「国際学部」って英語だけ?留学しなきゃだめ?
親: 国際学部っていうと、英語ペラペラで、みんな海外志向が強いのかしら?
子: もちろん英語は大事だけど、それがすべてじゃないんだよ。
東海大学の国際学部は、「言葉」+「文化」+「共に生きる姿勢」を学ぶところなんだ。
親: じゃあ、語学の勉強だけじゃないのね?
子: うん。むしろ大切なのは、「異なる価値観とどう関わるか」っていう“まなざし”を育てること。
英語も、中国語も、スペイン語も、その先には「人」がいて、人とどうつながるかを考える学びなんだよ。
どんなことを学ぶの?グローバル社会に必要な“人間力”
親: 具体的には、どんな授業があるの?
子: 分野はかなり広いよ。東海大学の国際学部では、たとえば…
- 言語教育(英・中・西など)+異文化理解
- 国際協力・NGO・SDGs
- 比較文化・多文化共生
- 観光・地域創生・ホスピタリティ
- 現地調査やフィールドワーク
など、“世界のこと”を「現場」から学ぶ授業が多いのが特徴。
親: 世界の大きな話ばかりかと思ったけど、「地域と世界をつなぐ」ってイメージもあるのね。
子: そう。“グローバル”っていうのは、「遠い外国」じゃなくて、「身近な違い」に気づくところから始まるんだって感じたよ。
授業のスタイルは?留学や実習もある?
親: 留学しないと学べないことも多いの?
子: 短期〜長期の留学制度はしっかり整ってるけど、行かなくても“異文化に触れる学び”はたくさんあるよ。
- 海外の大学とのオンライン共同授業
- 多文化共生に関する地域フィールドワーク
- 留学生と一緒に受けるグループワーク
- ホームステイ受け入れ活動、異文化交流イベント
親: 教室の中に「世界」があるのね。
子: そうそう。**“海外に行くことだけが国際じゃない”**って気づける場所だよ。
もちろん、希望者にはアメリカ・アジア・ヨーロッパなどへの交換留学の道も用意されてる!
学生の雰囲気は?キラキラ系?真面目系?
親: 国際学部って、なんとなく“キラキラ”したおしゃれなイメージあるけど、実際はどう?
子: 笑、それも半分本当かも。でも東海大学の国際学部の学生は、見た目は自由でも、中身はすごく誠実で“人の違いに敏感”な子が多い印象かな。
親: どんなタイプの子が多いの?
子: たとえば、
- 語学が好きで地道に勉強する子
- 世界の社会課題に心を動かされている子
- 留学生とすぐに打ち解けるコミュ力高めの子
- 目立たないけど異文化への探究心が強い子
みんなバラバラだけど、「自分と違う人を大事にする」っていう空気感が共通してるんだ。
卒業後の進路は?“国際系”って実際どんな仕事があるの?
親: 国際系って言っても、実際どんな仕事に就けるの?
子: 意外と進路は多様で、語学だけじゃなく、人や社会と関わる仕事が多いよ!
進路の例:
- 【航空・観光】航空会社、ホテル、旅行代理店、インバウンド対応
- 【企業】商社、メーカーの海外部門、輸出入、広報
- 【公務員】自治体の国際交流部門、観光政策課など
- 【国際協力・NPO】NGO、開発支援、教育支援活動
- 【教育】語学教師、国際理解教育、ALT補助員
親: じゃあ「語学力+人間力」がカギになるのね。
子: まさに。英語力そのものより、“誰かと関わる力”を育てた子が強いって感じるよ。
印象に残った学びは?“違い”を前向きに受けとめた瞬間
親: あなたが一番印象に残っている体験ってある?
子: 留学生と一緒にディスカッションした授業で、「日本人は相手の話を聞きすぎるから、YESかNOがわからない」って言われたの。
ちょっとショックだったけど、自分が当たり前だと思ってたことが“違う文化”では通じないって知って、目が覚めた。
親: そういう気づきが、人としての成長にもつながるのね。
子: うん。国際学って、「世界を知る学問」じゃなくて、「自分を知る学問」でもあるんだなって実感したよ。
最後に、保護者の方へ
親: 国際学部って、ちょっと特別な子が行く場所かと思ってたけど、聞いてみたら“人と関わりたい子”にぴったりなのね。
子: 本当にそう。東海大学の国際学部は、「語学+文化+社会+共感力」で、世界とつながる人を育てる学部。
英語が得意じゃなくても、“人とちゃんと向き合いたい”って思っている子には、最高の学びがあるよ。
親: どんな子に向いていると思う?
子: 「人と違っても一緒にいたい」「違いを面白いって思える」「世界をもっと近く感じたい」――
そんな**“やさしくて、まっすぐな子”にぴったり!**
自分の世界を広げたい子に、安心してすすめたい学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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