旧帝大ファッションまとめ|東大から九大まで、学生の服装から見える“大学らしさ”

はじめに|服装には“大学の空気”がにじみ出る

偏差値や就職率で語られることの多い旧帝大(東大・京大・北大・東北大・名大・阪大・九大)。でも実は、学生の服装=私服の傾向からも、その大学ごとの雰囲気や性格が垣間見えるのです。

この記事では、旧帝大の学生ファッションを大学別に解説し、どんな子が多いのか・どんな空気感なのかを“服装”という視点からお届けします。


旧帝大ファッションまとめ|大学別に解説


■ 東京大学|研究者気質×保守的な“合理系ファッション”

  • 傾向:無地・機能性重視・ユニクロ率高し
  • 代表アイテム:黒or紺パーカー+リュック+NBスニーカー
  • 学生像:服に興味が薄く、論文・ゼミに全力投球型が多い

▶ 東大は“服にお金をかけるより、知的投資”という空気感。男子はTシャツ+チノパンがデフォルト。女子も控えめかつ堅実。**「着飾らないことが美徳」**と感じる文化が根強い。


■ 京都大学|古着×脱構築=“自由と反骨の知的アート”

  • 傾向:古着・個性派・アジアンエスニック系も
  • 代表アイテム:コーデュロイパンツ+ベレー帽+民族柄シャツ
  • 学生像:人の目を気にせず、自分の世界観を大事にする

▶ 京大は自由を尊び、「変わっていても問題なし」が許容される土壌。服装もその延長で、“自分を表現する手段”としてのファッションが根付いています。地味派と強烈派の差が極端。


■ 北海道大学|機能性重視のアウトドア系カジュアル

  • 傾向:モンベル・ノースフェイス率高し
  • 代表アイテム:防風ジャケット+カーゴパンツ+スノーブーツ
  • 学生像:自然派・実用主義・アクティブでやさしい

▶ 北大は北海道の気候が第一優先。おしゃれより防寒・防水。アウトドア好きの学生が多く、**“ファッションよりサバイバル能力”**という雰囲気すらある。男女問わず機能性ウェアが強し。


■ 東北大学|“理系カジュアル”の王道+地味め安定派

  • 傾向:グレー・紺・黒などの無難色多め
  • 代表アイテム:スウェット+ジーンズ+リュック(THE通学スタイル)
  • 学生像:堅実でまじめ、服装は地味で落ち着いている

▶ 東北大は理系比率が高く、あまりファッションに関心が向かない学生も多数。ただし、仙台という都市部なので、少しだけ“街感”があるおしゃれも見られる。“無難なおしゃれ”が基本スタイル。


■ 名古屋大学|“堅実+素朴”な東海スタイル

  • 傾向:量産型カジュアル・しまむら/ユニクロ系
  • 代表アイテム:白シャツ+黒パン+スニーカー(無地)
  • 学生像:素直でまじめ、保守的で落ち着いた性格が多い

▶ 名大はおしゃれより「浮かないこと」を大事にする傾向。目立たず、でも最低限は整えておくといった**“ノームコア系”**の服装が多い。地味だけど清潔感があり、真面目な印象を受ける服装が中心。


■ 大阪大学|トレンドミックスの“実力派都会カジュアル”

  • 傾向:GUやZARA+1点高見えアイテムを合わせる
  • 代表アイテム:ワイドパンツ+スウェット+バケットハット
  • 学生像:実力主義、少し都会っぽさもあり、おしゃれ偏差値も高め

▶ 阪大は“京大より地に足がついていて、関関同立より知的”という位置づけ。服装も流行を取り入れつつ過度に盛らないバランス重視。大阪らしい“抜け感”ある私服が多い印象です。


■ 九州大学|西日本らしい“堅実&素朴カジュアル”

  • 傾向:無印良品・GU・古着MIXなど、あまり尖らない
  • 代表アイテム:シャツ+テーパードデニム+バックパック
  • 学生像:地元志向・優しくてまじめ、無理をしない

▶ 九大は福岡という都市にありながらも“素朴でおだやか”。学生の多くが九州出身で、服装も「着飾りすぎない・頑張りすぎない」。地元密着の自然体ファッションが多く、親しみやすい雰囲気です。


まとめ|服装からにじみ出る、旧帝大の“校風”

大学名ファッション傾向キーワード
東大機能性重視・無地理知的、服は二の次
京大古着・個性派自由、反骨、自分らしさ
北大アウトドア系寒さ対策、機能性第一
東北大地味・理系寄り無難、安全、シンプル
名大素朴・ノームコア真面目、清潔感、地味カジュアル
阪大ちょいトレンド系抜け感、バランス、都会的
九大ゆるカジ系優しさ、安心感、地元っぽさ

旧帝大=おしゃれではないと思われがちですが、実は大学の性格・立地・学問分野の違いが服装に濃く表れていることがわかります。

進学先を選ぶ際、こうした“空気感”の違いにも注目してみると、子どもに合った居心地の良い環境が見えてくるかもしれません。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が、保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報を基にしており、最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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