スポーツマネジメント学部ってどんな学び?
親: スポーツマネジメントって、選手になるわけじゃないのよね?どんな内容なの?
子: うん、選手というより「スポーツを支える側」の勉強。スポーツイベントの企画運営、チーム経営、健康づくり、トレーナー系、教育・行政、マーケティングまで、“スポーツと社会をつなぐ”っていうのがテーマ。
親: それって、体育学部やトレーナー系の専門学校とどう違うの?
子: 体育だけじゃなくて、ビジネスや企画・経営の視点まで学べるのが特徴。あとスポーツに関わる“人の動かし方”を学ぶって感じかな。将来の選択肢も、企業・自治体・チーム・ジムなど広いよ。
親: 専門的なことをやる前に、基礎から学べるの?
子: もちろん!1年次は「スポーツ概論」「マネジメント基礎」「社会学」「解剖学」とか、理論と実践の両面から広く学べる。2年次からは希望に応じて「実技系」「運営系」「地域連携系」と分かれていくよ。
実習・フィールドワーク・チーム運営
親: 実習ってどんな感じなの?スポーツの現場に行くの?
子: 行く行く!地元のスポーツイベントの運営を手伝ったり、小学校での体づくり授業のサポート、地域のウォーキング教室を企画したこともある。Jリーグの試合運営を見学できることもあるよ。
親: えっ、実際のプロチームの現場も?
子: 見学+スタッフ体験ができる連携先がいくつかあって、プロの現場の“裏側”が見られるのはすごい学びになる。時間の管理、スタッフの動線、緊急時の対応…どれも想像以上に複雑だった。
親: チーム運営って、学生でもやらせてもらえるの?
子: ゼミやプロジェクト活動で、大学のスポーツチームの広報やSNS発信、イベント企画に関わることもある。あと、大学の部活動と連携してマネージャー的な経験ができる場もあるよ!
学生の雰囲気と、体育会系とのちがい
親: スポーツっていうと、体育会系のノリが強そうだけど…
子: 体育会っぽい人もいるけど、全体的には“実務志向で落ち着いた雰囲気”の学部かも。もちろん部活をがんばってる子もいるけど、イベント企画とか、地域活動にやりがいを感じてる子も多いよ。
親: 女子学生はどれくらい?
子: まだ男子が多めだけど、年々女子も増えてるよ。特に「健康教育」「地域スポーツ」「こどもスポーツ」の分野では女子が活躍してる印象だったな。
親: スポーツ経験がないとついていけない?
子: 全然そんなことない!見るのが好き、支えるのが好き、って子も多いし、現場に関わるうちに自然と“現場感覚”がついてくる。スポーツ経験より、“人や地域を元気にしたい”って気持ちが大事。
資格・就職・キャリアの選択肢
親: スポーツ系って、就職が不安なイメージもあるけど…実際はどう?
子: そこ、親御さんの心配ポイントだよね(笑)。でも就職率は高くて、スポーツ系の企業だけじゃなく、一般企業、公務員、教育、医療福祉、フィットネス業界まで幅広い!
親: どんな資格が取れるの?
子: 健康運動実践指導者、スポーツリーダー、レクリエーションインストラクター、ジュニアスポーツ指導員など。あと教職(中高の保健体育)を目指す子もいるし、トレーナーや地域スポーツ指導員になる人もいるよ。
親: 公務員も多いの?
子: 地方自治体のスポーツ振興課、学校体育支援、教育委員会などを目指す人もいて、就職対策講座や公務員模試も学内で受けられるよ!
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残ってることってある?
子: 3年の地域プロジェクトで、小学校の「親子スポーツDAY」を企画したこと。最初は戸惑ったけど、子どもたちが笑顔で走ってるのを見て「スポーツってやっぱり人を元気にする力があるんだ」って思えた。
親: スポーツって、ただの競技じゃないのね。
子: うん、勝ち負けだけじゃない価値がある。その場づくりや“人を動かす力”に携われるって、ほんとにやりがいがあるなって思ったよ。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、スポーツマネジメント学部を目指す子の親御さんへ一言お願い。
子: 尚美学園大学 スポーツマネジメント学部は、スポーツの楽しさを“支える側”から深く学べる場所です。選手じゃなくても、「スポーツが好き」「人を元気にしたい」気持ちがあれば大丈夫。現場実習、地域連携、就職支援までそろっていて、“好き”を社会とつなげる力が身につきます。安心して送り出してあげてください!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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