秋田県立大学 生物資源科学部で学べる内容とは?
親: 「生物資源科学」ってちょっと聞き慣れないけど、どんなことを学ぶの?
子: 一言でいうと、農業・森林・バイオ・食品・環境の分野を横断して、自然資源を“持続可能に活かす方法”を学ぶ学部だよ。自然と人間の共生を科学的に考える感じ。
親: 農学部とはまたちょっと違うの?
子: 農学も含んでるけど、それだけじゃなくて、環境科学とか、バイオテクノロジーも扱う。たとえば「きのこを活用した地域産業の活性化」とか、「森林保全と経済活動の両立」とか、秋田ならではのテーマも多いよ。
親: 地元の自然資源と密接につながってるのね。
子: うん。地域の課題を“科学”で解決しようって姿勢がすごく強い学部だと思う!
実験・フィールドワーク・研究のリアル
親: 実験とか、外に出ての活動もあるの?
子: めちゃくちゃある!畑や山での調査、食品分析の実験、バイオ実験、企業や自治体との共同研究も多い。3年のゼミ以降は、自分の関心あるテーマを掘り下げる形で、研究活動にどっぷり浸かる感じ。
親: 文系出身の親からすると、ちょっと理系色が強そうだけど…大丈夫?
子: 基礎から丁寧に教えてくれるから大丈夫だよ。僕も最初は不安だったけど、チューターの先生が面倒見よくて、質問しやすい環境が整ってるから助かった。
親: 学びが“机の上だけじゃない”のがいいわね。
子: そう、「自分で考えて、現場に行って、データを集めて、社会に還元する」って流れが自然に身につくんだよね。
秋田県立大学キャンパスと学生の雰囲気
親: 学生はどんな雰囲気?やっぱり地元出身の子が多いの?
子: 秋田出身の子は多いけど、岩手・山形・青森・宮城あたりから来てる子も結構いたよ。みんな自然や農業、環境に興味があって入ってきてるから、穏やかで協力的な人が多いかな。
親: 自然が多い場所って聞くけど、生活には困らない?
子: キャンパスは大館市にあって、自然に囲まれてるけど、必要なものは駅前にそろってるし、バイトもできる。自然が好きな子には最高の環境だよ!
親: たしかに都市型の大学とは違う魅力があるわね。
子: うん。自然の中でじっくり考える時間があるし、研究設備も充実してて、静かに学問と向き合いたい人にはぴったり。
秋田県立大学 生物資源科学部の就職と進路は?
親: 就職先って、やっぱり農業とか林業が多いの?
子: もちろんJAや林業系、食品会社、環境コンサルもあるけど、それだけじゃない。行政、公務員、研究職、製造業、商社、大学院進学もあるよ。幅広く進めるのがこの学部の強み!
親: 国家資格とかは取れるの?
子: 一部の分野では環境系や教職課程も選べるよ。あと、研究職志望の人は大学院まで行って、研究開発や公的機関を目指すケースもある。
親: あなたはどこに?
子: 僕は秋田県の食品企業に内定したよ。大学で食品安全と地元農産物の加工をテーマに研究してたのが評価されたみたい。
一番の思い出は?
親: 大学生活で一番印象に残ってることは?
子: 3年のゼミで、山の土壌調査に行ったときかな。雨でぬかるんで大変だったけど、みんなで泥だらけになりながらデータを取って、最後に出した報告書が地域新聞に取り上げられたの。達成感がすごかった!
親: 研究が地域に届いたって実感があったのね。
子: そう。誰かの役に立てる研究って、やっぱり嬉しいよ。
受験生の親に伝えたいこと
親: 最後に、この学部を目指す子の親御さんに伝えたいことある?
子: 秋田県立大学の生物資源科学部は、“自然を大切にしたい”“地域に役立つことがしたい”っていう子にとって、本当にいい環境です。実験や実習は多いけど、だからこそ力がつくし、先生のサポートも手厚いです。秋田という土地だからこそできる学びがあります!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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