【親向け】法政大学人間環境学部のリアル|“上京して見つけた自分の居場所”と成長の4年間

法政大学人間環境学部ではどんなことを学ぶの?

母:人間環境学部って、名前だけじゃ何を学ぶかちょっと分かりにくいんだけど…
子:確かにそうだよね。でも実際は「人」と「環境」の関係を、すごく多角的に学べる学部なんだよ。自然環境、都市計画、福祉、メディア…幅が広くて、選択肢がいっぱいあった。
母:そんなにいろいろ学べるのね。専攻はどうやって決めたの?
子:興味のあるテーマから掘っていく感じかな。私は「都市の空間デザイン」に興味が湧いて、まちづくり系の授業を中心に選んだよ。
母:なるほど、具体的な都市の話もするの?
子:するする。新宿の再開発の事例とか、身近な話題を通じて考えるから、すごく実感を持って学べた。

ゼミ・課外活動・資格|“知らない街”で“つながり”を作っていく

母:ゼミはどんなことをやってたの?
子:市民参加型のまちづくりがテーマで、実際に地域に出てヒアリングしたり、学生提案をしたりしたよ。
母:東京の街に関わるのね。上京してきた身としては、どうだった?
子:最初は土地勘もなかったし緊張したけど、地元の人の話を聞いたりする中で、「この街をもっとよくしたい」って思えるようになった。
母:そうやって“東京が自分の街”になっていくのね。
子:うん。資格は宅建の勉強をしてて、就活でも「まちづくり」に興味があるって堂々と伝えられるようになったよ。

多摩キャンパスと休日の過ごし方

母:法政の多摩キャンパスってどんなところだった?
子:緑が多くて静かで、のんびりしてるよ。東京っていうより“ちょっとした山の上”って感じ(笑)
母:たしかに、あの坂を毎日登ってたわね(笑)
子:うん、でもそのぶん空が広くて、空気が気持ちいい。友達とベンチで話したり、ピクニック気分でランチしたり、自然と仲良くなる場所だったよ。
母:休日はどうしてたの?
子:吉祥寺まで出てカフェ巡りしたり、たまに帰省したり。都会すぎないところが、私にはちょうどよかったな。

就職活動と進路|“東京で何かを残したい”と思えた4年間

母:就活はどうだった?
子:「どこでもいいから内定を」って感じじゃなくて、「東京でまちづくりに関わりたい」って軸がはっきりしてたから、逆に動きやすかったかも。
母:自分の中に芯があったのね。
子:うん。まちづくり系の不動産会社に内定をもらって、地元とはまた違う“東京での暮らし”に寄り添う仕事をしたいなって。
母:上京してきた娘が、東京に貢献するようになるなんて不思議ね。
子:4年間過ごすうちに、「東京が第二の地元」になった感じ。だからこそ、ちゃんと恩返ししたいって思ったの。

法政大学人間環境学部の学生の雰囲気

母:どんな学生が多かった?
子:真面目だけど、堅すぎない子が多かったかな。自然とか街とか“生活に関わること”に興味がある子が多くて、優しい雰囲気だったよ。
母:上京組って多かった?
子:意外と多い!地方出身の子が半分くらいいたんじゃないかな。お互い「最初は不安だったよね」って話しながらすぐ仲良くなれた。
母:環境が近いと、共感もしやすいのね。
子:うん、「東京は怖い場所じゃないよ」って教えてくれたのは、地元じゃなくてこっちの友達だったかも。

一番の思い出|“東京で育ててもらった”という実感

母:大学生活で一番印象に残ってることは?
子:ゼミで地域の方と一緒に作ったイベントかな。人が来るか不安だったけど、当日はたくさんの家族連れが来てくれて…
母:嬉しかったでしょ?
子:うん、「あ、東京に恩返しできた」って思ったの。見知らぬ土地で始まった大学生活が、いつの間にか“自分の居場所”になってた。
母:それって、すごく幸せなことよね。
子:上京したからこそ得られた出会いと気づきだったなって、今は心から思える。

受験生の親へのメッセージ|“東京に出すのが不安”な親御さんへ

母:最後に、受験生の親御さんに伝えたいことある?
子:はい。「うちの子、地方出身で東京でやっていけるか不安…」って思ってる方にこそ、法政の人間環境学部はおすすめです。
母:どこが特に?
子:キャンパスは落ち着いてるし、学生も優しい子が多い。何より“人と環境を考える”って学びが、自分の居場所づくりそのものだったんです。
母:たしかに、東京に馴染めるか不安な気持ちはよく分かるわ。
子:でも、環境が合えばちゃんと根付ける。法政は、その“合う環境”が見つかりやすい大学だと思います。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

参考リンク:

コメント