埼玉工業大学 工学部では何を学ぶの?
親: 工学部って一言で言っても、幅広い印象だけど、埼工大ではどんな分野があるの?
子: 大きくは「機械工学科」「電気電子情報工学科」「情報システム学科」の3つに分かれてるよ。僕は機械工学科で、ロボットや自動車、エネルギー制御の仕組みを学んでる。
親: 機械とかロボットって、専門的すぎてついていけるか心配だったけど…
子: 最初から難しい内容はやらないよ。1〜2年次は数学・物理の基礎からスタートするし、「設計製図」「材料力学」とか、手を動かす授業も多い。高校で理系が苦手だった人でも、きちんとサポートしてもらえる。
親: プログラミングやAIとかも学べるの?
子: もちろん。情報系ではPythonやC言語を使った授業もあるし、IoTやAIの研究もしてる先生がいる。電気電子の方では回路や通信系の実験も本格的。工学の中でも“今の時代”に合った内容になってると思う。
実験・演習・プロジェクト型の授業が中心
親: 工学部ってやっぱり実験が大変なんでしょ?
子: うん、大変ではあるけど、それが面白いんだよね。たとえば自分でCADソフトを使って部品を設計して、3Dプリンタで出力して、それを動かすために制御プログラムを書く…って一連の流れをやるんだけど、うまく動いた瞬間の感動はすごいよ。
親: 自分で“ものを作る”って、達成感が大きそうね。
子: めちゃくちゃある。あとグループで1つのロボットを作る授業もあって、チームでトライアンドエラーを繰り返す過程で“技術だけじゃなくコミュニケーション力”も鍛えられる感じ。
親: 現場感ってちゃんとあるの?
子: 実習やプロジェクト演習は企業の課題を扱うこともあって、“学んだことがどう社会で活きるか”を常に意識するようになった。現場に近い学びっていう点では、かなりリアルだと思う!
学生の雰囲気とキャンパスライフ
親: 工学部の学生って、正直おとなしいイメージがあるけど…
子: 実際、おとなしい子も多いけど、みんな根は優しいし、興味のあることにはすごく熱中するタイプが多いかな。趣味も同じ人が多くて、話は合いやすいと思う。
親: やっぱり男子が多い?
子: うん、男の子が多め。でも最近は女子も増えてきてるし、特に情報システム系では“デザインとITの融合”とかも扱ってるから、女子学生も活躍してるよ。
親: 通学とか生活面はどう?
子: 駅から無料スクールバスがあるし、自然に囲まれてて落ち着いた環境。アパートも安めだし、地元から通う人も多くて安心感があるよ。
親: アルバイトとの両立は?
子: 授業が詰まりすぎてない日もあるから、うまく調整すれば両立できるよ。実験レポートの締切前はちょっと忙しいけど(笑)
資格取得・研究・就職支援のリアル
親: 工学部って資格とかも取れるの?
子: 取れるよ。CAD利用技術者試験、基本情報技術者、電気工事士、危険物取扱者、TOEICなど、分野ごとに対策講座や支援制度がある。履歴書に書ける資格は多い。
親: 就職はどう?大学からの支援ってあるの?
子: キャリア支援センターが充実してて、個別相談、履歴書添削、模擬面接までしっかりやってくれる。あと、学科の先生との距離が近いから「研究テーマに合った企業」を紹介してもらえるのもありがたい。
親: 就職先ってどんなところ?
子: 地元の製造業、電機・自動車・情報通信系、建設設備系の企業が多いかな。大手の協力会社とか、開発部門や技術職、インフラ企業のSE職に進む人もいたよ。
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残っていることって何?
子: 卒業研究で、災害時対応ロボットの制御系を作ったとき。地味な作業の積み重ねだったけど、最後に実際に動いてくれた瞬間、先生も拍手してくれて、「ここまでやってよかった」って心から思えた。
親: それって大学の集大成って感じね。
子: うん。ひとつのプロジェクトを自分の手で“ゼロから組み立てて動かす”経験は、エンジニアとしての自信にもなったし、社会に出ても絶対活きると思ってる。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、工学部を目指す子の親御さんへメッセージをお願い。
子: 埼玉工業大学の工学部は、「ものづくりが好き」「機械や電気、情報に興味がある」そんな思いを、実践力や就職力にしっかり変えてくれる場所です。コツコツ型でも、派手じゃなくても大丈夫。先生や仲間の支えがあるから、きっと自信をもって社会に出られる力がつきます。どうか安心して、送り出してあげてください!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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