東北学院大学 地域総合学部で学べる内容とは?
親: 地域総合学部って、具体的にはどんなことを勉強するの?
子: 一言でいうと、「地域の課題を自分ごととして考えて、どう解決していくか」を学ぶ学部だよ。観光、福祉、防災、まちづくり、地域経済…ほんとに幅広くて、社会のいろんな分野にまたがってるのが特徴。
親: へぇ、文系・理系っていうより、“横断的な学び”ってこと?
子: そうそう。いろんな分野をまたいで「実際に地域で活動して学ぶ」ことが重視されてる。たとえば、僕は地域交通の研究に興味があって、地元のバス会社や自治体と連携してフィールドワークをやったりしたよ。
親: 実践の場があるのはいいわね。単に座って勉強するだけじゃないんだ。
子: むしろ「教室の外が教室」って感じ。現場で人の声を聞いたり、地域の空気を感じたりすることで、教科書だけじゃわからないリアルが見えてくるんだよね。
プロジェクト学習・ゼミ・地域との関わり
親: プロジェクトとかゼミでは、どんな活動をするの?
子: ゼミは3年から本格的になるんだけど、僕のゼミでは「空き家対策」をテーマに地域と連携して活動してるよ。実際に市役所の担当者から話を聞いて、学生の視点で改善案を提案したりもしてる。
親: 地域の人と一緒に動いていくのね。責任も大きそう。
子: うん、でもそれがやりがいになる。大学の中だけで完結しないから、「自分たちのアイデアが社会に届くかもしれない」って感覚が、勉強のモチベーションになるんだ。
親: ボランティアとか課外活動も盛ん?
子: 盛んだよ!地域イベントのスタッフとか、防災訓練のサポート、商店街の活性化のお手伝いとか、大学を飛び出して活動してる学生は多いよ。自分の興味に合わせてどんどん関われるのがいいところ。
東北学院大学キャンパスと地域総合学部の学生のカラー
親: 地域総合学部って、どんな学生が多かった?
子: 真面目で人との関わりを大切にする子が多いかな。ガツガツ系っていうより、“地に足がついてる”感じの子が多かったと思うよ。あと、「地元が好き」「地域のために何かしたい」って気持ちを持ってる人が多かった。
親: あなたも、昔から地元で活動するの好きだったもんね。
子: うん。その思いがちゃんと活かせる学部だったよ。あと、他の学部に比べて少人数だから、先生とも距離が近くて、相談しやすい雰囲気だったのもありがたかったな。
親: キャンパスの立地は?
子: 五橋キャンパスは仙台の中心にあって、フィールドワーク先にも行きやすいし、地元の人との距離も近い感じがする。地域と連携してるからこそ、“仙台にいる意味”がちゃんとあるんだよね。
東北学院大学 地域総合学部の就職と進路は?
親: 卒業後って、どんな進路に進むの?
子: 地方公務員、NPO、地域密着型の企業、観光業、福祉関係、まちづくり系の仕事…けっこう多様だよ!最近はSDGsや地域創生の視点から、企業でも評価される学びになってきてる。
親: 地元志向の子が多いの?
子: 多いね。宮城県内に残る子も多いし、「地元をよくしたい」って思いを就職にもつなげてる。僕も地元のまちづくり会社に就職予定で、大学時代の活動を通じてインターン→内定って流れだったよ。
親: そうやってつながっていくのは理想的ね。
子: 大学が地域と深くつながってるからこそできるキャリア形成って感じ。キャリアセンターのサポートもあたたかくて、地元企業とのマッチングも積極的に行われてるよ。
一番の思い出は?
親: 大学生活の中で、一番印象に残ってる出来事ってなに?
子: 3年生のときの「地域課題プレゼン大会」かな。ゼミで取り組んでた空き店舗の利活用案を、地域の方々の前で発表したんだ。緊張したけど、地元のおじいちゃんに「君らの提案、実現してほしいねぇ」って言われたのがすごくうれしくて。
親: それ、もう社会人としての第一歩みたいな経験ね。
子: うん。自分の学びが“社会とつながった”って思えた瞬間だった。あれがあったから、今も「地域と関わる仕事がしたい」って気持ちが揺らがないんだ。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、この学部を目指す子どもの親御さんに伝えたいことはある?
子: 地域総合学部は、「なにかを変えたい」「誰かの役に立ちたい」っていう気持ちを、ちゃんと学びに変えられる場所です。答えが決まってない問題に挑むからこそ、自分の頭で考え、動いて、学ぶ力が身につきます。地元や地域に目を向ける優しい子には、本当におすすめの学部ですよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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