【親向け】お茶の水女子大学 共創工学部の学び・雰囲気・就職をやさしく紹介!

共創工学部って、どんな学部なの?

親: 「共創工学部」って、最近できたって聞いたけど、どんなことを学ぶの?
子: 名前だけだと分かりにくいよね。でも実は、情報・物理・デザイン・人間理解を融合した“新しい工学”を学ぶ学部なんだよ。AI、ロボティクス、センシング技術、ユーザー体験設計など、現代社会の課題を理系の力で解決するのが目的!

親: なるほど…情報やデザインも学べる“工学”ってことね?
子: そうそう!**「女性×工学×共創」**をキーワードにしていて、今までの工学部とは違うアプローチで“人と技術”の未来を考える学部なんだ。

情報系なの?物理系なの?どういう構成?

親: 専門分野はどうなってるの?ひとつに絞る感じ?
子: お茶大の共創工学部では、1年次は基礎的な情報・数学・自然科学を幅広く学んで、2年以降に3つのコースから選ぶんだ。

  • 情報科学コース:AI、プログラミング、データサイエンスなど最先端の情報技術を学ぶ
  • 応用物理コース:ナノテク、材料科学、エネルギーなど理論と実験を両立
  • 人間環境工学コース:人間工学、福祉工学、共感デザイン、空間設計など“人にやさしい技術”を追究

親: 工学と聞くと機械系や電気系のイメージだけど、それだけじゃないのね。
子: うん!むしろお茶大では**「女性の感性を活かせる工学」**を重視していて、暮らし・社会・人のための技術に特化してるんだよ。

実験・開発・デザインまで?手を動かす学びって?

親: 工学って理論だけじゃなくてモノを作るイメージがあるけど、実習や開発はあるの?
子: もちろん!お茶大の共創工学部では、プログラミング演習・実験・プロトタイプ制作・ユーザー体験評価など、実践的な課題に取り組む授業が多いんだ。

たとえば…

  • プログラミング演習(Python・Cなど)
  • 電子回路・センサー実験
  • UI/UXデザイン・ユーザー調査
  • IoT機器のプロトタイプ設計
  • 他学部との共創プロジェクト(生活科学部や心理学との連携など)

親: 工学を「人のための技術」として学ぶって、すごくお茶大らしいわね。
子: そうなの!理系×ジェンダー×デザイン×福祉――そんな“掛け算の学び”ができるのが、共創工学部の魅力!

女子ばかりの工学部って、どんな雰囲気?

親: 工学部って男子ばっかりのイメージだけど、ここは女子大だから全然違うのね?
子: うん、だから**「理系だから浮く」っていう心配はゼロ!**むしろみんなで技術に挑戦してる雰囲気で、お互い助け合いながら学べるのが心強いよ。

親: でも理系って大変そう…人間関係とかは?
子: 授業はハードだけど、クラス制+少人数教育で先生との距離も近いから安心。プレゼンやグループワークも多いから自然と友達ができる感じ!

就職先は?進学が多い?理系女子の強みは?

親: 共創工学って、ちょっと新しすぎて就職先が不安な気も…。
子: 逆に**「女性理系人材×情報・工学」のニーズはめちゃくちゃ高い**よ!すでに情報通信系・メーカー・医療機器・住宅設備・デザインコンサルなど、進路はかなり幅広いんだ。

主な進路例(想定含む):

  • IT企業(SE・AIエンジニア・UXデザイナー)
  • メーカー(技術開発・品質管理・研究職)
  • 医療・福祉機器開発
  • 建築・空間デザイン系企業
  • 大学院進学(研究職・技術職・教育職など)

親: 時代に合ってる分野って感じね。女性の活躍も期待されてそう。
子: うん!しかもお茶大ブランドもあって、“社会に新しい価値をつくる理系女子”として注目される存在になれる学部だと思う!

印象に残っている授業やプロジェクトは?

親: 何か思い出に残っている授業やプロジェクトってある?
子: IoTデバイスを自分たちで設計した授業かな!高齢者の生活を快適にするアイデアを形にして、実際に評価までしたんだけど、「技術が人を幸せにできるんだ」って感じた瞬間だった!

最後に、保護者の方へひとこと

親: 工学部って難しそうで、女子には大変じゃないかって心配もあるのよね…。
子: でも、共創工学部は、「やさしい視点で技術を考える」ことができる学部なんです。ハードなだけじゃなくて、人間らしさや暮らしとのつながりを大切にできる理系って、これからの時代にすごく必要な力だと思います!

親: どんな子に向いてると思う?
子: 「技術を人の役に立てたい」「プログラミングやデザインに興味がある」「理系だけど文系的な視点も大事にしたい」――そんな子には、本当におすすめです!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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