学びの内容|東北大学文学部ではどんなことを学ぶの?
東北大学文学部では、人文学・哲学・心理学・史学・言語学・日本文学・欧米文化など幅広い分野から、自分の関心に応じて専門を深めていきます。1年次は教養教育中心、2年次からコースに分かれて専門性を高める構造が特徴です。
母:文学部って、けっこう自由って聞くけど、実際どんなことを勉強するの?
子:本当に自由!私は日本文学を専攻してたけど、周りには心理学とか言語学とかいろんな分野の人がいたよ。
母:その中で日本文学を選んだのはどうして?
子:高校のときに現代文が苦手だったのが悔しくて…「絶対克服してやる」って思って選んだ。負けず嫌いだから(笑)
母:逆に苦手意識があったからこそ、やりがいがあったのね。
子:うん。自分が理解できなかったものを、ちゃんと“読み解ける力”に変えていくのがすごく楽しかった!
ゼミ・課外活動・資格|“負けたくない”気持ちが研究を深めた
母:ゼミではどんなことをやってたの?
子:日本近現代文学のゼミで、戦後文学の読み方を研究してた。特に中上健次とか大江健三郎を扱ってたよ。
母:難しそうだけど、楽しかった?
子:最初は先生の問いに全然答えられなくて悔しかった。でも、絶対に負けたくなくて、毎回めちゃくちゃ準備してた。
母:あんたらしいわね(笑)
子:そのおかげで、発表で「鋭いね」って言われたときは本当に嬉しかった。負けず嫌いでよかった!
母:課外活動とかもやってたの?
子:読書会サークルに入ってて、月1で本のプレゼンやってた。自分の考えを言葉にする練習になったよ。
キャンパスと休日|“知的な空気”に囲まれて過ごす日々
母:東北大のキャンパスってどんな雰囲気?
子:川内キャンパスは自然が多くて落ち着いてるけど、建物の中は「勉強するぞ」っていう空気感がある。
母:周りの学生もやっぱり優秀?
子:うん。でも意外と静かな子も多くて、ガツガツしてるってより“内に燃える”タイプが多かったかも。
母:休日はどうしてたの?
子:図書館行ったり、カフェで読書したり。あとは友達と討論っぽい話して盛り上がったりもしてた(笑)
母:文学部っぽい休日だね。
子:うん。そういう時間も含めて、自分を深める4年間だったと思う!
就職活動と進路|“粘り強く伝える力”が武器になった
母:文学部って、就活大変じゃなかった?
子:そうだね。「文学専攻=何ができるの?」って思われがちだから、説明力がすごく大事だった。
母:どうやってアピールしたの?
子:「どんなテーマでも、情報を集めて、考えて、自分の言葉で伝えられる」って力を磨いてきたって話した。
母:どこに決まったの?
子:出版社の編集職に内定もらった!最終面接で「負けず嫌いなとこが頼もしいね」って言われた(笑)
母:それはあんたの努力の賜物ね。
子:諦めずに粘って、考えて、言葉にした結果が出たと思ってる!
学生の雰囲気|“静かに熱い”タイプが多かった
母:文学部って、どんな子が多かった?
子:一見大人しい子が多かったけど、話すと芯があるというか、自分の世界を持ってる子が多かったよ。
母:負けず嫌いなあんたでもやっていけた?
子:むしろ燃えた(笑)。「この人にだけは負けたくない」っていうライバルが何人もいたし、お互い刺激し合えた。
母:切磋琢磨できたのね。
子:うん。真面目で優しいけど、みんな何かしらの“こだわり”を持ってた。それが文学部らしさだと思う。
一番の思い出|卒論発表でつかんだ“自分の言葉”
母:大学生活で一番印象に残ってるのは?
子:卒論発表かな。「文学における戦後アイデンティティの再構築」ってテーマで、めちゃくちゃ苦戦したけど…
母:難しそう…。
子:悩んで、考えて、悔し泣きした日もあったけど、本番で「自分の言葉」で伝えられたとき、達成感がすごかった。
母:それは忘れられない経験ね。
子:うん。一番苦しんだテーマだったからこそ、自信につながった!
受験生の親へのメッセージ|“負けず嫌いな子”が成長できる場所
母:最後に、東北大学文学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もしお子さんが「自分の考えを深めたい」「絶対に成長したい」って思っているなら、東北大の文学部はぴったりです。
母:どうしてそう言えるの?
子:ここでは答えを与えられるんじゃなくて、自分で問い続ける力が求められる。負けず嫌いな子ほど伸びる場所です。
母:あんたに合ってた理由がよくわかるわ。
子:はい。悩んで、葛藤して、それでも挑み続けた4年間が、自分の強みになりました!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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