【親向け】立命館大学政策科学部のリアル|“特に夢もなかった私”が、気づけば社会の見方を変えていた4年間

政策科学学部

学びの内容|立命館大学政策科学部では何を学ぶの?

母: あんた、高校のとき「特にやりたいことない」って言ってたけど、なんで政策科学部にしたん?
子: 正直、名前の響きで決めたところもある(笑)でも、社会の仕組みとか課題をいろんな角度から考える学部って知って、「これなら幅広く学べるな」って。
母: 文系理系どっち寄りなん?
子: 完全に文系。でも数字もデータも使うし、分析もする。政治、経済、環境、福祉…とにかく扱うテーマが広いのが特徴やな。
母: 学ぶうちに「やりたいこと」見つかった?
子: うーん、まだ“これ!”ってのはないけど、「どうやって社会って動いてるのか」に興味持てるようにはなったかな。

課外活動・ゼミ・資格|“答えがない問い”に向き合う経験

母: ゼミは何を選んだの?
子: 地域まちづくりのゼミ。課題を発見して、自分たちで仮説立てて、フィールドワークして、提案まで考えるっていう流れ。答えが用意されてないのが、最初はしんどかった…。
母: でも、あんた、そういうの嫌いじゃないでしょ?
子: うん、「誰も正解を知らんことに、自分が向き合ってる」っていう感じが、だんだんおもしろくなってきてさ。
母: 正解を探すんじゃなくて、自分で“納得する形”を作るんやね。
子: そうそう。それがこの学部の醍醐味かも。

アルバイトの話|自分の“役割”に気づけたファミレス経験

母: バイトは何してたん?
子: ファミレスのホールスタッフ。淡々とした作業かと思ってたけど、意外と「まわりを見て動く力」とか、「お客さんの空気を読む力」とか、いろんなスキル求められた(笑)
母: あんた、そんなに器用なほうじゃなかったのに?
子: うん、でも「静かにちゃんとやる人」って意外と重宝されるんよ。目立たんけど、「この子いてくれて助かるわ」って言われると、ちょっと誇らしかった。
母: 役割って、自分で見つけるもんなんやね。
子: うん、「できることを淡々と続ける」って、意外と自分に合ってたかも。

就職活動と進路|“自分の軸”を探しながら選んだ道

母: 就活はどうだった?
子: 正直、最初は軸が定まらなくて、なんとなくエントリーしてた。でも面接で「何に興味あるの?」って聞かれて、初めて本気で考えた気がする。
母: それで、どうなったの?
子: 自治体の関連団体に内定もらった。地域の課題に関わる仕事で、「大きなことはできないけど、目の前の困りごとには向き合いたい」って伝えたら、すごく共感してくれて。
母: 結果的に、大学での学びが生きたんやね。
子: うん、「夢がなかった自分」でも、ちゃんと“考えてきたこと”は伝えられたって思ってる。

学生の雰囲気|“目的がバラバラ”でも刺激し合える空間

母: 政策科学部って、どんな子が多かった?
子: 意識高い系もおるし、「なんとなく来た」って子もおる。全体的に“自分のペースで考えるタイプ”が多かったかな。
母: 浮いたりしなかった?
子: ぜんぜん。むしろ、「みんな目的バラバラ」やから、「なんでそれ選んだん?」っていう会話が自然に生まれて、それがまた刺激になる感じ。
母: 立命館って、そういう多様性があるよね。
子: うん、変に“優等生っぽさ”がなくて、いい意味でゆるさと深さが共存してる空間やった。

一番の思い出|“夢がなくても向き合えるテーマ”に出会えた日

母: 大学生活で一番の思い出は?
子: ゼミで「過疎地域の移住促進」をテーマにプレゼンしたとき。自分たちの仮説に対して、教授が「これは地域にとって意味があると思うよ」って言ってくれて…。
母: うれしかった?
子: めちゃくちゃ。自分の案が“夢”じゃなくて、“社会のどこかにちゃんと届くもの”として認められた気がして。
母: 夢がなくても、意味はつくれるんやね。
子: そう。それを知れただけでも、この4年間には意味があったと思ってる。

受験生の親へのメッセージ|「夢がない」子にこそ、すすめたい学部

母: 最後に、政策科学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子: はい。「うちの子、まだ夢がなくて…」って悩んでる親御さんにこそ、伝えたいです。政策科学部は、“今やりたいことがなくても、自分で考える力”が育つ場所やと思います。
母: 夢よりも、まずは視野を広げることが大事ってことね。
子: うん。立命館の政策科学部は、「夢がない」ことを否定しないし、「それでも何かを考えてみる」ことを応援してくれる学部でした!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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