学びの内容|甲南大学経済学部ではどんなことを学ぶの?
母: 経済学部って、数字の計算ばっかりって印象だけど、実際どうだった?
子: たしかに数学っぽい科目もあるけど、甲南の経済学部は「社会を見る視点」を育てるって感じ。身近な話題がテーマになるから、思ったよりずっと面白かったよ!
母: 具体的にはどんな内容だったの?
子: 消費者行動とか、行動経済学とか。「なんで人は値引きに弱いのか」とか、「SNSで流行がどう広がるか」とか。テレビの話題がそのまま授業になる感じ。
母: あんた、何にでも興味持つタイプだもんね。
子: うん(笑)。「なんでこうなるの?」って疑問を、そのまま調べていけるのが楽しかった!
課外活動・ゼミ・資格|“調べる→やってみる”が学びに直結
母: ゼミはどんなことやってたの?
子: 地域経済のゼミだったよ。地元の商店街を活性化するための施策を考えたり、実際に足を運んで聞き込み調査したり。机の上だけじゃなくて、リアルとつながってた。
母: あんた、すぐフィールドワークしたがるよね(笑)
子: だって現場が面白いんやもん!数字の背景に「人の動き」があるってわかったら、ぐっと学びが深くなる感じ。
母: 資格とかも取ったの?
子: 日商簿記2級は取った!最初は経理に興味があったんだけど、途中で「まちづくりの経済」に興味がシフトして…でも取って損はなかったよ。
アルバイトの話|バイト先でも“気になること”を深掘り
母: バイトは続いてたの?
子: うん、カフェで接客してたんだけど、ある日「メニューによって売上ってどう変わるんやろ?」って気になって、オーナーに頼んでPOSデータ見せてもらった(笑)
母: え、それバイトちゃうやん…研究やん(笑)
子: ほんまそれ(笑)。でも、そういうリアルなデータ分析するのがめちゃくちゃ楽しかったんよ!「キャンペーンって本当に効果あるんか?」とか、つい調べたくなる。
母: なんでも経済と結びつけて考えてるのね。
子: 好奇心に任せてやってたら、結果的に学びになってる感じ!
就職活動と進路|「一社に決めるのがもったいない!」という悩み
母: 就活は迷わなかった?
子: めっちゃ迷った!「金融もおもしろそう」「メーカーの海外部門もいいな」「ベンチャーも刺激的かも」って、興味が多すぎて…。
母: 最終的にはどう決めたの?
子: 「幅広く経験できる会社」って視点で選んで、商社の営業職に内定したよ。配属によって仕事がガラッと変わるから、自分みたいな飽き性&好奇心旺盛にはちょうどいい。
母: 面接では何をアピールしたの?
子: 「なんでも面白がれる性格」かな(笑)。カフェバイトでPOSデータ見てた話をしたら、採用担当の人が爆笑して「それ、めっちゃ良い視点やね」って言ってくれた!
学生の雰囲気|“考えるのが好き”な子が多くて刺激的だった
母: 経済学部って、どんな子が多かった?
子: 真面目だけど固くない子が多かったよ。論理的に考えるのが好きな子が多くて、雑談のレベルがちょっと高い(笑)
母: 難しい話ばっかりじゃないの?
子: そんなことない!「今のバイト先、時給上げるべき?」とか「この広告って誰向け?」とか、身近なネタを経済っぽく話すから面白いんよ。
母: あんた、そういうノリ大好きやもんね。
子: 好奇心があればあるほど、楽しめる学部やったと思う!
一番の思い出|海外フィールドスタディで見えた“経済の裏側”
母: 一番印象に残ってる思い出って何?
子: ベトナムでのフィールドスタディ。現地の日本企業を訪問したり、屋台の経済圏について調べたり、いろんな人にインタビューしたのが刺激的すぎて…。
母: それ、行く前すごい緊張してたよね?
子: うん。でも行ってみたら、「この通貨、誰が管理してるの?」とか、「なんでこの街にこんな企業が?」って、知りたいことが止まらんかった(笑)
母: 経済って、どこにでもあるってことよね。
子: ほんまに!目の前の出来事すべてが“問い”になる。そう思えたのが、一番の学びやったかも。
受験生の親へのメッセージ|「知りたい」が止まらない子にぴったりな学部
母: 最後に、経済学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。「うちの子、すぐなんでも質問してくる」って思ってる親御さん、その子には経済学部、めちゃくちゃ向いてます!
母: 勉強が苦手な子でも大丈夫?
子: 大丈夫!「なぜ?」って思える力があれば、数字より前に学べることがたくさんある。甲南の経済学部は、その好奇心をちゃんと拾って育ててくれる場所です。
母: あんた、ほんとに充実してたんだね。
子: 好奇心だけで4年間突っ走ったけど、ちゃんと形になった気がしてるよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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