【親向け】山形大学地域教育文化学部のリアル|“自信がない子”が少しずつ前を向けた4年間

学びの内容|山形大学地域教育文化学部ではどんなことを学ぶの?

山形大学地域教育文化学部では、「教育」「芸術文化」「地域社会」に関する幅広い学びを通じて、人の成長や地域の発展に貢献できる力を養います。教員志望だけでなく、地域・福祉・文化など多様な進路が開かれているのが特徴です。

母:地域教育文化学部って、先生になる人ばかりなの?
子:ううん、もちろん教員を目指す子もいるけど、私は「教育に関わる仕事がしたいなぁ」くらいで入ったよ。
母:自信がないって言ってた割に、チャレンジしたのね。
子:うん、最初は「私なんかにできるのかな」って思ってたけど、授業が少人数で優しい雰囲気だったから、少しずつ前向きになれたんだ。
母:安心できる環境だったんだね。
子:そう。先生も「ゆっくりでいいよ」って言ってくれるから、プレッシャーが少なかったのがありがたかった。


ゼミ・課外活動・資格|“小さな成功体験”が自信につながった

母:ゼミではどんなことをしてたの?
子:私は教育心理のゼミに入って、「子どもの自己肯定感」について調べてたよ。私自身、自信がなかったから、テーマとしてすごく興味が持てた。
母:自分の体験と重ねられるのはいいわね。
子:そうなの。ゼミで発表するの、最初は怖かったけど、「ちゃんと伝わってたよ」って言ってもらえて…その言葉が今でも支えになってる。
母:課外活動はやってたの?
子:ボランティアで、子ども食堂の手伝いに行ってた。人と接するのは不安もあったけど、子どもたちの反応が素直で嬉しかったな。
母:少しずつできることが増えていったのね。
子:うん。小さな成功体験の積み重ねが、自信になっていった感じかな。


キャンパスと休日|“静かで落ち着いた場所”が安心できた

母:山形での暮らしはどうだった?
子:思ってたよりずっと暮らしやすかったよ。キャンパスも静かで落ち着いてて、人混みが苦手な私にはぴったりだった。
母:都会よりも合ってたのね。
子:うん。山とか川とか、自然がすぐそばにあるから、気持ちが整うっていうか…焦らなくていい空気があったよ。
母:休日はどんなふうに過ごしてたの?
子:本読んだり、散歩したり、たまに友達とお茶したり。のんびりしてたけど、それがちょうどよかった。
母:無理に頑張らなくてもいい時間って、大事よね。
子:そう。そういう日々が、「私でも大丈夫なんだ」って思わせてくれたかもしれない。


就職活動と進路|“人と丁寧に向き合える自分”を見つけた就活

母:就活はどうだった?
子:最初は怖かった。面接で自分のことを話すの、すごく苦手だったし…。
母:でもちゃんと乗り越えたんでしょ?
子:うん。キャリアセンターの方にたくさん相談して、練習もして。自分の「丁寧に人と向き合えるところ」も強みだって気づけたの。
母:どんなところに決まったの?
子:福祉関係のNPOに決まったよ。子どもの支援をする仕事で、大学で学んだことがすごく活きるって思った。
母:あんたにぴったりな場所かもね。
子:うん。「自信はなくても、人のために何かしたい」っていう気持ちは、ちゃんと伝わるんだって思えたよ。


学生の雰囲気|“がんばりすぎない人たち”と過ごせた日々

母:学部の学生って、どんな感じだった?
子:まじめだけど、すごくあたたかい人が多かったな。がんばりすぎない、優しい空気が流れてた。
母:気後れすることはなかった?
子:最初はあったよ。でも、まわりも「できないことがあって当たり前」ってスタンスだったから、安心して話せた。
母:素のままでいられるって、大事ね。
子:うん。大学に入る前は、「目立たない私はダメなんじゃないか」って思ってたけど、ここでは“自分らしくていい”って実感できた。
母:そういう環境って、成長につながるのね。
子:うん。ちょっとずつ、自分にOKが出せるようになった4年間だったよ。


一番の思い出|“ありがとう”の一言に救われた現場実習

母:大学生活で一番印象に残ってることってなに?
子:教育支援の実習に行ったとき、小学生の子が帰り際に「先生、ありがとう」って言ってくれたの。
母:それは嬉しかったね。
子:うん。「私の声かけが、ちゃんと届いてたんだ」って思えた瞬間だった。自己肯定感って、こういう小さなやりとりで育つんだなって。
母:勉強だけじゃなく、感情の経験も多かったのね。
子:うん。大学で学んだことが、“人の気持ちに寄り添える力”になってたのが嬉しかった。


受験生の親へのメッセージ|“自信がない子”でも、ゆっくり育てる場所

母:最後に、山形大学の地域教育文化学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もしお子さんが「自信がない」「自分に何ができるかわからない」って不安に感じていても、この学部なら大丈夫だと思います。
母:どうしてそう言えるの?
子:ここには、急がず自分を育てられる環境があります。まわりの人も優しくて、自分のペースで成長できる場所だからです。
母:あんたが変われた理由がわかるわ。
子:はい。「そのままの自分を受け入れてくれる場所」って、大学選びではすごく大事だと思います。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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