大阪大学法学部で学べる内容とは?
親: 法学部って、六法全書をひたすら暗記するようなイメージあるけど、ほんまのところどうなん?
子: 暗記だけやったら、正直どこでも通用せえへんよ(笑)阪大の法学部は、法律を「社会をどう動かすか」って視点で考えるから、めっちゃ実践的やで。
親: 実践的って、具体的にはどういうこと?
子: 僕は行政法を専攻してるけど、判例をもとに「なぜこの判断になったのか」とか、「もし違う立場ならどう主張するか」っていう“思考の訓練”が中心やねん。
親: なるほど、単に答えを覚えるってより、考える力が問われるんやな。
子: うん。あとは国際法も取ってた。外交とか国連とかに関わる制度も学べて、視野がかなり広がったな。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミはどんなテーマやったん?
子: 行政法ゼミで、公共政策と法の関係を掘り下げてた。たとえば「コロナ禍における外出制限は憲法的に正当か?」みたいな、リアルなテーマが多かった。
親: それって、将来にも活きそうやね。
子: そうやな。僕は国家公務員総合職も考えてたから、政策系のゼミは志望動機にも直結したし、面接でもめっちゃ話しやすかった。
親: サークルは?
子: 模擬国連系の活動に入ってて、英語でディベートしたり、政策提言書を書いたり。阪大は“静かに熱い”タイプの子が多くて、深い議論ができる環境やったよ。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 豊中キャンパスって、どんな雰囲気なん?
子: 落ち着いてるし、地に足ついた学生が多い印象。ガツガツした感じじゃなくて、静かにコツコツ積み上げるタイプが多いな。
親: 法学部の建物ってどこ?
子: キャンパスの南側にあって、図書館や研究棟に近い。環境はいいよ。勉強に集中したい人にはベスト。
親: 休日はどうしてた?
子: 試験期間前は図書館にこもって勉強、それ以外はOB訪問したり、業界研究のセミナーに行ったりしてた。就活は早めに動いてたな。
大阪大学法学部の就職と進路は?
親: 法学部って、やっぱり弁護士とか官僚が多いん?
子: もちろんロースクール進む人もおるけど、最近は官僚・国家公務員や大手企業の法務部、コンサル、商社も多いで。僕は商社に決めた。
親: 商社!?それはまた意外な進路やな。
子: グローバルに活躍できて、政策提言的な視点も活かせると思って。面接でも行政法で学んだロジックの組み立て方はかなり評価された。
親: 阪大って、関西ではやっぱりブランドあるよね。
子: うん。関西の企業や官公庁では「阪大=即戦力」ってイメージがあるみたいやし、堅実な学びをちゃんと見てもらえる環境やと思う。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 法学部って、真面目で固いイメージあるけど、実際どうなん?
子: 真面目やけど、堅苦しくはない。むしろ“芯が強い子”が多いかな。静かやけど、内面はエネルギッシュって感じ。
親: エリート思考の子も多いの?
子: 結構おるで。特に国家総合職とか法曹目指す子は、明確な目標持ってて、戦略的に動いてる感じ。僕も周りから刺激もらってた。
親: 京大や東大と迷った子もいるやろうしね。
子: そうやな。でも阪大法は「地に足のついたエリート」って感じで、僕には合ってたと思う。
一番の思い出は何?
親: 大学4年間で、一番印象に残ってることって何?
子: 国家総合職の一次試験に合格したときかな。めっちゃ準備してたから、自分の努力がちゃんと報われたって実感できた。
親: でも最終的には商社にしたんよね?
子: うん。いろんな選択肢を検討した結果、自分の個性や将来像に一番合ってた。法学部で学んだからこそ、選べた選択やと思う。
親: エリートっていうより、自立した決断やね。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、阪大法学部を目指す子どもの親御さんに一言ある?
子: 法律って、ただの知識じゃなくて「社会を動かす力」になる学問やと思います。阪大法は、堅実に力をつけて、着実にキャリアを積みたい人には本当にいい環境。
親: ガツガツしすぎないけど、力はある。そんな印象ね。
子: そう。東大・京大より“現実的で確実に強い”選択やと思います。エリート志向の子にとっても、理想と現実のバランスが取れる大学やと思うな。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は最新情報に基づいていますが、詳細は必ず大学公式サイトでご確認ください。

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