「造形学部」ってなにをするところ?“表現する力”を社会につなぐ学び
親: 「造形学部」って、いわゆる美術系ってことよね?でも、就職とか大丈夫なのかしら…。
子: そう思うかもしれないけど、ただの“お絵かき”ではないんだよ。常葉大学の造形学部では、絵画・イラスト・デザイン・建築・映像などを通して、「自分の表現を社会に活かす力」を育てているんだ。
親: 表現を“仕事”につなげるってどういうこと?
子: たとえば広告のデザイン、建物の設計、パッケージやWebのビジュアル制作、映像編集など、企業や社会の課題に「表現力」で応える仕事がいっぱいあるんだよ。
常葉大学 造形学部の特色は?
① 4つの専門領域から「自分の表現」を見つけられる!
- 美術・工芸領域: 絵画・彫刻・版画・陶芸などの基礎から応用
- デザイン領域: グラフィック、商品、パッケージ、UI/UXデザインまで
- 建築・空間デザイン領域: インテリア・建築設計・空間演出
- 映像・メディア表現領域: アニメーション、映像制作、写真、Webコンテンツ
子: 入学してから、実際に手を動かして「どんな表現が自分に合っているか」を見つけていけるよ。
親: 最初から進路が決まっていなくても安心ね。
② 初心者も安心の“基礎から丁寧な指導”
- デッサン、色彩構成、造形演習など、1年次は共通カリキュラム
- 美術経験が浅くてもOK!少人数制で個別指導
- 表現力+構想力+技術力をバランスよく伸ばす
子: 常葉の造形学部は、美術系の高校出身じゃない子もたくさんいるよ!
親: はじめから才能が必要ってわけじゃないのね。
子: そう!“好き”をベースに地道に育てていける環境が整ってるよ。
学びのスタイルは?作品制作だけじゃない実践重視!
実社会とつながる“課題解決型授業”
- 地域企業・自治体と連携したデザイン提案プロジェクト
- 公共施設やイベントの空間設計
- 商品企画やブランディング演習も!
ポートフォリオ作成&プレゼン訓練で就職力UP!
- 卒業制作展に向けた自己PR力・プレゼン技法を指導
- ポートフォリオ(作品集)作成を通じて自己分析
- 就職活動で活かせるビジュアル表現・文章力も養う
子: 作るだけじゃなくて、「自分の作品をどう伝えるか」「どう社会に提案するか」って力も大事にされてるよ。
実習・制作の流れはどうなっている?
年次ごとの成長ステップ
- 1年次: 基礎デッサン・色彩構成・造形演習/幅広く体験
- 2年次: 専門領域の選択・個人制作・表現の幅を広げる
- 3年次: プロジェクト型授業/地域・企業と連携した課題解決
- 4年次: 卒業制作・プレゼン/ポートフォリオ作成・就活支援
親: 作品制作だけじゃなくて、社会や企業と関わる機会もあるのね。
子: うん。だから「アートを趣味で終わらせない」っていう意識が育つんだよ。
どんな学生が多い?造形学部の雰囲気
個性豊かで、協力的な空気感
- アート好き・デザイン好きな学生が多い
- コミュニケーション能力も重視される授業が多い
- お互いの作品に刺激を受けながら、仲間として成長する文化
子: ひとりでこもって描くイメージがあるかもだけど、グループワークも多いし、実はけっこうチームプレイなんだ。
親: なるほど。社会人になっても役立ちそうな力ね。
卒業後の進路は?“表現の力”を活かす多彩なキャリア
主な就職先・進路先
- グラフィックデザイン事務所、広告代理店
- 建築設計事務所、インテリア企業
- 映像制作会社、Web制作会社
- 印刷・出版・パッケージ関連企業
- ゲーム・アニメ・イラスト業界
- 教員(美術)、自治体文化関連部署
- フリーランスアーティスト、作家活動
就職サポートも充実!
- 専任スタッフによる進路相談・企業紹介
- 学内での作品展示・企業マッチングイベント
- 公募展・コンペ・卒展を活かしたポートフォリオ強化支援
子: 卒業後は、企業で働く子もいれば、フリーで活動する子も。進路はほんとに多様だよ!
保護者の方へ〜こんなお子さんにぴったり!
親: 芸術系って少し心配だったけど、ちゃんと社会とつながってる学部なのね。
子: うん!こんなお子さんにぴったりだよ:
- 絵を描くこと、作ることが好きな子
- 自分の表現を「誰かの役に立てたい」と思っている子
- 社会課題をデザインの力で解決したい子
- アート・建築・映像など多分野に興味がある子
- コミュニケーション力と創造力を伸ばしたい子
親: “好き”を“力”にできる環境が整っているのね。
子: そう!「表現を、社会とつなげたい」って思える子には、最高のステージだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント