国際人文学部って、英語だけを学ぶ学部なの?
親: 「国際人文学部」って聞くと英語の学部って感じがするけど、実際はどんなことを学ぶの?
子: たしかに英語は中心なんだけど、それだけじゃないんだよ。城西国際大学の国際人文学部では、語学、文化、宗教、歴史、政治、メディア、教育など、世界を理解するための多様な学問を横断的に学べるの。
親: じゃあ語学+人文科学ってこと?
子: そうそう。英語の習得に加えて、“英語で何を語れるか”を育てる学びがこの学部の大きな特長なんだ。たとえばアジア文化や欧米の思想、国際協力の現状まで扱うし、卒業後の進路も語学系に限られないんだよ。
親: 英語が苦手でもついていける?
子: もちろん!入学時にレベル別のクラス分けがあって、初級者向けのサポートも手厚いよ。ネイティブ教員の授業も多いし、少人数制で英語を「話す・聞く・書く・読む」の4技能をバランスよく伸ばせる仕組みになってるから安心!
世界とつながる「体験重視」のグローバル教育
親: 体験型の授業って、どんなことをするの?
子: たとえば、国際協力や観光、異文化理解をテーマにしたフィールドワークがあるよ。国内の多文化共生地域を訪ねて現地の人に取材したり、在日外国人へのインタビューを通して社会課題を考えたりする授業もある。
親: 実際に“世界”と関わるってことね。
子: うん。あと、海外留学の制度もすごく整ってる!アメリカ・カナダ・オーストラリア・韓国・中国・タイなど、多くの国の大学と提携していて、半年や1年の長期留学から、短期語学研修まで幅広く選べるんだ。
親: 留学ってやっぱりハードル高そうだけど…。
子: 学内での説明会や語学準備講座もあるし、何より先生が個別に相談に乗ってくれるから安心。希望すれば授業料の一部免除や奨学金制度も活用できるよ!
親: 留学って“語学力”のため?
子: 語学だけじゃなくて、**“違いを受け入れて、自分で考える力”**を育てることが目的かな。実際に行ってみると、「日本で当たり前だったことが、世界では当たり前じゃない」って気づきがたくさんある。それが学びとしてすごく深いんだ。
学生の雰囲気と学部のカラー
親: 国際人文学部って、どんなタイプの子が多いの?
子: 好奇心が強くて、柔軟な子が多いかな。「将来は英語を使って働きたい」っていう明確な目標がある子もいれば、「まずは世界を知りたい」「いろんな価値観に触れたい」っていう広い視点で入学する子も多いよ。
親: 女子が多い?
子: そうだね、やや女子が多いけど、男子もいる!男子は通訳翻訳や観光業、国際ビジネス系に興味を持ってる人が多い印象。授業もディスカッションやグループワークが多いから、性格も明るくて協力的な雰囲気があるよ。
親: 帰国子女とか、英語が得意な子ばかり?
子: そんなことない!初心者からスタートして4年間でしっかり伸ばすって子も多いし、むしろ努力型が多い印象。あとは英語以外にも中国語や韓国語に挑戦してる子もいるよ。
就職は語学系だけじゃない!幅広い進路に対応
親: 卒業後の進路って、通訳とか英語教師とかになるの?
子: もちろんそういう進路もあるけど、それだけじゃないよ。観光業界(ホテル・空港・旅行会社)、国際物流、メーカーの海外営業、NGO/NPO、教育、IT企業のグローバル部門など、英語+専門性で進路の幅がすごく広がるのがこの学部の魅力!
親: 英語を仕事にできる人って限られてる印象だけど…。
子: 最近はどの業界でも「英語ができて+考えられる人」が求められてるから、語学力があるだけでアドバンテージになるんだ。英語力に加えて、異文化理解やプレゼン力も育つから、どんな企業でも重宝されてるよ。
親: キャリア支援はどう?
子: かなり丁寧!留学経験を活かしたES添削や面接練習、外資系企業のOB訪問、学内企業説明会などがあって、「国際志向の学生向け」のサポート体制がしっかり整ってる。英語系資格の対策講座も受けられるよ!
一番印象に残っていることは?
親: 大学生活で一番印象に残っていることってある?
子: タイの大学に留学したときのこと。現地の学生と英語でディスカッションしたんだけど、宗教や文化、家族観が全然違ってすごく刺激的だったの。その中で、「あなたの考えは?」「日本ではどうしてるの?」って聞かれて、“自分の言葉で伝えることの難しさ”と大切さを実感したの。
親: 留学って、単に語学の練習じゃないのね。
子: うん。英語を「手段」として使って、“自分の価値観や考えをどう伝えるか”を学ぶ場所って感じ。あの経験で、人との距離感や伝え方がすごく変わったと思う。
受験生の親御さんに伝えたいこと
親: 最後に、城西国際大学 国際人文学部を目指す子の親御さんに伝えたいことは?
子: この学部は、「英語が得意」な子だけでなく、「世界を知りたい」「価値観を広げたい」と思う子にぴったりです。語学力はもちろん、人と関わりながら深く学ぶ姿勢、考えを言語化する力、自分の視点を育てる環境が整っていて、将来につながる“本物の国際教養”が身につきます。学びの幅が広く、進路の選択肢も多いので、どうぞ安心して送り出してあげてください!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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