人間社会学部って、どんなことを学ぶの?
親: 「人間社会学部」って名前からはちょっとイメージしにくいんだけど、何を勉強するの?
子: 一言で言うと、「人と社会の関わりを深く理解して、より良い暮らしのあり方を考える学部」だよ。社会福祉・地域社会・子ども支援・心理・多文化共生など、多角的に“人間の生きづらさ”や“つながり”を学ぶのが特徴なんだ。
親: 福祉や社会課題って、なんだか深いテーマね。
子: そう、でもだからこそ「今の社会に必要な視点」が身につくって言われてるよ!
専攻や学びの分野はどう分かれているの?
親: 専門がたくさんあるようだけど、どんな内容に分かれているの?
子: 昭和女子大学の人間社会学部では、3つの柱を軸に学びが構成されているよ:
- 福祉・社会支援分野:高齢者・障害者・子ども・貧困・家庭問題などへの支援
- 地域・多文化・グローバル社会分野:地域活性・国際協力・移民・ジェンダー課題
- 心理・コミュニケーション分野:人間関係・カウンセリング・対人支援
親: 実際の社会の問題にしっかり向き合う学びが多いのね。
子: うん、「社会に出て、誰かの役に立ちたい」って思ってる子にはぴったりな学部だと思う!
実習やフィールドワークはあるの?
親: こういう学びって、教室だけじゃなくて現場での経験も大事なんじゃない?
子: まさにそう!昭和女子大では、社会福祉施設・地域団体・NPOなどと連携した実習やフィールドワークがとても充実しているよ。
たとえば…
- 保育園や福祉施設でのボランティア・実習
- 地域の高齢者支援プロジェクトへの参加
- 多文化交流イベントの企画・運営
- 被災地支援や地域活性のフィールドワーク
- 心理支援やコミュニケーション演習
親: 社会と直に関われるのは、成長につながりそうね。
子: うん、「誰かの生活に寄り添う」ってこういうことか…って気づかされる場面が多いよ。
学生の雰囲気は?どんな子が多いの?
親: 人間社会って、ちょっと真面目でおとなしそうな子が多いイメージだけど?
子: たしかに落ち着いた子が多いけど、人に寄り添いたい、人の話を聞くのが好き、優しさを行動に移したいってタイプが多いかも。聞き上手で素直な子が多い印象!
親: 女子大ならではの雰囲気ってある?
子: あると思う!“自分の気持ち”と“相手の気持ち”を大切にする雰囲気があって、自然とコミュニケーションも丁寧になる感じだよ。
就職先は?福祉や公務員が多いの?
親: 卒業後って、やっぱり福祉系や公務員に進む子が多いの?
子: そういう子も多いけど、それだけじゃないよ!企業の人事・教育・NPO・医療・福祉・行政・地域振興など、進路はすごく幅広いんだ。
主な進路先例:
- 社会福祉法人・福祉施設(相談員・支援職)
- 自治体・公務員(福祉職・行政職)
- 企業の人事・CSR・研修担当
- NPO法人・教育支援・子ども支援団体
- 大学院で臨床心理や社会福祉の研究に進む人も!
親: 「人を支える力」があれば、どんな職場でも役立つのね。
子: うん!まさに**「人間理解をベースに社会で生きる力」が身につく**って感じだよ。
印象に残っている授業や活動は?
親: 大学生活で、特に心に残っている経験ってある?
子: 発達障害の子どもたちと関わるワークショップに参加したときかな。“知識”だけじゃなく“関わる姿勢”の大切さを実感したのが忘れられないよ。
最後に、保護者の方へひとこと
親: 社会学とか福祉って、将来が見えづらいって不安もあるわ…。
子: でも今の社会には、「人と人をつなげる力」「支える力」が本当に必要とされてるんです。昭和女子大の人間社会学部は、そうした力を**“知識+実践+共感力”で育てる学部**だと思います!
親: どんな子に向いてると思う?
子: 「人の役に立ちたい」「社会のしくみに興味がある」「現場で動いて学びたい」――そんな子におすすめです!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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