九州大学経済学部で学べる内容とは？
親： 経済学部って、なんとなくお金のことを学ぶイメージだけど、九大では具体的に何を学ぶの？
子： 確かに最初はそう思ってたけど、実際は「人や社会がどう動くか」を理論とデータで考える学問なんだよ。私は理論経済と統計を中心に勉強してた。
親： 難しそうだけど、ちゃんとついていけた？
子： 最初は数学の多さにびっくりしたけど、丁寧な講義が多くて助かった。ミクロ経済学の授業とか、ほんとにゼロからわかりやすく教えてくれて、基礎固めがしっかりできたよ。
親： 東京からわざわざ福岡に行って不安はなかったの？
子： 最初はちょっと文化の違いに戸惑ったけど、九大の学生ってみんな優しくて穏やかだから、すぐ馴染めた。経済学部も実証研究に強いから、進路の幅は広いよ。
ゼミや課外活動では何をしていた？
親： ゼミではどんなことやってたの？
子： 地域経済をテーマにしたゼミに入って、「地方都市と人口減少」の関係について分析してた。実際に糸島地域のデータを使って、プレゼンもやったよ。
親： へえ、地方に来たからこそできるテーマかもしれないね。
子： そうそう。東京出身の自分が地方経済を学ぶって、最初はミスマッチかと思ったけど、逆に視野が広がった。地方出身の友達と意見を交わすのも面白かった。
親： サークル活動とかは？
子： 経済系の学生団体で、福岡の企業と連携したマーケティング企画に関わったりもしたよ。地元とのつながりが深くて、地域密着型の活動が多いのも九大の特徴かも。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親： 伊都キャンパスって、かなり自然に囲まれてるんでしょ？
子： うん、東京と比べたら“静かすぎる”くらい（笑）でも、その分集中できるし、散歩コースも豊富。図書館や研究施設も新しくてきれいだから、快適に過ごせたよ。
親： 休日は何してたの？
子： 博多や天神まで電車で出かけて、カフェで読書したり、ローカルのマーケット行ったり。最初は土地勘なかったけど、だんだん“福岡らしさ”が好きになっていった感じかな。
親： 九州の雰囲気にも馴染めたのね。
子： うん、地元の人たちも温かいし、東京のスピード感とちょうどバランス取れてる感じ。
九州大学経済学部の就職と進路は？
親： 就職って、やっぱり地元志向の子が多いの？
子： 多いね。福岡や九州の企業に就職する人が半分くらい。でも、私みたいに首都圏就職目指す人もいて、外資やコンサル、総合職に進む先輩も結構いたよ。
親： あんたは結局、どこに決まったんだっけ？
子： 外資系のコンサル会社。分析系のインターンで成果出せたのが大きかったと思う。地方で学んだことも“多様な視点を持ってる”って高評価された。
親： 東京出身でも、地方大で力をつけられるってことね。
子： うん。むしろ“あえて地方を選んだ”っていう背景が面白がられることも多かったな。
学生の雰囲気はどんな感じ？
親： 経済学部の学生って、どんな感じの子が多いの？
子： 地元の真面目な子が多いかな。がつがつ競争するタイプより、じっくり自分の道を進むタイプが多くて、最初はちょっと物足りなかったけど（笑）、今はそういう落ち着いた空気が心地よく感じる。
親： 逆に、浮いたりしなかった？
子： 最初は“ちょっと東京感あるよね”っていじられたけど、嫌な感じじゃなかったよ（笑）気づいたら地元の友達と旅行行くほど仲良くなってた。
親： 九州の学生とも自然と馴染めたんやね。
子： うん、思ってたより早かったかも。
一番の思い出は何？
親： 一番印象に残ってることって何？
子： やっぱりゼミで地域企業と連携したプロジェクトかな。東京じゃできないような距離感で、経済を“肌で感じた”っていう経験が大きかった。
親： 地方だからこそ得られた実感ってあるのね。
子： うん、数字の裏に人の暮らしがあるってことを、肌で知れた気がする。
受験生の親に伝えたいこと
親： 最後に、九州大学経済学部を目指す子どもの親御さんに一言ある？
子： 地方の大学って不安に思うかもしれませんが、九大は教育も施設も環境もトップクラスです。東京の子でも、すぐに馴染めると思いますし、むしろ“外から来たからこそ見えるもの”がたくさんあります。
親： 堅実さと柔軟さのある大学って感じがするね。
子： まさにそれ。落ち着いて学びたい子、自分の考えを育てたい子にはぴったりの学部だと思います！
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は最新情報に基づいていますが、詳細は必ず大学公式サイトでご確認ください。
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