学びの内容|龍谷大学社会学部ではどんなことを学ぶの?
母: 社会学部って、どんなことを勉強するの?
子: 一言で言うと「人と社会の関係」。福祉、メディア、ジェンダー、教育、地域…テーマが広くて、いろんな視点で“社会ってなんだろう”って考えるの。
母: あんた、昔から人の気持ちばっかり気にしてたけど、それが学びにつながった?
子: うん。人に優しすぎるって言われたこともあったけど、この学部に入って「その感受性って大事な力なんや」って思えるようになった。
母: 龍谷の雰囲気とも合ってたのかもね。
子: そうやと思う。「共に生きる」っていう仏教的な考え方が学びの根底にあるから、やさしさがちゃんと価値になる空気があった。
課外活動・ゼミ・資格|“寄り添う力”を活かせた福祉ゼミ
母: ゼミは何を選んだの?
子: 地域福祉のゼミに入ったよ。高齢者施設の見学に行ったり、実際に地域の方の話を聞いて、どう支援につなげるかを考えたの。
母: 優しすぎて抱え込みすぎたりしなかった?
子: 正直あった。でも先生が「まずは聞くことが一番の支援や」って言ってくれて、無理して何かをしてあげようとするんじゃなくて、寄り添う姿勢の大切さを学べた。
母: それって、性格的にも大事な気づきだったわね。
子: うん。「やさしさ=行動」だけじゃなくて、「やさしさ=理解する姿勢」なんだって知れたのは大きかった!
アルバイトの話|“言い出せない性格”を克服できたコンビニ勤務
母: バイトはしてたの?
子: 駅前のコンビニで3年間続けたよ。最初は気が弱すぎてクレーム対応とかめっちゃ怖かったけど(笑)
母: あんた、ミスしても「すみません」って100回くらい言ってたもんね。
子: そう(笑)。でも先輩が「まずは落ち着いて話すのが大事」って教えてくれて。言いたいことも少しずつ言えるようになってきたよ。
母: その経験が成長につながったんだね。
子: 接客って、人の感情と向き合うことだからこそ、やさしさをちゃんと形にする訓練になったと思う。
就職活動と進路|“やさしさを伝える”仕事を目指して
母: 就活では、どんなところを受けたの?
子: 最初は「人の役に立てる仕事」って漠然としてたけど、途中から「相手の気持ちを言葉にできる仕事」に絞って、福祉系の広報職に決めたよ。
母: あんたが“発信する側”を選んだのは意外だったわ。
子: 自分が聞いてもらって安心した経験があるから、今度はそれを“届ける側”になりたいって思ったの。
母: それって、やさしさの形を変えて伝えるってことね。
子: うん。目立たなくても、人の心に届く仕事がしたいって思ってる!
学生の雰囲気|“主張より共感”が大事にされるあたたかい空気
母: 社会学部って、どんな子が多かった?
子: すごく話を聞いてくれる子が多かった。声の大きさより「一緒に考える」ことを大事にする子が多くて、安心できる空気だったよ。
母: あんたみたいに主張が苦手でも大丈夫だった?
子: うん、むしろ「聞く力」がある子が評価される場面も多かった。ディスカッションでも「それ、ちょっと考えてみたいな」って言ってもらえると、発言する勇気が湧いた!
母: 龍谷ってやっぱり、優しい子に合う大学なのね。
子: ほんとにそう思う。静かで、あったかい人が多かったよ。
一番の思い出|フィールドワークで出会った“本音”に涙した日
母: 大学生活で一番の思い出は?
子: 地域の独居高齢者にお話を聞くフィールドワークで、「こんなに誰かが話を聞いてくれたのは久しぶりや」って言ってもらえた日。帰り道、涙止まらんかった。
母: あんた、昔から人の話に感情移入しすぎるとこあるもんね。
子: でもその時は「それでいい」って思えた。聞くことって、こんなに価値があるんやなって感じた。
母: 学問を通して、自分の性格にも自信が持てたのね。
子: うん、「やさしすぎる」って欠点じゃなくて、ひとつの“力”やったって思えた!
受験生の親へのメッセージ|「優しい子」が、自分らしく学べる場所
母: 最後に、社会学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。もしお子さんが「優しすぎる」「主張が苦手」って心配されてるなら、龍谷の社会学部は本当におすすめです。
母: どうしてそう思うの?
子: やさしさや共感力が、ちゃんと学びや成長につながるカリキュラムがあるし、「無理して変わらなくてもいい」って空気があるからです。
母: あんたが穏やかに4年間過ごせた理由、わかった気がするわ。
子: 龍谷の社会学部は、“そのままの自分”で、人に寄り添う力を伸ばせる場所でした!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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