「人間関係学部」って、どんなことを学ぶの?人間関係を学問にするって?
親: 「人間関係学部」って、ちょっと不思議な名前ね。人間関係って、具体的にどんな勉強をするの?
子: 確かに名前だけだと分かりづらいけど、実はすごく実用的な学部なんだよ。心理学・福祉・教育などを通して、人と人との“つながり”を支える力を学ぶ学部なんだ。
親: それって、カウンセラーとか福祉の仕事に近いのかしら?
子: そうそう。「対人援助の専門家」を目指す人にぴったりの学びができるんだ。相手を理解し、寄り添い、支える力を育てるのがこの学部のテーマだよ。
どんなことを学ぶの?心理・福祉・教育の3つの柱
親: 学びの柱は?どんな授業があるの?
子: 大きく3つの分野を軸に、自分の興味に合わせて深めていけるよ。
① 心理学分野(こころの理解と支援)
- 発達心理学、臨床心理学、カウンセリング理論
- 心理アセスメント、ロールプレイ、傾聴技法などの演習
- 公認心理師(大学院進学必要)を目指す基礎にもなる
② 福祉分野(生活を支える支援)
- 社会福祉学、障がい福祉、児童福祉、相談援助
- 実習やケーススタディを通して、現場での支援力を育てる
- 社会福祉士の受験資格を得られるカリキュラムに対応
③ 教育・対人援助分野(子ども・家庭への支援)
- 子ども家庭福祉、教育心理、キャリア支援
- 保育士や福祉職員を目指す人にも対応
親: 心のケアから生活支援まで、人を支える幅広い力が身につくのね。
子: そう。「人を理解する力」「支える知識」「関係を築く力」がバランスよく学べるのが魅力だよ。
実践型の学びが豊富!現場で成長できる環境
親: 座学だけじゃなくて、現場での体験もあるの?
子: 実習やフィールドワークはとっても多いよ!
- 福祉施設・保育施設・地域支援センターでの実習
- 学内カウンセリング演習室での面接練習・観察実習
- 地域イベントへの参加、子育て支援プロジェクトなど
- 教員や外部講師による実務的な授業が充実
親: 現場での経験を通して、自分の適性や目標も見えてきそうね。
子: うん、「やってみる→考える→次に活かす」のサイクルで、実践力と自己理解が自然と育つんだ!
学生の雰囲気は?やさしくて、相手を思いやれる子が多い
親: どんな学生が多いのかしら?
子: 思いやりがあって、人の話をちゃんと聴ける子が多い印象だよ。
- 将来、福祉や教育で人の役に立ちたいという気持ちが強い子
- 対人支援に興味のあるまじめで落ち着いたタイプ
- 心理カウンセラーや保育士を目指している子
- 自分の体験を誰かの支えに変えたいという想いを持つ子も
親: 優しさや共感力を大切にする子が多いのね。
子: そう!「誰かを理解したい、支えたい」という気持ちが根っこにある人が多い学部だと思う。
就職や資格は?心理・福祉・教育の多彩な進路に対応
親: 卒業後は、どんな仕事に就けるの?
子: 心理・福祉・教育・一般企業など、人と関わる仕事ならなんでも目指せる学びになっているよ!
●主な就職先
- 福祉施設(障がい者・高齢者・児童支援など)
- 児童養護施設・保育園・子育て支援センター
- 一般企業(人事・営業・接客・福祉関連企業)
- 地方自治体(福祉職)
- 大学院進学(公認心理師資格取得を目指す)
●取得可能な資格
- 社会福祉士(国家試験受験資格)
- 保育士資格(指定科目履修)
- 社会福祉主事任用資格
- 福祉心理士認定(学会認定資格) など
親: 国家資格が取れるのは安心ね。
子: うん、進路に合わせて選択できる柔軟な学び方ができるのもいいところ!
印象に残った学びは?「聴くこと」は最大の支援
親: 印象に残った授業や体験ってある?
子: カウンセリング演習で、「相手の話を“ただ聴く”」ことを体験したときかな。
沈黙を待ったり、共感の返し方を考えたり、“聴く”って実はすごく難しくて、すごく大切だって気づいたよ。
親: 支援って、話すことより聴くことが先なのね。
子: うん、「言葉にならない想い」を感じ取る力を育てることこそ、人間関係学部の本質かもしれないね。
最後に、保護者の方へ
親: 東海学院大学の人間関係学部って、“人と人をつなぐ力”を育てる場所なのね。
子: まさにそう。心理・福祉・教育の視点から、社会の中で人を支える力を育てる学部だよ。
- 心理・福祉・教育を軸にした対人援助の学び
- 実践中心の授業と地域連携が豊富
- 国家資格取得に対応し、就職支援も手厚い
- “人を理解し支える力”を社会で活かせる!
親: どんな子に向いていると思う?
子: 「誰かの力になりたい」「人の話をきちんと聴ける人になりたい」「社会の中で人を支える仕事がしたい」――
そんな**“やさしさと責任感を持った子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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