社会情報デザイン学部って、どんな学び?
親: 「社会情報デザイン学部」って、ちょっと聞きなれない名前だけど、どういうことを学ぶの?
子: 一言でいうと「情報を使って、社会の課題を解決する力」を育てる学部かな。パソコンのスキルやデータ分析はもちろんだけど、それを“人や社会とどうつなげていくか”がテーマなんだよ。
親: IT系なの?それとも文系寄り?
子: 両方の要素があるよ。プログラミングや表計算ソフトもやるけど、プレゼンテーションやマーケティング、地域課題を扱う授業もあるから、“文理融合型”って感じかな。
親: 具体的には、どんな授業があるの?
子: 「情報リテラシー」「地域と情報」「データサイエンス基礎」「社会調査法」「プロジェクト型学習」…って、単なるパソコン操作じゃなく、情報を使って考える授業が多いよ。
実践的な学びとグループワーク
親: 実習とかプロジェクトもあるの?
子: あるある!たとえば「地域連携プロジェクト」では、自治体の担当者と一緒に課題を考えて、解決策をプレゼンしたり。あと、企業と連携してアンケート分析して提案資料を作る課題もあったよ。
親: えっ、それって本当に“学生のうち”にやるの?
子: そうなんだよ。最初は緊張したけど、先生が企業との間に入ってくれるし、チームで動くから自然とコミュ力や資料作成力も鍛えられる。社会に出たときの“実践練習”って感じ!
親: 成績はどうつけられるの?プレゼンがうまい人が有利?
子: うまいだけじゃダメで、「リサーチの深さ」や「提案の現実性」、そして「協働の姿勢」も見られるよ。だから、人前で話すのが苦手な子もちゃんと評価される。グループ内での役割分担も重視されてるんだ。
女子大ならではの雰囲気と仲間
親: 女子大って聞くと、少しのんびりしてる印象もあるけど、どうだった?
子: もちろん穏やかさはあるけど、思ってたよりずっとアクティブだった!社会情報デザイン学部は、プレゼンやフィールドワークが多いから、発言する子も多いし、自分の意見を持ってる子が多かったな。
親: 女子だけだと、競争が少なくて安心かもね。
子: そうだね。でも逆に“協調型の競争”っていうのかな?「私たちのチームで一番良い提案を出そう!」っていう空気があるから、お互いを高め合う感じが強かったよ。
親: 雰囲気はどんなタイプの子が多かった?
子: 落ち着いてるけど芯がある子が多いかな。あと、情報系っていうと理系っぽく聞こえるけど、文章力や表現に強い子も多くて、バランス型の学生が多かった印象。
就職と進路の選択肢
親: 就職はやっぱり一般企業が多いの?
子: 一般企業も多いし、情報スキルがあるから“事務職×IT”っていう職種にも強い。あと公務員を目指す人も多くて、実際に市役所や県庁に就職した先輩もいるよ。
親: IT企業に行く子もいるの?
子: 行くよ!システムサポートやWeb担当、広報系の職種に就く子もいるし、IT企業で働きながらさらに資格を取る人も。MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や基本情報技術者の取得も支援されてる。
親: 十文字って就職に強いって聞いたけど?
子: 就職支援室の手厚さが大きいかも。履歴書の添削、面接練習、インターン紹介までマンツーマンで対応してくれる。女子大だからこそ、「女性の働き方」に関する情報も多いよ。
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残っていることって何?
子: 3年のときに「地域課題解決プロジェクト」で、埼玉の商店街の活性化案を考えたんだけど、実際にその提案が地域紙に掲載されたことかな。「学生の声が地域の力になった」って、すごく誇らしかった!
親: それは、教室の学びを超えてるね。
子: うん、大学の中だけじゃなくて、社会とちゃんとつながってる感覚が得られたのが嬉しかった。あれが「自分が社会の一員なんだな」って思えた瞬間だったな。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、社会情報デザイン学部を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: 十文字学園女子大学の社会情報デザイン学部は、「人の役に立ちたい」「社会をよくする仕組みを考えたい」っていう子にぴったりです。情報スキルだけじゃなく、“伝える力”“協働する力”“社会と向き合う姿勢”が育つ学部です。将来の可能性も広く、安心して送り出せる環境だと思います!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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