国際文化学部って語学の学部?留学が必須?
親: 国際文化っていうと、英語や留学ってイメージがあるけど…やっぱり語学の学部なの?
子: 語学ももちろん大事だけど、それだけじゃないよ。
東海大学の国際文化学部は、言語を通じて“文化”や“価値観の違い”を理解する学部なんだ。
だから、語学×歴史×思想×社会×メディアみたいに、文系のいろんな視点で“世界を知る”学びなんだよ。
親: 語学の先に“人間や社会を理解する”学問があるのね。
子: そう!「英語を話せる人」じゃなくて、「違いを理解できる人」を育てる学部って感じかな。
どんな分野が学べるの?“グローバル教養”の詰まった学び
親: どんな分野や授業があるの?
子: たとえば、東海大学の国際文化学部では、こんな内容が学べるよ:
- 言語と文化:英語、ドイツ語、中国語など+その言語圏の文化理解
- 宗教・思想:キリスト教・イスラム・仏教などの宗教と社会の関係
- 比較文化・民族学:各地の暮らし・習慣・価値観の違いと共通点
- 歴史と社会:ヨーロッパ・アジア・日本の近現代史と文化変容
- メディア・グローバル化:映像・SNS・ニュースがつくる「世界の見え方」
親: 世界を「知識」じゃなくて「体験」や「共感」で理解していく感じね。
子: そう!“自分の価値観があたりまえじゃない”ことに気づけるのが、この学部の大きな学びだよ。
授業や演習はどんな感じ?グループワークも多い?
親: どんな授業が中心なの?講義ばかり?
子: 講義もあるけど、ディスカッションや発表、グループワークも多めだよ。
あと、フィールドワーク型の授業も人気!
たとえば…
- 宗教施設や多文化共生の現場を訪ねるフィールド調査
- 少人数ゼミでの英語文献の読解と意見交換
- 世界のメディア表現を比較する演習
- 多国籍の学生と一緒に行う英語プレゼン
親: “正解を覚える”というより、“どう考えるか”を鍛える学びね。
子: そう!答えのない問いに、自分なりの視点で向き合えるようになるのが、この学部の大きな力だと思う!
学生の雰囲気は?おしゃれ系?文化系?留学生も多い?
親: 国際系の学部って、キラキラしたイメージがあるけど、実際の雰囲気は?
子: たしかに見た目が国際的な子も多いけど、“内面が穏やかで思いやりのある学生”が多い気がするよ!
- 読書や映画、海外文化に興味がある文化系タイプ
- 語学や国際交流に前向きなアクティブタイプ
- 多様性を受け入れられる、おだやかで聞き上手なタイプ
- 留学生や帰国子女とも自然に交流できるオープンな雰囲気
親: “賢くてやさしい”タイプが集まる印象ね。
子: そう!「違いを尊重する」姿勢を持ってる人が多いから、すごく安心感のある空気だよ。
卒業後はどんな進路があるの?やっぱり国際系?
親: 卒業後はどんな仕事に?通訳とか大使館とか、そんなイメージだけど…。
子: もちろん国際系もあるけど、実際は**「人と関わる仕事」「文化を伝える仕事」に強い**よ!
進路例:
- 【企業】商社、旅行・観光業、広告、メーカーの海外部門など
- 【教育・研究】高校英語教員、国際理解教育、大学院進学
- 【文化・情報】出版・メディア・ライター・NPOなど
- 【国際交流】自治体の国際部門、留学生支援、海外支援団体
- 【語学活用】航空・空港職員、通訳ガイド、国際ホテルなど
親: 世界と関わるだけじゃなく、“人と人の橋渡し役”になる感じね。
子: そう!言語や文化の理解が深い人は、“どこでも活躍できる力”を持ってるんだよ。
印象に残った学びは?“ちがい”がこわくなくなった瞬間
親: なにか印象に残った授業や出会いはある?
子: 留学生とのグループディスカッションで、「日本人ってはっきり断らないよね」って言われてハッとした。
“自分の普通”が世界では通じない。だからこそ、違いをおもしろがれる人でいたいって思えた瞬間だったよ。
最後に、保護者の方へ
親: 国際文化って、もっと表面的な学びかと思ってたけど、すごく深くて人間的な学びなのね。
子: うん。東海大学の国際文化学部は、「他者を理解し、自分の視野を広げる」ための学部。
世界と向き合うために必要なのは語学力だけじゃなく、**“対話する姿勢”と“多様性を楽しめる感性”**なんだって、教えてくれる場所だと思う。
親: どんな子におすすめだと思う?
子: 「世界に興味がある」「違う文化にワクワクする」「言葉で人とつながりたい」――
そんな**“やさしくて、世界を見つめる目を持った子”**にぴったり!
“正しさよりも、理解したいという気持ち”を大切にする子には、本当におすすめできる学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント