「経営学部」って、ビジネスを学ぶところ?
親: 経済学部と経営学部って、何が違うのかしら?同じ“ビジネス系”に見えるんだけど…。
子: すごくよく聞かれる質問だね。経済学部は“社会全体のお金の流れ”を理論的に学ぶのがメインだけど、経営学部はもっと「企業の中」に焦点を当てた学びなんだ。どうやって会社を成長させるか、どんな商品が売れるのか、どう組織を動かすか…そういった“実際の経営判断”を考えていく学問だよ。
親: 実践的というか、ビジネスのリアルに近い印象ね。
子: そうそう。神奈川大学の経営学部は、経営戦略・会計・マーケティング・国際ビジネスといった分野を幅広くカバーしていて、将来企業で活躍したい人にはぴったりなんだ。
学科やコースの分かれ方は?具体的にどんなことを学ぶの?
親: 経営といっても幅広いけど、神奈川大学ではどう分かれてるの?
子: 神奈川大学の経営学部は「経営学科」1つだけなんだけど、その中で大きく次の3つの領域を柱に学んでいく構成だよ。
① 経営戦略・組織マネジメント
企業の方向性をどう定めるか、どんな組織構造が成果を出すのか、リーダーシップ論やイノベーション理論なども扱う。
② マーケティング・消費者行動
商品開発、ブランド戦略、広告戦略など。調査データやSNS分析などを使って“売れる仕組み”を考える。
③ 会計・財務・管理会計
企業の財務状況を分析するスキル。簿記、原価計算、企業会計制度、経営分析など。資格取得支援もある。
親: 「売る・まとめる・お金を回す」っていう会社の全部門に関わる分野が学べるのね。
子: まさにそれ!しかも学年が上がるとゼミで一つの領域を深掘りできるし、現場実習や企業との連携プロジェクトも充実してるから、実践的に学べるんだ。
授業やゼミのスタイルは?プロジェクトもあるの?
親: 経営学って、暗記中心ではないのかしら?
子: 暗記というより、「考えてアウトプットする」ことが重視されるね。プレゼンテーション、ディスカッション、レポート提出が多くて、“ビジネスの現場で求められる力”をそのまま鍛えられるスタイルだよ。
親: 実際に企業と関わる機会もあるの?
子: あるよ!たとえば横浜の企業とタイアップして新商品のプロモーション戦略を提案したり、データをもとに経営改善のアイデアを出す地域密着型プロジェクトもある。机上の理論だけじゃなく、「自分の意見を社会に出す」経験ができるのは本当に大きい。
学生の雰囲気は?明るい?まじめ?就活志向?
親: 経営っていうと、キラキラ系というか、自己主張の強い子が多いの?
子: そう思われがちだけど、神奈川大学の経営学部は落ち着いていて親しみやすい雰囲気の子が多いよ。真面目に学びつつ、サークルやアルバイトも頑張ってる“バランス型”の学生が多いかな。
親: 難関私大と違って、就活や資格に対する不安もあるのかしら?
子: たしかにそういう声もあるけど、キャリアセンターやゼミでの個別指導が手厚いし、「公認会計士」「簿記」「販売士」「ビジネス実務法務検定」などの資格取得支援も充実してるから、努力次第でかなり強みを持てると思うよ!
就職はどんな感じ?営業だけじゃない?
親: 経営学部って営業ばっかりになるイメージがあるけど、実際の進路は?
子: 営業職も多いけど、それだけじゃないよ。企画・マーケ・人事・広報・会計・IT部門などにも進んでるし、金融や不動産、メーカー、サービス業など幅広い。中小企業から大手企業まで、しっかり実績があるのが神奈川大学の強み!
親: 公務員や資格職は少ないの?
子: いえ、市役所・県庁・国税専門官などの公務員試験にも合格者がいるし、会計系の資格職を目指してダブルスクールで頑張ってる子も多いよ!
主な進路実績:
- 一般企業(トヨタ自動車、楽天、ソニーグループ、花王など)
- 金融機関(横浜銀行、三菱UFJ銀行、SMBC、野村證券など)
- IT・人材・商社(リクルート、パーソル、日立ソリューションズなど)
- 公務員(地方自治体、国税専門官)
- 会計士・中小企業診断士など資格職(在学中または卒業後の専門進学)
印象に残った授業やプロジェクトは?
親: 何か心に残った授業とか、実習の経験ってあった?
子: マーケティングの授業で、**「架空の新商品を考え、実際の市場で売るならどう戦略を立てるか」**っていう課題に取り組んだとき、チームでロゴやターゲット層、価格帯まで全部設計したんだ。そのとき「自分のアイデアが人に届くかどうか」をリアルに体験できて、すごくやりがいを感じた!
最後に、保護者の方へ
親: 経営って幅広いからこそ、目指すものが定まらないと不安になることもあるのよね。
子: たしかに。でも神奈川大学の経営学部は、「やりながら見つけていける」学部だと思う。実学重視だから、“やってみる”ことを通じて、自分の得意や興味がはっきりしてくる。そして、それを“武器”にできるサポートもちゃんとあるから、安心してスタートを切れる場所だよ。
親: どんな子に向いてる学部だと思う?
子: 「自分の考えを社会に活かしたい」「会社の仕組みに興味がある」「商品やサービスが“売れる理由”を知りたい」――そんな子にはぴったり。ビジネスの現場とつながる力を、大学4年間でじっくり育てたい子には本当におすすめだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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