スポーツ健康科学って何?体育学部と違うの?
親: 「スポーツ健康科学部」って、体育学部とはどう違うの?
子: 体育学部が「運動そのもの」に重点を置いているとすれば、**スポーツ健康科学は“運動の力で人の健康を支える学問”**って感じかな。
親: 健康のための運動、ってこと?
子: そう!福井工業大学では、スポーツ・医科学・心理・教育などを組み合わせて、運動を通じて心と体の健康を守る専門家を育てているんだよ。
どんなことを学ぶの?科学と実技のバランスがカギ
親: 実際にどんな授業があるの?
子: 学びは大きく分けて3つの柱があるよ!
① 運動・スポーツの実践と指導
- 各種スポーツ実技(球技、武道、陸上など)
- トレーニング理論、コーチング法
- 子どもから高齢者までの対象別運動プログラム設計
② 身体と健康の科学的理解
- 解剖学、生理学、運動生理学、バイオメカニクス
- 栄養学、心理学、リハビリテーション基礎
- 健康評価、フィジカルチェック、データ分析
③ 教育・支援・地域との連携
- 保健体育教育法(教職課程)
- スポーツと地域社会、障がい者スポーツ支援
- 福井県内の学校や施設と連携した地域実践授業もあり!
親: 体育だけじゃなくて、医療や教育の視点も入ってるのね。
子: うん、「スポーツで人を支える」を科学的・社会的に考える学部なんだ!
トレーナー志望じゃなくても大丈夫?
親: スポーツ=トレーナーってイメージだけど、それ以外も目指せるの?
子: もちろん!トレーナーも人気だけど、他にもいろんな道があるよ。
たとえば…
- 保健体育の先生を目指す教職志望
- 地方自治体の健康づくり部門に就職する公務員志望
- スポーツメーカーや福祉施設の運動指導員
- スポーツイベント運営、広報、地域活性系の仕事
親: 体を動かすだけじゃなく、“考えるスポーツ人材”になれるのね。
子: うん、**「プレイヤー」だけじゃなく「支援者・設計者・伝え手」になる道もあるんだ!
学生の雰囲気は?体育会系ばかり?
親: スポーツ系の学部って、体育会系で元気な子ばかりの印象だけど…
子: 元気な子も多いけど、実はおだやかでまじめな子も多いよ!
たとえば…
- スポーツ部でキャプテン経験あり→指導者志望の子
- 身体づくりが好き→フィットネストレーナー志望
- 人見知りだけど健康を支えたい→地域支援や研究志望
- 福祉や医療にも関心がある→高齢者運動支援志望
親: いろんなタイプの子が、それぞれのかたちで“人を支える”んだね。
子: うん、**「走る」より「寄り添う」ことにやりがいを感じる子も多い学部だよ。
資格や就職は?指導者・教員・企業もOK?
親: 資格って何か取れるの?就職先は?
子: 資格も進路も充実してるよ!
●取得可能な資格(選択制)
- 中学校・高校教諭一種免許(保健体育)
- 健康運動実践指導者、トレーニング指導系民間資格
- 福祉レクリエーション・地域健康支援関連の資格
●主な就職先
- 中学・高校の教員、体育指導員
- フィットネスクラブ、介護施設、障がい者支援団体
- スポーツメーカー、スポーツイベント会社
- 地方自治体の健康増進課・福祉課
- 大学院で研究職・専門職に進む人も
親: 将来の選択肢はかなり広いのね。
子: そう!**「人の健康を支える力」は、いろんな分野で求められてるんだ。
印象に残った学びは?教えることでわかる「伝える力」
親: 印象に残っている経験ってある?
子: 地元の小学生向けスポーツ教室に参加したとき。
緊張していた子が、教えた運動を楽しんでくれて、
「また教えてね!」って言ってくれた瞬間が忘れられない。
親: スポーツを通じて心も通わせられるのね。
子: うん、**「伝えること」ってただ教えるだけじゃないんだって、初めて実感したよ。
最後に、保護者の方へ
親: スポーツって、“競技”の先にある“支援”の分野としても重要なのね。
子: 福井工業大学 スポーツ健康科学部は、運動・教育・科学の視点から人の健康を支える人材を育てる学部だよ。
- トレーナー、教員、地域支援など多様な進路
- 科学的思考力+実践力を両立
- 地域密着の学びで、実社会と直結
親: どんな子におすすめだと思う?
子: 「体を動かすのが好き」「人と関わるのが好き」「誰かの健康や成長を支えたい」――
そんな**“やさしさと行動力を持つ子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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