横浜国立大学都市科学部で学べる内容とは?
親: 「都市科学部」って珍しい名前だけど、何を勉強する学部なの?
子: 一言で言うと、「都市をまるごと学ぶ学部」だよ。街のデザイン、交通、建築、環境、法律や政策まで、いろんな分野を横断して学べるんだ。
親: 建築学部とかとは違うの?
子: 建築も学べるけど、それだけじゃないのが都市科学部の特徴。僕は都市社会共生学科で、まちづくりと空間デザインについて学んでたんだけど、住みやすさとか景観とか、感性もすごく大事にされてるよ。
親: なんか“都会っ子”っぽい学問ね(笑)
子: まあ、自分で言うのもあれだけど、横浜って街そのものが教材みたいで、毎日が学びって感じ。
ゼミや課外活動では何をしていた?
親: ゼミはどんなことをやってたの?
子: 都市空間デザインのゼミで、「横浜駅周辺の歩行空間の快適性」とか、「都市公園の使われ方」について研究してたよ。現地調査して、図面や提案書も作るから、かなり実践的だった。
親: 実際に街を歩きながら考えるのね。
子: うん、まさに“フィールド系”。スニーカー必須(笑)見た目も大事だけど、機能性とのバランスをどう取るかっていう視点は、建築ともビジネスとも通じるよ。
親: サークルは?
子: カフェ好きが集まるサークルで、横浜や都内の“居心地のいい空間”を探して巡ってた。そこから「空間づくり」に興味が深まって、学びにもつながったな。
キャンパスの雰囲気と休日の過ごし方
親: 横国のキャンパスって、やっぱり落ち着いた雰囲気?
子: そうだね。自然が多いし、ガヤガヤしてないから集中しやすい。でも都市科学部の建物は新しくて、おしゃれで開放的だから、結構気に入ってたよ。
親: 都市を学ぶにはちょうどいい環境なんだ。
子: そうそう。週末はみなとみらいの美術館とか、代官山の蔦屋とかにもよく行ってた。都市って、建物だけじゃなくて“人の動き”や“空気感”も含めて学ぶ対象なんだよね。
親: そういう発想ができるのって、面白いわね。
子: 横国って、“スタイリッシュに考える”ことができる場所だと思う。
横浜国立大学都市科学部の就職と進路は?
親: 都市科学部って、就職はどうなの?進路が特殊そうだけど…。
子: いや、意外と幅広いよ。ディベロッパー、建設コンサル、インフラ系、メーカー、公務員とか。僕はまちづくり系のディベロッパーに決まったよ。
親: おぉ、それって“街をつくる側”じゃないの!
子: そう。「この場所に何をどう配置するか」っていう空間設計や企画の仕事。大学で学んだ分析力とデザイン思考が評価されたみたい。
親: やっぱり横国のネームバリューも効いたのかな?
子: それもあると思う。都市に特化した学びって珍しいから、「この分野に本気で向き合ってきた」って伝わるのが強みだね。
学生の雰囲気はどんな感じ?
親: 都市科学部って、どんな学生が多いの?
子: 感性が豊かで、自分の好きを大事にしてる人が多いかな。ファッション好きもいれば、建築オタクもいて、それぞれの視点があって面白い。
親: がつがつ競争する感じではない?
子: ないね。むしろ「互いに発想を共有して刺激し合う」って感じ。僕も「おしゃれで情報感度高い」って言われること多かったけど、そういうのも普通に受け入れられる雰囲気。
親: そういう自由さ、今っぽくていいわね。
子: 都市科学部って、知性とセンスが自然に混ざってる場所だと思う。
一番の思い出は何?
親: 大学生活で一番印象に残ってることって何?
子: ゼミで横浜市と連携した「未来の駅前空間デザイン」プロジェクトかな。現地調査して、模型作って、プレゼンもして、行政の人から直接フィードバックもらえた。
親: それってすごい経験ね!
子: うん、“リアルな都市に自分のアイデアが入っていく”って感覚があって、ほんとにワクワクした。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、横国の都市科学部を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: 「都市って何?」にワクワクできる子には最高の環境だと思います。文系理系の枠を超えて、デザインも社会も政策も全部絡めて学べるし、感性も論理も伸ばせます。
親: 首都圏でそういうことが学べる国立って貴重よね。
子: うん。都市科学部は、知性もセンスも大事にできる、唯一無二の場所です。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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