神戸大学法学部で学べる内容とは？
親： 法学部って、六法全書をひたすら暗記するようなイメージがあるけど、実際はどうなの？
子： 確かに最初は基本的な法律用語を覚えるところから始まるけど、それよりも「社会の中で法律がどう働いてるか」を考えるのが大事やで。私は行政法に興味があって、福祉とか住民サービスと法の関係を学んでたよ。
親： 行政法って、いまいちピンとこないわ。
子： 例えば「どうやって自治体が条例を作って運用するか」とか、「住民の権利がどう守られるか」って話やね。意外と生活に直結してるんよ。
親： あんた、昔から人の相談とかよく聞いてたし、向いてたのかもね。
子： そうかも。誰かの困りごとを“仕組み”から解決するっていう視点が、法学では活かせるって思った。
ゼミや課外活動では何をしていた？
親： ゼミではどんなことしてたの？
子： 地方自治をテーマにしたゼミで、条例の立て方とか、住民との対話のあり方を研究してた。グループ発表が多かったから、まとめ役することが多かったかな。
親： あんた、そういうの好きよね。みんなの面倒見たり。
子： うん、自然と「どうしたらチームがうまく回るか」考えるのが好きやねん。法学って“個人の主張”だけじゃなくて、“調整力”も大事やから、そこが面白い。
親： サークル活動はどうしてたの？
子： 法学部の学生会で、新入生の履修相談とか面倒見てた。法律って最初ほんまに難しいから、「最初の壁」を超えるサポートができたのは嬉しかったな。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親： 神戸大学って、坂の上にあるのよね。通学は大変じゃなかった？
子： 最初はちょっとしんどかったけど、慣れたら景色がご褒美になる感じ（笑）静かで落ち着いてるし、勉強に集中できる場所としては最高やったよ。
親： 休日はどう過ごしてたの？
子： カフェで判例読んだり、友達の就活相談乗ったり。神戸って街がちょうど良くて、海も山もあるし、気分転換しやすかった。大阪にもすぐ出られるのも便利。
親： 勉強と人づきあい、うまく両立してたんやね。
子： どっちも自分にとっては大事やったし、バランスよくできたと思う。
神戸大学法学部の就職と進路は？
親： 法学部って、就職の進路はやっぱり弁護士とか多いの？
子： ロースクールに行く人もいるけど、むしろ公務員や一般企業が多い印象かな。私は県庁の行政職に決まったよ。
親： あんた、公務員志望やったもんね。
子： うん。現場に近いところで、人の暮らしに関わる仕組みを整えたいって思ってたから。行政法の知識がそのまま使えるのも大きかった。
親： 面接もスムーズにいったの？
子： 法学部の先生が模擬面接とかしっかり見てくれて、周りの友達とも対策し合った。人に相談されることも多かったけど、自分の就活もぬかりなくやったよ（笑）
学生の雰囲気はどんな感じ？
親： 神戸大学の法学部って、どんなタイプの子が多いの？
子： 真面目で落ち着いてる人が多いかな。自己主張は強くないけど、考えてることがしっかりしてるって感じ。あと、協調性がある人が多い気がする。
親： あんたみたいに、人のことを気にかけるタイプも多いの？
子： うん。法学部って“論理的に考える”だけじゃなくて、“相手の立場に立って考える”ことも大事やから、そういう気質の人が自然と集まるのかも。
親： なるほど、みんなで支え合える空気があるのね。
子： うん、僕自身もそういう環境に助けられたと思ってる。
一番の思い出は何？
親： 大学生活で一番印象に残ってることって何？
子： ゼミの最終発表かな。地域政策について発表したんだけど、班の子が緊張で詰まっちゃって。とっさにフォローに入って、無事に乗り切れたときは達成感あった。
親： あんたらしいエピソードやな（笑）
子： そう言ってもらえるのが一番嬉しいかも。法律って冷たく見られがちやけど、「人を助ける力」なんやって、改めて思った瞬間やった。
受験生の親に伝えたいこと
親： 最後に、神戸大学法学部を目指す子の親御さんに一言ある？
子： お子さんが“面倒見がいい”とか“人の役に立ちたい”って気持ちを持ってるなら、神戸の法学部はぴったりやと思います。論理とやさしさ、両方を育てられる環境です。
親： それなら、安心して送り出せそうやね。
子： うん。真面目で温かい学生が多くて、自分のペースでしっかり成長できる場所です！
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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