神戸大学教育学部で学べる内容とは?
親: 教育学部って、やっぱり「先生になる」っていう道が多いのかしら?
子: うん、それは確か。でも神戸大学の教育学部は、教職だけじゃなくて、教育心理とか発達支援とか、教育に関わる幅広い分野を学べるよ。
親: あんた、入学前はあまり人前に立つのが得意じゃなかったけど、授業は大丈夫だったの?
子: 最初は緊張してた。でも、発表や模擬授業も、少人数クラスで丁寧に進むから安心できたよ。私は静かに聞いて考えて、ノートをまとめるのが得意なタイプだから、そういう力もちゃんと評価してもらえた。
親: 目立たなくても、きちんと見てもらえるんやね。
子: うん。神戸大は「自分のペースでしっかり学ぶ」って姿勢が大事にされる場所やと思う。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミではどんなことしてたの?
子: 教育方法論のゼミで、中学生の学習意欲について研究してた。アンケート調査したり、教科書の指導法を分析したり。派手なことはないけど、コツコツ積み上げる作業が多かった。
親: あんた向きかもね。
子: そうかも(笑)先生もすごく穏やかで、じっくり話を聞いてくれるタイプだったから、質問もしやすかったよ。
親: サークルとか入ってた?
子: 教育系のボランティアサークルに入ってた。月1回、小学校で読み聞かせしたり、簡単な学習支援をしたり。人と深く関わるより、そっと寄り添う活動が自分には合ってたかな。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 六甲台のキャンパスって、どんな雰囲気?
子: 坂はきついけど(笑)、景色が良くて静か。人が多すぎなくて、落ち着いた環境。図書館も広くて、自習するのにちょうどいい。
親: 休日は何してたの?
子: 図書館で課題したり、帰りに阪急で本屋さん寄って帰ったり。友達と過ごすこともあるけど、大人数よりは、1〜2人でゆっくり話すのが好きだった。
親: のんびりした時間、大事よね。
子: うん。神戸って都会すぎず自然もあって、自分にとってはちょうどいい環境やった。
神戸大学教育学部の就職と進路は?
親: 教職には進む人が多いの?
子: うん、公立小中高の教員になる人が多い。あとは教育委員会とか、一般企業に行く人も一定数いるよ。私は地元の公立中学校に内定もらった。
親: 中学校?大丈夫?結構大変そうやけど…
子: 正直、ちょっと不安もあるけど、自分と同じように「静かに頑張る子」を支えられる存在になりたいって思った。実習先でも、そういう子の変化を一番近くで見られたのが大きかった。
親: そういう想いがあれば、きっと伝わると思う。
子: ありがとう。自分らしく、誠実にやっていきたい。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 教育学部の学生って、どんなタイプが多いの?
子: 明るい子もいるけど、全体的には落ち着いてて、やさしい子が多いと思う。派手さよりも「ちゃんと聞いてくれる子」が多いっていう印象。
親: あんた、浮いたりしなかった?
子: 全然。目立たないことが悪いって思ったこともないし、むしろ「しっかりしてるね」って言ってもらえることが多かった。
親: “静かに信頼されるタイプ”ってやつやね。
子: そうなれてたら嬉しいな。
一番の思い出は何?
親: 大学生活で一番印象に残ってることって何?
子: 教育実習かな。最初は緊張したけど、最後の日に「先生の授業、わかりやすかった」って言ってもらえて、自信につながった。
親: その言葉、宝物やね。
子: うん。頑張ってよかったって思えた瞬間だった。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、神戸大学教育学部を目指す子どもの親御さんにひとことある?
子: 目立たなくても、真面目に取り組む子なら、きっとちゃんと評価される場所です。静かながら、学びの質が高くて、安心して成長できる環境だと思います。
親: 派手さじゃなくて、中身を育ててくれる大学ってことね。
子: うん。「ちゃんと見てくれる場所」を探してる子には、本当におすすめです。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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