生物学部ってどんな学部?理科の延長みたいな感じ?
親: 生物学部って、高校の生物の延長線って感じ?植物とか動物とか覚えるような…。
子: そう思われがちだけど、実際はもっと奥深いよ!
東海大学の生物学部では、ミクロな細胞からマクロな生態系まで、「いのち」を幅広く科学的に解き明かす学びができるんだ。
親: 単なる暗記じゃなくて、“命のしくみ”を深く探る学問なのね。
子: そう!「なぜそうなるのか?」「どうつながっているのか?」っていう“問い”に向き合い続ける、探究心の学部だよ。
どんな分野が学べるの?“いのち”を多角的に見る
親: 生物っていうと幅広そうだけど、具体的にはどんな分野があるの?
子: 東海大学では、たとえばこんな分野が学べるよ:
- 分子生物学・細胞生物学:DNAやたんぱく質、細胞の中の仕組みを研究
- 動物・植物生理学:生き物のしくみ、成長、ホルモンや行動のメカニズム
- 生態学・環境生物学:森・川・海など自然の中での命のつながりを解明
- 微生物学:菌やウイルスの性質、環境や人間との関係
- 進化・系統学:生物の進化の歴史や、分類の考え方
- 海洋生物学:東海大学ならではの、海の生き物の研究も!
親: 生き物を見る角度が“科学”としてすごく多様なのね。
子: うん。「かわいい」「すごい」で終わらない、“科学としての命の探究”が、この学部の核なんだ。
実習はあるの?実験好きじゃないとついていけない?
親: 実習や研究ってやっぱり多い?理系だと、ついていけるか心配で…。
子: 実験や観察は多いけど、“好き”という気持ちさえあれば大丈夫!
東海大学では、手取り足取りの少人数指導が多くて、未経験でも丁寧にサポートしてくれるよ。
たとえば…
- 顕微鏡で細胞や微生物を観察
- DNA抽出やゲル電気泳動など、分子実験の基礎から
- 海や山でのフィールド調査(海洋系と連携した実習も)
- 生態調査や個体識別などの野外研究
親: 実験道具を触るのが怖くなければ、自然と慣れていけそうね。
子: そう!「生き物にわくわくする気持ち」があれば、自然と身につく学びだと思う!
学生の雰囲気は?理系ガチ勢?それとも自然派?
親: 理系って、がりがり勉強ばかりしてるイメージだけど、どんな子が多いの?
子: 東海大の生物学部は、自然が好き・生き物が好きっていう“好奇心派”が多い印象だよ。
- 虫や魚、植物が子どもの頃から好きな“探究型”の子
- おとなしいけど一途にコツコツ観察を続けるタイプ
- 環境問題や動物保護に関心のある社会派
- 理系だけど、人間味があって優しい子が多い!
親: “命を大切にする学問”だけあって、あたたかい子が多そうね。
子: うん!理系の中でも「人にやさしい雰囲気」があるのが生物系の特徴かも。
卒業後はどんな道があるの?研究者しかない?
親: 生物学部って就職が難しいって聞いたことがあるけど…研究者になる以外にも道はあるの?
子: 大丈夫!東海大学の生物学部は**「研究職」も「就職」も両方に強い**よ。
進路例は…
- 【研究・技術職】医薬・食品・環境系メーカーの研究・開発・品質管理
- 【環境・教育系】博物館・水族館・環境NPO・理科教員など
- 【一般企業】医療・化粧品・バイオ・分析・公務員など多様
- 【大学院】より専門的に進化生物学・分子生物学などを深める進路も多い
親: 「いのちを扱える人」は、社会からの需要も大きいのね。
子: そう!「観察力」「論理的思考」「自然へのまなざし」を持った人は、どんな分野でも重宝されるよ。
印象に残った学びは?“命を科学する”という責任
親: あなた自身、何か印象に残ってる学びってある?
子: 解剖実習で、生きていた魚の構造を観察したときかな。
最初はちょっと抵抗があったけど、“この命を科学のために使わせてもらっている”という感覚が、すごく大きかった。
その後の研究にも、自然に対する敬意が強くなった気がする。
最後に、保護者の方へ
親: 生物学部って、理系の中でも“人に近い”学びなんだと改めて感じたわ。
子: うん。東海大学の生物学部は、「いのちの仕組みを科学する」「自然と人をつなぐ視点を持つ」力を育てる学部。
研究だけじゃなく、社会や教育、医療の現場でも、命と向き合う“やさしい理系”としての可能性を広げられる場所だと思うよ。
親: どんな子におすすめだと思う?
子: 「生き物が好き」「自然のしくみを知りたい」「人や環境にやさしい学問を学びたい」――
そんな**“好奇心と敬意”を持つ子にぴったり!**
“科学でいのちを理解し、支える力”を育てたい子には、心からすすめたい学部だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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