バイオ・化学ってなに?生物と化学のどっちも学ぶの?
親: バイオ・化学部って、生物と化学を一緒に学ぶの?
子: そうだよ。金沢工業大学では、生命・環境・食品・医薬品・素材開発など幅広いテーマを、生物学と化学の両方の視点から探究するんだ。
親: 文系とは全然違う世界ね。
子: うん、でも「理論」だけじゃなくて**「実験で確かめる」っていうサイクルが中心だから、“手を動かして考える理系”**って感じだよ!
どんなことを学ぶの?1年生から実験もある?
親: 難しそうだけど、どんな授業があるの?
子: KITでは、1年次から実験・実習がたくさんあるのが大きな特徴なんだ。
●1・2年次:基礎づくり+実験の習慣化
- 化学(有機・無機・分析)、生物学、遺伝子工学など
- 実験の手順・安全管理を1から学べる
- 実験レポートの書き方、データ整理の仕方も
●3・4年次:専門分野と研究スキルの獲得
- 医薬品の合成、微生物の活用、環境中の有害物質分析など
- 製品開発につながる応用研究や、企業・研究機関と連携したプロジェクトも
- 4年次は卒業研究で1年間がっつり実験漬け!
親: “机の上”じゃなくて“実験室の中”が主戦場って感じね。
子: まさにそう!「理論を現実で確かめる姿勢」が身につく学部だよ。
医療系に進む学部なの?食品とかも関係ある?
親: バイオって聞くと医療のイメージだけど、それ以外もあるの?
子: めちゃくちゃあるよ!たとえば…
- 食品メーカーで品質管理や衛生検査
- 化学メーカーで素材開発や分析
- 水質や大気など環境分析の技術者
- 医薬品開発や微生物利用など、バイオ技術者
親: 意外と、生活に近い分野でも活かせるのね。
子: うん、**「目に見えないところから生活を支える」**って感じの仕事が多いよ!
実験って難しそう…失敗したらどうなるの?
親: 実験って失敗しやすそうだけど、そういうのも学びになるの?
子: むしろそこが大事!KITでは**「失敗→考察→改善」のプロセスを重視してるから、“なぜダメだったかを考える力”**が自然と身につくんだ。
- 1年生から少人数制の実験指導で、サポートが手厚い
- ミスを責めるより、再現性を大事にする文化
- 教員・大学院生がそばにいて、すぐ質問できる環境
親: 実験に慣れてない子でも安心できそうね。
子: うん、**「実験のプロセスが学び」**って考え方が根づいてるよ。
学生の雰囲気は?地味?まじめ?
親: バイオとか化学って、コツコツ型で地味な印象があるけど…
子: たしかに落ち着いた子は多いけど、“研究が好き”“理屈が好き”っていう熱意のある子が多いよ!
たとえば…
- 実験が楽しくて毎日研究室に通うタイプ
- 数字やグラフにワクワクする分析派
- 環境や食品など、**「人の暮らしに役立ちたい」**という思いで学ぶ子
- 地元就職希望で資格取得に励んでいる子も多い
親: 地味なんじゃなくて、“集中力がある”ってことね。
子: そう!「派手じゃないけど芯が強い」子たちが集まってる感じだよ。
資格や就職は?研究職にもなれる?
親: 卒業後は、どんな仕事に就くの?就職先は?
子: 化学・食品・環境・医薬品業界など、ものすごく幅広い進路があるよ!
●主な就職先
- 食品メーカー(品質管理・製品開発)
- 化学メーカー(素材開発・分析)
- 医薬・バイオ企業(細胞培養、成分分析など)
- 環境関連企業(水質・大気分析、浄化技術)
- 大学院進学→研究職・開発職に進む道もあり!
●取得可能・目指せる資格
- 危険物取扱者(甲種)
- 毒物劇物取扱責任者
- 公害防止管理者、環境計量士
- 食品衛生管理者(指定科目修了で任用資格)
親: 研究職や専門職って、就職に強いのね。
子: うん、**「手が動く人」「現場を理解してる人」**は、どの業界でも求められてるよ!
印象に残った学びは?失敗の中にある発見
親: 印象に残ってる出来事は?
子: 酵素反応の実験で、なぜか予想外の結果が出たときかな。
何回もやり直して、データを比べて、「仮説と現実のズレ」から新しい発見があったんだ。
親: 研究って、探偵みたいな面白さがあるのね。
子: そう!**“正解”じゃなくて“答えを探しに行く”感じが、すごく楽しい学問なんだよ。
最後に、保護者の方へ
親: バイオ・化学って、生活を下支えする大切な分野なのね。
子: うん、金沢工業大学のバイオ・化学部は、**「科学の力で社会と命を支える」**ことを目指す学部なんだ。
- 実験に強くなる
- 現場に即した課題解決力が身につく
- 社会に出て「技術で人を支える」存在になれる
親: どんな子にすすめたいと思う?
子: 「理科が好き」「目に見えないものに興味がある」「人の役に立つ技術を学びたい」――
そんな**“探究心と粘り強さを持つ子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント