「教育福祉学部」ってどんな学部?“子どもと福祉”をつなぐ専門家を育てる場所
親: 教育と福祉を一緒に学ぶって、どういうことなの?
子: 教育福祉学部は、「子どもを育てること」と「支えること」を社会の視点から学ぶ学部だよ。教育と福祉の両面からアプローチすることで、学校や家庭、福祉の現場で子どもや家庭を支援する力を育てるんだ。
親: 教員を目指す学部なの?それとも福祉系?
子: どっちも正解!保育士や社会福祉士、小学校教諭などを目指す人もいれば、子ども家庭支援センターや自治体で福祉職に進む人も多いよ。
学びの特徴①:教育と福祉を“両面”から深く学べる
① 教育分野の学び
- 発達心理学、教育原理、教育制度、子ども理解
- 小学校や保育園での指導法、教育相談の方法
- 教職課程により小学校教諭一種免許状や保育士資格を目指せる
子: 子どもと接する仕事に就くための基礎をしっかり身につけるよ!
② 福祉分野の学び
- 社会福祉学、児童福祉論、ソーシャルワーク、家庭支援論
- 高齢者・障がい者支援、貧困問題、児童虐待などの現代課題
- 社会福祉士国家試験受験資格も取得可能
親: 教育と福祉、どちらか片方じゃダメなの?
子: どっちも学ぶことで「子どもだけでなく、その家庭や背景も支える力」がつくんだ!
学びの特徴②:実践重視のフィールドワークと地域連携
① 段階的な実習プログラム
- 1〜2年次:子どもや福祉の現場見学・ボランティア体験
- 3年次:教育実習、保育実習、福祉現場実習など
- 4年次:実習のまとめ+卒業研究で専門性を深める
② 地域社会と連携した授業
- 子育て支援センター、児童館、福祉施設と連携した演習
- 学生主導の地域イベントや子ども支援活動も実施
- “現場の声”を聞きながら学べる貴重な機会多数
親: 教室の中だけじゃなく、実際の現場で学べるのはいいわね。
子: うん。「机の上の理論」で終わらせないのがこの学部の強みだよ!
学生の雰囲気は?やさしくて行動力のあるタイプが多い!
親: 教育福祉学部って、どんな子が多いの?
子: 子どもや社会問題に関心があって、人の役に立ちたいって思ってる子が多いよ。あと、福祉ってチームで支える仕事だから、協調性があって穏やかな雰囲気の学生が多い印象!
親: 現場での仕事を意識して、実習や活動にも真剣に取り組んでいそうね。
卒業後の進路は?教育も福祉も目指せる幅広い選択肢
取得可能な資格・免許
- 小学校教諭一種免許状(教職課程履修)
- 保育士(指定科目修了)
- 社会福祉士(国家試験受験資格)
- 社会福祉主事任用資格 など
主な進路先
- 小学校教員、保育園・認定こども園職員
- 児童養護施設・子ども家庭支援センター
- 福祉事務所、自治体の福祉職員
- 福祉系NPO法人、教育支援団体
- 社会福祉士として病院・高齢者施設に勤務
- 大学院進学(教育学・社会福祉学分野)
親: 教育と福祉のどちらにも進めるなんて、将来の選択肢が広がるわね。
子: そう!**「人を支える仕事がしたい」**って気持ちがある子には、ぴったりな環境だよ。
保護者の方へ〜こんなお子さんにおすすめ!
親: 教育と福祉、どちらも大事にしている学部って貴重ね。
子: うん、だから、こんなお子さんに向いているよ:
- 子どもと関わる仕事に就きたい
- 教育だけでなく、家庭や社会的支援にも関心がある
- 困っている人に寄り添いたい気持ちが強い
- 実習や現場体験を通して学びたい
- 地域に貢献する仕事がしたい
親: 優しさや責任感を“専門力”に変えていける学部なのね。
子: そう!**「子どもも、そのまわりも支えたい」**って思える子にとって、理想的な場所だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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