「健康プロデュース学部」って何を学ぶの?“心・体・食”を支える専門家へ
親: 「健康プロデュース学部」って、ちょっと聞き慣れない名前だけど、何を学ぶの?
子: 一言で言うと、「人の健康を多面的に支える学部」だよ。体を動かすこと(スポーツ)、心をケアすること(心理)、そして食生活を整えること(栄養)という、健康に欠かせない3つの分野を専門的に学べるんだ。
親: スポーツ系の学部ってこと?
子: それもあるけど、スポーツだけじゃなくて、管理栄養士や公認心理師などを目指す子もいるよ。“健康づくりの総合専門家”を育てるのがこの学部の特徴なんだ。
3学科で専門性を深める!あなたに合った健康のかたちを選べる
子: 健康プロデュース学部は、次の3つの学科に分かれていて、それぞれ学ぶことが違うんだよ。
① 心理学科(公認心理師対応)
- 心理学の基礎から臨床心理学まで幅広く学ぶ
- スクールカウンセラー、医療現場、企業メンタルヘルスで活躍できる力を養成
- 公認心理師国家資格対応カリキュラムを整備
② 健康栄養学科(管理栄養士養成課程)
- 栄養学・食品学・生化学などの専門科目を学び、実験・実習も豊富
- 病院・福祉施設・保育園・給食施設など幅広い進路に対応
- 国家試験合格率も高水準を維持
③ こども健康学科
- 子どもと健康の両方に関心がある人向け
- 小学校教諭免許と養護教諭免許の同時取得も可能
- 運動・遊び・心の健康を総合的に学ぶ
親: スポーツ、心理、栄養、教育…いろんな分野から「健康」を考えるって面白いわね。
子: そうなんだ。自分の興味に合わせて「健康をどう支えたいか」で進路を選べるから、将来像が描きやすい学部だよ。
実習・演習が豊富!“使える知識”を4年間でしっかり育てる
1年次:健康・人間理解の基礎を全員で学習
2年次:学科ごとの専門演習+地域との連携活動がスタート
3年次:福祉施設・教育現場・医療機関などでの実習を本格化
4年次:国家資格試験対策+卒業研究+就職活動に集中
子: 「机の上の勉強だけじゃ終わらない」のがこの学部の魅力。地域の保育園や高齢者施設、学校などでの実習を通じて、実際に人と関わりながら成長できるよ。
親: 健康って実際に人と向き合わないと分からないことも多いものね。
子: うん、“人のために動く力”が自然と身につくカリキュラムになってる!
目指せる資格が豊富!国家資格から教育免許まで多様に対応
取得可能な資格・目指せる資格(一部は要条件あり)
- 公認心理師(心理学科)
- 管理栄養士(健康栄養学科)
- 栄養士、栄養教諭一種免許状
- 小学校教諭一種免許状
- 養護教諭一種免許状
- 健康運動指導士、健康運動実践指導者
- メンタルヘルス・マネジメント検定、認定心理士など
子: 学科ごとに取れる資格が違うから、進路に合わせて明確な目標が立てられるよ。
親: 国家資格って、就職にも強いわよね。
子: そう!医療・教育・福祉の現場で通用する“証明”になるから、安心感があるよ。
学生の雰囲気は?“人を支えるやさしさと行動力”を持った人が多い
親: 学生はどんな子が多いの?
子: 穏やかで人の話をよく聞ける子が多い印象。あと、自分の得意なこと(運動、料理、話すこと)を生かして、人の役に立ちたいって考えてる子も多いよ。
- 心や体の健康を支える仕事がしたい
- 子ども・高齢者・病気の人など、支援が必要な人に寄り添いたい
- 食や運動が好きで、社会貢献につなげたい
- 将来は教育や医療・福祉の分野で働きたい
親: あたたかい気持ちと専門性、どちらも大切ね。
子: うん、この学部は“人の役に立つことを自分の力にしたい”って思う人にぴったりだよ!
就職支援も手厚い!医療・教育・福祉・スポーツ…活躍の場は幅広い!
主な就職先
- 病院・クリニック(栄養士、心理職など)
- 保育園・学校(養護教諭、小学校教諭など)
- 介護施設・障がい者支援施設
- スポーツジム・フィットネスクラブ
- 公務員(福祉職・学校栄養職など)
- 一般企業(健康関連、食品、医薬品など)
支援体制
- 国家試験対策講座(模試・個別指導あり)
- キャリア支援センター+ゼミ教員のダブルサポート
- 教職志望者への専門支援講座
- 面接・履歴書対策、企業見学会の実施
親: 健康に関わる仕事って、幅広いのね。
子: うん、“人の生活すべてが健康と関係してる”って気づくよ。だから、進路の選択肢も本当に多い!
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 常葉大学の健康プロデュース学部、専門性も進路の幅もあってすごく魅力的ね。
子: うん!この学部は、
- 心・体・食から「健康」を多面的に学べる
- 地域や教育現場での実習が充実
- 国家資格取得に向けた支援体制がしっかりしている
- 就職・進路の幅が広く、やさしさを“専門職”として活かせる
- 文理融合型で、“自分らしい健康支援のかたち”を見つけられる
親: どんな子にぴったりかしら?
子: 「誰かの役に立ちたい」「心や体のケアに興味がある」「子どもや地域に関わりたい」――
そんな**“やさしさと行動力を両立できる子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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