「社会環境学部」って何を学ぶの?社会と自然、両方に目を向ける学び
親: 「社会環境学部」って、環境のことだけを学ぶ学部なの?
子: 実はそうでもないんだよ。環境問題はもちろん、まちづくり、防災、観光、福祉、教育など、地域社会のいろんな課題を幅広く学べる学部なんだ。
親: じゃあ、理系ってわけでもないのね?
子: うん、どちらかというと文理融合型。社会学・環境学・経済・心理・政策などの知識をかけ合わせて、“人と自然が共に生きる社会”を考えるのがこの学部の特徴なんだ。
学びの柱は3つ!地域・環境・社会のつながりを多面的に探究
子: 常葉大学の社会環境学部では、学びの中心が3つあるよ。
- 環境・資源と持続可能性
地球温暖化、廃棄物、再生エネルギーなどの環境問題について学び、解決策を模索する。 - 地域社会とまちづくり
高齢化、人口減少、観光活性化、公共交通のあり方など、地域のリアルな課題をフィールドワークで調査。 - 防災・安全と人間の暮らし
自然災害への備えや、安心して暮らせる社会インフラを学び、防災士資格の取得支援も。
親: すごく実践的な内容ね。
子: うん、データを使った社会調査、地域住民との対話、現地視察など“現場重視”のスタイルだよ。
フィールドワーク重視の実践型カリキュラム!地域に飛び出して学ぶ4年間
1年次:環境・社会に関する基礎科目を広く学ぶ
2年次:グループワークや社会調査の手法を身につける
3年次:ゼミ活動・フィールド調査を通じて地域課題に本格的に取り組む
4年次:卒業研究+進路対策+地域連携プロジェクトへの参加
子: 学内で座って勉強するだけじゃなくて、実際に現地に行って見て、聞いて、話して、考える。そういう体験が多い学部なんだよ。
親: それは力がつきそうね。プレゼンや報告書作成なんかもあるの?
子: うん、発表する機会も多くて、伝える力・まとめる力も自然と身につくって評判だよ!
資格・検定も視野に!将来につながる学びが充実
取得可能・目指せる資格
- 防災士
- 社会調査士
- 環境社会検定(eco検定)
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(社会)
- 地理情報システム(GIS)技能認定資格 など
子: たとえば、防災士は地域の安心安全を守る専門人材としてニーズが高いよ。
親: 教員免許も取れるの?
子: うん、社会科の先生を目指す人もいるし、環境教育に興味がある子も多いよ。
学生の雰囲気は?社会課題に向き合う“真面目で柔軟”な人たち
親: どんなタイプの子が多いの?
子: じっくり考えるのが好きな子、地域や人のために行動したいって思う子が多い印象だよ。
- 地域や自然に関心がある
- 社会のしくみに興味がある
- 防災・教育・環境の現場で働きたい
- 文系だけどフィールドワークや調査が好き
親: 頭で考えるだけじゃなくて、実際に行動する姿勢が大事なのね。
子: うん、“社会をよくしたい”って想いがある子には本当にぴったりだと思う!
就職・進路:公務員・教育・地域企業まで多様なフィールドへ!
主な就職先
- 地方自治体(行政職・環境職など)
- 公共インフラ関連企業
- 環境コンサルタント・NPO法人
- 中学校・高校の教員(社会科)
- 地域金融機関、観光業、地域活性支援団体 など
支援体制
- キャリア支援センターによる早期面談
- ゼミ教員による個別フォロー
- 公務員試験対策講座の実施
- フィールドワークが自己PRにつながる就活指導
親: 環境系だけじゃなくて、地域や教育系の進路も広いのね。
子: そう!“人・地域・自然”のいずれにも関われる進路があって、文系の中でも社会貢献性が高いって言われてるよ。
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 常葉大学の社会環境学部、想像よりもずっと幅広くて実践的ね。
子: うん!この学部は、
- 環境・社会・地域の課題を“自分ごと”として学べる
- 実地調査・住民との対話など、リアルな体験が豊富
- 教員・公務員・地域企業など多様な進路に対応
- 資格取得や試験対策も手厚い
- 「社会をよりよくしたい」という想いを形にできる場所
親: どんな子に向いているのかしら?
子: 「社会に役立ちたい」「人と地域をつなぎたい」「調査や現地活動が好き」――
そんな**“社会性と探究心をあわせ持つ子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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