「国際政策学部」ってどんな学部?国際関係だけじゃないの?
親: 「国際政策学部」って、なんだか難しそうね。海外との関係を勉強するの?
子: もちろん国際関係も学ぶけど、それだけじゃないんだよ。山梨県立大学の国際政策学部は、「世界と地域をつなぐ力」を育てる学部なんだ。
親: 地域も関係あるの?
子: うん。国際的な視野とローカルな課題意識、どっちも大事にしていて、**「語学×国際関係×政策」**という三本柱で構成されてるんだよ。
学びの特色は?3つの柱で「世界と地域」をつなぐ
親: どんな授業があるの?イメージがつかないわ。
子: 主に3つの軸で学びが展開されているよ。
① 国際関係・地域研究
- アジア・欧米などの地域研究や国際政治、国際協力の基礎を学ぶ
- 現地の文化・歴史・社会構造を知り、グローバルな問題を自分ごととして考える力を養う
② 公共政策・地域課題
- 地方自治、少子高齢化、防災、環境問題などの地域課題にもアプローチ
- 「国際」という視点を持ちながらも、地域に根ざした問題解決力を育てる
③ 語学・異文化理解
- 英語に加え、第2外国語(中国語・韓国語・ドイツ語など)を選択
- 少人数クラスやプレゼン演習で、実践的な語学力を磨く
- 留学生との交流や異文化体験プログラムも充実
親: 国際的なことばかりかと思ったら、地域にも目を向けているのね。
子: そうなの。「グローカル(グローバル+ローカル)」な視点を持てるのが、この学部の特徴なんだ。
実践的な学びって?フィールドワーク・留学・地域連携も!
親: 実践的な学びって何をするの?
子: たとえば、地域や海外とつながる現場体験が豊富なんだ。
- 山梨県内の行政やNPOと連携して地域課題を調査・提言
- 留学生と協働で異文化理解プロジェクトを実施
- 短期・中期・長期の海外留学プログラムで異文化に触れる
- 開発途上国の課題に関するフィールドワークやスタディツアーもあり!
親: 見て、聞いて、動くっていう学びなのね。
子: うん。「現場で考える」ことが、学びの中心にあるって感じ!
学生の雰囲気は?自分の言葉で話せる子が多い!
親: どんなタイプの学生が多いの?
子: 一言でいうと、「自分の意見を持って、対話ができる子」が多いかな。
- 国際問題に関心がある子
- 留学を目指してコツコツ語学を磨いている子
- 山梨の地域課題に取り組む学生団体で活動している子
- 多文化共生に関心がある、やさしくて行動力のある子
親: 積極的で、世界を広く見ている子が多そうね。
子: そうそう!でも同時に、地元に貢献したいっていう温かい志を持った学生も多いんだ。
就職や進路は?公務員・国際系・一般企業まで幅広い!
親: 将来はどんな道に進めるの?
子: 「語学力+政策的思考」があるから、進路は本当に多彩だよ!
●主な進路
- 地方自治体・公務員(市役所、県庁、国際交流担当など)
- 国際機関・NGO・NPO
- 一般企業(商社、メーカー、観光、航空、情報など)
- 外資系企業や日本企業の海外部門
- 大学院進学(国際関係・地域政策・開発学など)
●就職支援
- 少人数制で教員との距離が近く、個別サポートが充実
- 公務員対策講座や英語スピーチ指導などもあり
- 留学経験やフィールド活動を自己PRに活かしやすい環境!
親: 語学ができて、地域も理解してるなんて、企業にとっても魅力的な人材ね。
子: うん、「ただの国際系」じゃない強みがあるって感じ!
印象に残った学びは?「世界の課題」と「自分の町」がつながった瞬間
親: 心に残った授業とか体験はある?
子: 地域の外国人住民を訪問して、生活の中の困りごとを聞き取るフィールドワークをしたことがあってね。
親: それはリアルな現場ね…。
子: うん。「言葉の壁」だけじゃなくて、制度の難しさや偏見の問題があるって知った時、国際問題と地域の現実がつながった感じがして衝撃だったよ。
最後に、保護者の方へ
親: 国際っていうと都会のイメージがあるけど、山梨でもしっかり学べるのね。
子: むしろ、山梨県立大学だからこそ、**「地域と世界をつなぐ実践的な教育」**ができてると思う。
- 語学・国際関係・地域課題を横断的に学べる
- 少人数教育で、対話型・プロジェクト型の学びが中心
- 留学や地域活動など現場体験が豊富
- 公務員・企業・国際機関まで進路が幅広い!
親: どんな子におすすめ?
子: 「世界に目を向けたい」「地域の役に立ちたい」「語学を活かした仕事がしたい」――
そんな**“広い視野とあたたかい志を持った子”**にぴったりだと思う!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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