派手すぎず、地に足がついた子が多かったと思う。甲南自体が穏やかな雰囲気だから、「自分を無理に演じなくていい」空気があった。
母: あんたみたいな、控えめで真面目な子も安心して通えた?
子: うん。真面目なことをバカにされることもなかったし、「ちゃんとやってるね」って声かけてもらえる環境だった。
母: それって、親としても安心だわ。
子: 「頑張ることをちゃんと評価してくれる場所」って、学生にとってすごく大事なことなんだなって思ったよ。
一番の思い出|プレゼン発表で「力を抜く勇気」を覚えた瞬間
母: 大学生活で一番印象に残ってることって何?
子: ゼミのプレゼンで、パワポの内容が本番直前に少し変わって、焦ってたんだけど…そのとき「全部を完璧にしなくても伝わる」って思えたの。
母: それまでのあんたじゃ考えられないわね(笑)
子: うん(笑)。むしろ、ちょっと余白を残したほうが人に伝わることもあるって気づいた。あれが、自分の価値観が変わった瞬間だったと思う。
母: 真面目すぎるって、裏を返せば“責任感のかたまり”だからね。
子: そう。その強みは残しつつ、肩の力も抜けるようになったのが、4年間の大きな成長かな。
受験生の親へのメッセージ|「まじめすぎる子こそ安心できる大学です」
母: 最後に、経営学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。もしお子さんが真面目すぎるタイプで、大学生活に不安を感じているなら、甲南はおすすめです。
母: どうしてそう思うの?
子: 丁寧に学びたい子をちゃんと支えてくれるし、「がんばりすぎない力」も教えてくれるからです。プレッシャーより安心が勝る、そんな空気があります。
母: あんたが落ち着いて成長できた理由、わかった気がするわ。
子: 私にとって甲南経営学部は、「ちゃんとやる」がちゃんと報われる場所でした!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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