生産システムって何を学ぶの?「工学部」とは違うの?
親: 「生産システム科学部」って、初めて聞いたけど…工学部とどう違うの?
子: 名前はちょっと珍しいけど、実は**機械・電気電子・情報工学を統合した“ものづくり総合学部”**なんだ。
親: 機械とか電気とか、いろんな技術が混ざってるのね?
子: うん、たとえば「ロボットを作る」っていうテーマがあったら、
- 機械で形を作る
- 電気で動かす
- 情報で制御する
っていう3つの技術が必要になるよね?
この学部ではそれをまとめて学ぶことができるんだよ。
どんなことを学ぶの?1年次から手を動かす授業が中心
親: 理論中心で難しそうだけど、実習もあるの?
子: 実習めっちゃあるよ!公立小松大学は「実学」を重視してるから、“理論を学んで終わり”じゃなくて、“手で確かめる”ことを大切にしてるんだ。
●1・2年次:工学の基礎とものづくり入門
- 機械工学(力学、設計、加工技術)
- 電子回路、制御工学、プログラミング(C, Python)
- 実験・演習で「つくる→動かす→改善する」を繰り返す
●3・4年次:応用設計+チーム制作+卒業研究
- IoT、AI、自動化などの応用技術
- チームでロボットや製品を作る「プロジェクト演習」
- 地元企業と連携した実課題に挑む卒業研究
親: 頭だけじゃなく、体も使って学ぶ学部なのね。
子: そう!“現場で使える技術力”を鍛えることが目的なんだよ。
数学や物理が苦手でもついていける?
親: 工学って聞くと、数学や物理が苦手な子は無理そうな気がするけど…
子: それ、よく言われるけど安心して!
小松大学では基礎科目のサポートがめちゃくちゃ手厚いんだ。
- 数学・物理の基礎演習は少人数で個別にサポート
- 1年生から「初学者向けの設計・実験授業」あり
- 学修支援センターやチューター制度で質問しやすい環境
親: わからないことをそのままにしない仕組みがあるのね。
子: うん、「難しいからやめよう」じゃなくて、**「できるまで支える」って雰囲気がある大学だよ。
学生の雰囲気は?まじめ?地元志向?
親: 工学系って、おとなしい子が多いイメージだけど、実際どう?
子: おだやかでまじめな子が多いけど、それだけじゃないよ!
たとえば…
- 高専や工業高校出身で実技に強い子
- ロボコンや3Dプリンターに夢中なものづくり系オタク
- 将来、地元企業に就職して**“地元を支えたい”っていう志のある子**
- コツコツ努力できる子が多い印象!
親: 目立たないけど、地に足ついたタイプの学生が多そうね。
子: うん、**“派手さよりも中身で勝負”っていう感じの学部だよ!
地元企業との連携が強い?就職に有利?
親: 公立大学って、地元とのつながりが強いの?
子: めちゃくちゃ強いよ!小松市をはじめとした石川県内の製造業・建設業・情報企業と連携してるから、就職活動のときも心強いんだ。
●主な就職先(例)
- コマツ、小松製作所、アイシン、オークス
- 地元の機械メーカー、電機メーカー、IT企業
- 建設機械、精密加工、制御機器関連の企業
- 公務員技術職(インフラ・設備系)など
●就職サポートも万全
- 就職ガイダンス、模擬面接、履歴書添削
- インターンシップ支援や企業研究も充実
- 先生方の企業とのつながりが強く、推薦も出やすい
親: しっかり実力をつければ、地元に戻って働く選択肢も広がるのね。
子: うん、“地元で手に職をつけて働く”という道を応援してくれる大学なんだ!
印象に残った授業やプロジェクトは?
親: 実践的な学びって、具体的にどんなことをするの?
子: 僕が印象に残ってるのは、チームで「自動ゴミ分別マシン」を作った授業だよ。
センサーでゴミの種類を判別して、アームが自動で仕分けするやつ。
最初はプログラムも動かなくて苦戦したけど、最後にちゃんと動いた瞬間は、
「知識が形になる」ってこういうことか!って感動した!
最後に、保護者の方へ
親: 工学って、理系の中でも実用的で就職にも強い分野なのね。
子: そう。公立小松大学 生産システム科学部は、「つくる・動かす・考える」の三拍子がそろった実学系学部なんだ。
- 少人数&手厚い指導で、初心者も安心
- 地元企業とのつながりが強く、就職にも有利
- 機械・電気・情報をまとめて学べる、これからの時代にマッチした教育
親: どんな子にすすめたいと思う?
子: 「ものづくりが好き」「理系だけど実験や実習が好き」「地元で安定した仕事に就きたい」――
そんな**“コツコツ型の理系志向”の子にぴったりの学部**だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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