看護学部って、どんなところ?命を支える専門職を育てる場所
親: 看護学部って、看護師になるための学部よね。やっぱり国家試験のための勉強がメインなの?
子: もちろん国家試験の合格は大事。でも、富山県立大学の看護学部は**“人と向き合う力”を育てる学部**でもあるんだ。
知識や技術だけじゃなくて、相手を理解し、寄り添える力を身につけることがすごく大切にされてるよ。
親: 「手当て」だけじゃなく、「心当て」もできる看護師を育てているってことなのね。
子: うん、まさに“人間としての力”も育てる場所だと思う!
富山県立大学の看護学部の特色は?地域とつながる看護
親: 他の大学の看護学部と比べて、富山県立大学ならではの強みってあるの?
子: 特に次の3つがポイントだと思うよ:
● 地域と連携した「地域包括ケア」重視の教育
- 富山県は高齢化が進んでいて、地域医療・在宅医療の重要性がとても高い
- 地元の病院・診療所・訪問看護などと連携した実習・授業が豊富
● 少人数制で手厚いサポート
- グループワーク・ゼミ・実習指導が少人数で、学生一人ひとりを丁寧に育てる
- 看護の専門知識はもちろん、論理的思考やプレゼン力も重視
● 看護+保健師にも対応
- 所定の科目履修で、保健師国家試験の受験資格も取得可能
- 地域での健康教育や保健行政にも進める道がある
親: “病院の中”だけじゃなく、“地域の中”でも働ける看護師になれるってことね。
子: そう。**「生活を支える看護」**っていう考え方が根本にある学部なんだ。
どんな授業・実習があるの?現場で動ける看護師に
親: 座学が中心なのかしら?それとも現場経験が多いの?
子: 1年生のうちは座学が中心だけど、2年生以降は実習がどんどん増えていくよ!
年次ごとの学びの流れ:
- 1年次:看護の基礎、人体の構造・機能、コミュニケーション論など
- 2年次:基礎看護技術、演習、早期体験実習(高齢者施設・地域など)
- 3年次:成人・老年・小児・精神・母性など各領域での実習
- 4年次:統合実習、卒業研究、国家試験対策、進路準備
親: すごく段階的に成長できる仕組みになってるのね。
子: うん、しかもシミュレーション実習や振り返りの時間も丁寧で、現場に出ても焦らず動ける力が育つよ!
学生の雰囲気は?優しい?真面目?熱意型?
親: 看護って大変そうだけど、どんな学生が多いの?
子: 全体的にまじめで思いやりがある子が多いよ!
- 子どもの頃から「看護師になりたい」と思っていた“志望動機が強い子”
- 自分の経験や家族の病気をきっかけに進学した“共感型”
- 地域や高齢者の支援に関心がある“福祉志向”
- 静かだけど、根はとても熱くて努力家な“芯のあるタイプ”
親: 目立たなくても、じっくり人と向き合える子に合ってるのね。
子: そう!看護は**「人と関わる力」**が何よりも大事だからね。
卒業後は?病院だけじゃない多様な進路
親: 卒業後はほとんど病院に就職するのかしら?
子: もちろん病院が多いけど、それ以外にも進路はいろいろあるよ!
主な進路例:
- 総合病院・大学病院の看護師
- 訪問看護ステーション・地域包括支援センター
- 保健所や企業(産業看護師)での保健師業務
- 高齢者施設・障がい者支援施設など
- 大学院進学 → 看護教育・研究職へ
親: 地元に残って地域に貢献する進路も多そうね。
子: そう!富山県内の病院・施設とのパイプが強いから、地元志向の子にも安心だよ。
印象に残った学びは?“看護の根本”に触れた瞬間
親: あなたが特に印象に残っている経験ってある?
子: 初めての病棟実習で、患者さんと1対1で会話したときかな。
「いてくれてよかった」って言われて、**“看護師は技術職だけど、人の存在そのものでもある”**って気づいたんだ。
“治す”だけじゃない、“寄り添う”っていう価値に触れた瞬間だった。
最後に、保護者の方へ
親: 看護って、医療の一部であると同時に、人の暮らしの一部なのね。
子: 本当にそう。富山県立大学 看護学部は、知識・技術・人間力のバランスを育てる学部。
そして、地域に根ざしながら、命に寄り添う力を磨いていける環境が整っているよ。
親: どんな子に向いていると思う?
子: 「人の力になりたい」「誰かのそばで支えたい」「地域と医療の橋渡しをしたい」――
そんな**“やさしさと責任感”を持った子**にこそ、自信を持ってすすめたい学部だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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