【親向け】大阪大学文学部の学び・雰囲気・就職をやさしく紹介!

大阪大学文学部で学べる内容とは?

親: 文学部って、昔からあるけど、実際何を勉強するのかよう分からへんのよね。

子: うん、確かにイメージしにくいかも。でも文学部って、ざっくり言うと「人間の営み」を深く探る学部かな。私は日本文学を専攻してて、特に平安時代の物語文学を研究してる。

親: へぇ、源氏物語とか?

子: そう。原文を読みながら、言葉の使い方とか物語の構造とかを分析して、「なぜ今も読まれるのか」とか考えるの。静かな作業だけど、すごく深いよ。

親: そうなんやね。静かな勉強やけど、自分の世界に入っていける感じなんやろうね。

子: うん。講義もディスカッションっていうよりは、黙々と読み解いて、自分の視点を育てていく感じ。


ゼミや課外活動では何をしていた?

親: ゼミではどんなことしてたん?

子: 私のゼミは和歌を中心にした文学研究で、「表現の裏にある心の動き」を読み解くのがテーマだったの。発表も毎回あって、静かなゼミだけど、深い議論になるよ。

親: 大人数じゃなくて、少人数でじっくりって感じか。

子: うん。静かな学生が多くて、無理に発言しなくてもちゃんと受け入れられる雰囲気。発言する時も、ちゃんと聞いてくれる。

親: サークルは入ってたん?

子: 文芸部に入ってて、自分で詩や短編を書いたりしてた。発表会でそっと作品を並べるだけのイベントもあって、そういう控えめな雰囲気が落ち着いた。


キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方

親: 豊中キャンパスって、どんな場所?

子: 緑が多くて、静かで落ち着いた雰囲気かな。文学部の建物は少し奥まったところにあって、研究にはちょうどいい環境。図書館もすごく充実してる。

親: 友達付き合いはどうしてたの?

子: 大人数でわいわいっていうより、少人数でゆっくり話す感じ。気が合う子と、たまに学食でごはん食べながら好きな本の話をしたりしてたよ。

親: 休日は?

子: 図書館にこもって読書したり、自分の好きなカフェで勉強したり。あとは万博公園とか、中之島の美術館に行ったりするのが好きだったな。


大阪大学文学部の就職と進路は?

親: 文学部って、就職に不利っていう人もいるけど…実際どうなん?

子: うーん、確かに「この資格で就職できます」って学部じゃないけど、だからこそ進路は自由。公務員や大学院に行く人も多いし、私は出版社の校正職に内定もらったよ。

親: 校正って、本の文章チェックする仕事よね?

子: うん。言葉に細かく向き合う仕事で、文学部の勉強がそのまま活きる感じ。派手じゃないけど、自分に合ってると思う。

親: なるほど、自分の性格に合った進路を見つけられたんやね。


学生の雰囲気はどんな感じ?

親: 文学部って、どんな学生が多いの?

子: 物静かで、じっくり考える子が多いと思う。派手さはないけど、話してみると深いこと考えてたり、独自の世界を持ってたりする。

親: たしかに、静かでも芯があるっていうのは感じるなぁ。

子: うん。あと、人と競うより、自分のペースで探究するスタイルが尊重されてるから、無理しなくて済むのがありがたかった。

親: 京大とか阪大って、そういう“自分を大事にできる子”が多いんかもね。


一番の思い出は何?

親: 文学部で一番印象に残ってることって何?

子: 卒論かな。『源氏物語』の「光源氏の感情表現と現代の共感構造」をテーマにして、ひとりで何ヶ月も読み直して書き続けた。

親: えらいテーマやな(笑)でも、よく頑張ったな。

子: 書いてる間はしんどかったけど、提出したあとの達成感はすごかった。静かな作業やけど、自分と対話しながら成長できた気がする。

親: そういう経験って、一生ものよね。


受験生の親に伝えたいこと

親: 最後に、阪大文学部を目指す子の親御さんに一言ある?

子: 静かで、自分のペースで学びたい子には、ほんまに合ってる学部やと思います。強く主張しなくても、ちゃんと受け止めてくれる環境があるから安心していいと思います。

親: 派手さはなくても、じっくり育ててくれる場所ってことね。

子: そう。阪大の文学部は、“目立たないけど深い”っていう子にこそ、ぴったりやと思う。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は最新情報に基づいていますが、詳細は必ず大学公式サイトでご確認ください。

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