横浜国立大学教育学部で学べる内容とは?
親: 教育学部って、やっぱり先生になる人が多いの?
子: うん、そうだね。特に横国の教育学部は小学校教員の養成に力を入れてるから、教職を目指してる人がほとんどだよ。私は学校教育課程にいて、小学校全科を勉強してた。
親: 全科ってことは、国語も算数も音楽も体育も全部ってこと?
子: そう!どの教科も基礎から実践までまんべんなく学ぶよ。最初は苦手な教科もあったけど、グループでの模擬授業が多くて、自然と力がついてきた感じ。
親: 勉強は大変だった?
子: 正直、大変だった(笑)でも、ひとつずつ積み重ねていくと「これが現場で役立つんだな」って実感できるし、真面目な子が多いから、助け合いながらやれたよ。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミではどんなことしてたの?
子: 私のゼミは授業づくりがテーマで、小学校の理科の教材研究とかをしてた。指導案作って模擬授業して、先生と仲間からフィードバックをもらうって流れ。
親: 実践的ね。緊張しなかった?
子: 最初はすごく緊張したよ。でも何回も練習するし、みんなで「ここもっとこうしたほうがいいよ」って言い合える雰囲気だったから、だんだん楽しくなった。
親: サークルとかもやってたの?
子: ボランティア系のサークルで、地域の子どもと一緒に遊んだり勉強したりしてた。実習以外でも子どもと関わる経験ができたのは大きかったな。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 横国のキャンパスって、どんな感じ?
子: 常盤台キャンパスは自然が多くて静かで、落ち着いた雰囲気だよ。教育学部は経済・経営の建物と近くて、他学部の人とも交流しやすい場所にある。
親: 派手な子はあんまりいない?
子: あんまりいないかな。真面目で地道に頑張るタイプが多い。自分もそうだけど、「目立たないけどちゃんとやる」ってタイプが自然と集まってる感じ。
親: 休日は何してたの?
子: 教職の課題が多かったから、基本は図書館か自宅で課題。でも時間があるときは横浜駅の方に出て、友達とカフェ行ったり映画観たり。地元に近いし、のんびり過ごしてたかな。
横浜国立大学教育学部の就職と進路は?
親: 教育学部の人って、みんな教員になるの?
子: 半分以上はそうかな。でも最近は企業や公務員になる人も増えてきてるよ。私は小学校教員採用試験に合格して、地元の横浜市内の学校に決まった!
親: おぉ、それは安心したわ。
子: 教採の対策は大学でもしっかりしてくれてて、面接練習とかも丁寧だった。地元志向の子が多いから、神奈川や横浜に戻る人はすごく多いよ。
親: 地元で働けるっていうのは、親としてもありがたいわ。
子: うん、自分の育った場所に恩返ししたいなって気持ちもあるしね。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 教育学部って、やっぱり優しい子が多い?
子: 多いと思う!あと、協調性がある子が多いな。グループワークとかでも、ちゃんと周りを見て動ける子が多くて、居心地がいいよ。
親: 競争っていうより、協力って感じ?
子: そうだね。誰かを蹴落とすって雰囲気は全くない。むしろ「みんなで乗り越えよう」って空気感。私は“普通”のタイプだけど、それで浮くこともなかったよ。
親: 横国らしい落ち着いた空気ね。
子: うん。肩ひじ張らずに、自然体で過ごせる場所だった。
一番の思い出は何?
親: 大学生活で一番印象に残ってることって何?
子: 教育実習かな。2週間、小学校で授業したり、子どもと一緒に給食食べたりして、すごく成長できた経験だった。
親: 最初は緊張したでしょ?
子: めちゃくちゃした(笑)でも最後の日に子どもたちが手紙くれて、「先生の授業、楽しかった」って書いてあって、もう泣きそうになった。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、横国の教育学部を目指す子どもの親御さんに伝えたいことは?
子: 派手さはないけど、真面目に教育を学びたい子にはすごく合ってます。“普通だけど、ちゃんとした子”がしっかり育つ環境だと思います。
親: 自然体でがんばれる場所って、安心ね。
子: うん。自分らしく、落ち着いて力を伸ばせる場所だと思います。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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