学びの内容|茨城大学人文社会学部ではどんなことを学ぶの?
茨城大学人文社会学部では、「人文学科」「現代社会学科」「法律経済学科」の3つの学科があり、人間・社会・制度について多角的に学ぶことができます。理論だけでなく実践的な研究も行われており、地域との連携にも力を入れています。
母:人文社会学部って、どんなことを学ぶの?
子:私は現代社会学科だったんだけど、社会問題とかメディア、地域社会について学んだよ。自分でテーマを設定して調べる授業も多かった。
母:自由度が高そうね。ついていくの大変じゃなかった?
子:確かに自分で考える力は求められるけど、私は「答えが一つじゃない学問」に惹かれてたから、むしろ楽しめたかな。
母:なんだか高校の時より大人っぽくなった感じするわ。
子:大学は「自分で選んで動く」場所だから、自然とそうなったのかもね。
ゼミ・課外活動・資格|“一歩引いて観察する”自分なりの関わり方
母:ゼミではどんなことをやってたの?
子:メディア社会について研究してたよ。SNSが若者の自己認識にどう影響するかとか。
母:あんた、ガツガツ前に出るタイプじゃないけど、大丈夫だった?
子:そうだね。私はどっちかというと「一歩引いて全体を見る」感じ。でもその姿勢が「視野が広い」って評価されたのが嬉しかったな。
母:課外活動とかもしてたの?
子:うん、地域のイベント運営に関わってた。裏方だけど、段取りを整えるのが得意で、「頼れる存在」って言ってもらえた。
母:目立たなくても、しっかりしてるってことね。
子:うん。無理して前に出るより、自分らしく貢献できるやり方を見つけた感じかな。
キャンパスと休日|“水戸の静けさ”と“ちょうどいい都会感”
母:茨城での生活、どうだった?
子:正直、最初は「地味かな?」って思ってた。でも、水戸って意外と便利で、落ち着いた雰囲気もあって、私には合ってたよ。
母:都会すぎず、田舎すぎずって感じ?
子:そうそう。カフェもあるし、図書館も静かできれいだし、ちょうどよかった。
母:休日は何してたの?
子:本を読んだり、映画見たり、一人でゆっくりする時間を大事にしてたかな。たまに友達と美術館とか行ったり。
母:大人っぽい過ごし方だね。
子:うん。大学生活って、派手に遊ぶだけじゃなくて、こういう静かな時間も大事にできる場所だったと思う。
就職活動と進路|“話し方”より“考え方”を評価された就活
母:就活はどうだった?
子:うーん、最初は「もっと自分をアピールしなきゃ」って焦ったけど、結局「伝え方より中身」が大事ってわかってからは楽になった。
母:どんなところを受けてたの?
子:出版社とか、広報系とか、言葉を扱う仕事を中心に。最終的には県内の行政広報の仕事に決まったよ。
母:落ち着いた雰囲気が向いてそうね。
子:うん、周りの声に左右されすぎず、「私はこういう仕事がしたい」って筋を通せたのが良かったと思う。
母:それが“自立”ってことなんだろうね。
子:そうかも。大学4年間で、ちゃんと自分の足で考えて動けるようになった気がする。
学生の雰囲気|“落ち着きのある真面目な子”が多かった
母:人文社会学部って、どんな子が多かった?
子:うるさくない子が多かったかな。落ち着いた雰囲気で、真面目に取り組むタイプの人が多かったよ。
母:あんた、空気に飲まれるタイプじゃないから、居心地良かったんじゃない?
子:うん、変に騒がしくない分、自分のペースで付き合える感じがあって、すごく楽だった。
母:“ほどよい距離感”って大事よね。
子:そう。ベタベタしすぎず、でもちゃんと繋がってる関係性が、私には心地よかったな。
一番の思い出|“一人で作った展示企画”が評価された日
母:大学生活で一番印象に残ってることって何?
子:3年生の時、地域資料館で企画展示を任されたんだけど、企画から運営まで一人でやったの。
母:一人で!?大変だったでしょ。
子:大変だったけど、自分で考えたテーマを形にできたのが嬉しかったし、「伝わってたよ」って感想もらえた時は感動したな。
母:それは達成感あるわね。
子:うん。誰かに見てもらって、自分の言葉やアイデアが届いた瞬間が、大学生活で一番誇らしかった。
受験生の親へのメッセージ|“静かに考える子”にぴったりの環境
母:最後に、茨城大学の人文社会学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もしお子さんが「少し大人びていて、派手な環境が苦手」ってタイプでも、ここは本当に落ち着いて学べる大学です。
母:どうしてそう思えるの?
子:学生も真面目な子が多いし、先生も親身で、何より「自分のペース」を大事にできる空気があるから。
母:あなたがのびのび過ごせた理由、よくわかるわ。
子:はい。自分で考えて動きたい子には、ぴったりの場所だと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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