【親向け】青山学院大学総合文化政策学部のリアル|“寛容さ”を力に変えた、境界を越える学びの4年間

青山学院大学総合文化政策学部ではどんなことを学ぶの?

母:総合文化政策学部って、名前からしてちょっと分かりにくいけど、実際どんな勉強をしてるの?
子:うん、よく言われる(笑)簡単に言うと「文化を通して社会を考える」って感じ。アート、メディア、観光、地域づくりとか、テーマは多彩だよ。
母:芸術とかに関わるの?それとも政策寄り?
子:その両方かな。たとえば「地域にアートをどう活かすか」みたいに、実際の社会課題と結びつけて考えることが多いよ。あと、異文化理解とかSDGsとか、国際的な視点も大事にしてる。
母:広く学べるからこそ、自分で軸を持たなきゃいけないのね。
子:うん、でも私は「いろんなものを柔軟に受け入れる」ってスタンスが活きたと思う。寛容さって、意外と大事な強みなんだなって感じたよ。

ゼミ・課外活動・資格|“多様性の中で考える力”が育った場

母:ゼミではどんなことを研究してたの?
子:私は「多文化共生」がテーマのゼミに入って、外国にルーツのある子どもたちの教育支援について調べてたよ。実際に学習支援のボランティアにも行ってた。
母:文化の違いって、支援の現場でも大きいの?
子:すごくある。でも、その違いを否定せずに「どうしたら一緒にいられるか」を考えるのが大切で、そこに面白さもあった。
母:あなたの“人の話を受け止める力”が活きたんだね。
子:うん。ゼミのディスカッションもすごく多様で、考えがぶつかることもあったけど、「違いを面白がれる」空気があったのはすごくよかった。

青山キャンパスと学生生活

母:青山キャンパスって、おしゃれで華やかなイメージだけど、実際はどうだった?
子:まあ、確かに(笑)。でも総文の学生って意外と穏やかで、落ち着いた子も多いよ。私は渋谷の近くってだけでちょっと緊張してたけど、すぐ慣れた。
母:都会のど真ん中だけど、ちゃんと自分のペースでいられた?
子:うん。キャンパス内は静かだし、休み時間に近くのカフェで一息つくのが好きだったな。あとは展覧会巡ったり、街の中に学びが転がってる感じ。
母:街が教室みたいなものなのね。
子:そう!青学って、“日常の中に学びがある”って実感できる場所だったよ。

就職活動と進路|“人と人の間をつなぐ”仕事を選んだ理由

母:就職活動はどう進めたの?
子:最初は自分のやりたいことが漠然としてて迷ったけど、「人と人の間に立って橋渡しする仕事」がしたいなと思って、広報や人材系の会社を中心に見てた。
母:あなたらしい選び方ね。最終的には?
子:外国人向けのサポートを行っているNPO法人に決めたよ。文化の違いに戸惑っている人たちに、安心できる場を提供したくて。
母:その優しさ、ちゃんと形にできたのね。
子:うん。「違いを受け入れることができる人」は、どんな場でも必要とされるって信じてるから。

青山学院大学総合文化政策学部の学生の雰囲気

母:どんな学生が多かった?
子:感性が豊かで、いろんな価値観を持ってる子が多かったよ。でも、それぞれが「自分と違う相手も受け入れる」って姿勢を持ってたのが印象的だった。
母:対立じゃなく、対話の空気があるのね。
子:そうそう。発表のときも「私とは違うけど面白いね」っていうコメントが多くて、自分を否定されない安心感があった。
母:そういう環境って、安心して成長できるわね。
子:本当にそう。だからこそ、自分の価値観を押し付けずに、相手の世界に関心を持てる人が多かったと思う。

一番の思い出|“違っていい”と初めて胸を張れた日

母:大学生活で一番印象に残ってることって何?
子:多文化共生をテーマにしたゼミ発表で、自分がまとめたスライドが「すごく丁寧で優しい視点だった」って言われたこと。
母:それは嬉しかったでしょうね。
子:うん、自分の「寛容さ」って、これまでただの“特徴”だと思ってたけど、「強み」なんだって初めて思えた瞬間だった。
母:それが今の道にもつながってるのね。
子:うん。大学って「自分を知る場所」でもあるんだなって思ったよ。

受験生の親へのメッセージ|“価値観が柔らかい子”が伸びる場所

母:最後に、受験生の親御さんに伝えたいことある?
子:「うちの子、なんでも受け入れて流されないかしら…」って心配してる親御さん、安心してください。
母:その“受け入れる力”が強みに変わるってこと?
子:はい。この学部では、「違いを面白がる力」や「柔らかさ」が本当に活かされます。むしろ、そういう子こそ一番伸びる場所です。
母:あなたがその証明ね。
子:青学の総合文化政策学部は、“誰かと違う”ことに寛容な子が、自分の力をのびのび発揮できる学部だと思います。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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